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元ヤンの先輩マネージャーのガチ告白からは絶対に逃げられない
written by 松平蒼太郎
  • 告白
  • 学校/学園
  • 罵倒
  • 学生
  • 先輩
  • ヤンデレ
  • 年上
  • 元ヤン
  • 片思い
  • マネージャー
公開日2022年05月30日 22:35 更新日2022年05月30日 22:35
文字数
2041文字(約 6分49秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
先輩マネージャー
視聴者役柄
後輩
場所
学校
あらすじ
ある日の放課後、貴方は同じ部活の先輩マネージャーに呼び出されて告白された。
しかし、貴方は彼女のために告白を断るものの、先輩は諦める様子が全くなくて…?
本編
後輩くん。ごめんね、もうすぐ下校時刻なのに呼び出して。

うん。少し言いたいことがあって…聞いてくれる?

ありがとう。それじゃあ、言わせてもらうね。





あたし、後輩くんのことが好き。あたしと付き合って。





ん?どうしたの?そんな固まって…返事は?

え?それは後輩くんがカッコいいからだよ。他に理由がいる?

ふふ、そんなに謙遜しなくても…本当のことを言っただけだよ。

罰ゲーム、かぁ…まぁいきなり好きだなんて言われたら、そう疑うのも無理ないよね。行動で証明してあげよっか?

(キス)

こんなのでどう?

流石に今時の高校生でも、罰ゲームでキスまではしないと思うな。

あぁ…彼女さんね。そういえばいたね、そんなの。

でもいいんじゃない?あたしに乗り換えちゃって。

え?うん。男女の交際なんて基本自由だし、後輩くんの心がこっちに向いてるなら、さっさと彼女くらい取り替えていいと思うよ。

それになんとなくわかるよ。後輩くん、今の彼女とうまくいってないんでしょ?

だって、聞いたよ?練習の休憩中に友達に「彼女の束縛が激しくて辛い」ってこぼしてるの。

ふふ、女の子は年増耳だからね。どこで誰に聞かれてるかわからないから、発言には気をつけた方がいいよ。

それで、返事は?イエスかはい、どっち?

ノー?ふーん…じゃあ仕方ないな。諦めるしかないね。

うん。後輩くんを言葉で説得するのを、ね?

(キス)

やっぱりさ、男女でお付き合いするっていったら、身体同士の接触は不可避じゃん?

好きな相手が彼女持ちだからって、諦めなきゃいけない道理はないと思うんだ。

あたし、部活で頑張ってる後輩くんはカッコいいと思う。

マネージャーとしてずっと横で見てたからね。ちゃんと知ってるよ。

うん、たしかに。頑張ってるのは後輩くんだけじゃない。

だけど、わたしには後輩くんが一番輝いて見えた。

後輩くんはチームメイト一人一人へのフォローが上手いからね。

試合でピンチの時も、後輩くんがここぞという時に上手くサポートしてくれるから、うちのチームは強いんだよ。監督もそう言ってたし。

え?まだ納得いかない?

そうだなー…続きはまた今度にしよ。もうホントに帰らなきゃだし。

さ、早く校門出るよ。グズグズしてると先生に怒られちゃう。






やっ、後輩くん。ホームルーム終わるの待ってたよ。

そ、待ち伏せ。さ、こないだの話の続きしよっか。

どうせ同じ部活なんだし、後で一緒に行けばいいでしょ?

とりあえずついてきて。二人きりになれるところに行きたいから。






この倉庫でいいか……って待った。後輩くん、どこ行くの?

ふーん?この倉庫が嫌な理由でもあるの?

ついこのあいだ、クラスメイトの女の子に閉じ込められたから?

ふふ、まあね。見てたよ。中でずいぶんお楽しみだったみたいだけど。

後輩くんが実際に間違いを犯してしまったかどうかはともかく…

(抱き寄せる)

あたしは構わないよ?外から堂々と見える場所で、後輩くんと逢引しても…

あまり焦らすようだと、後輩くんの教室に乗り込んじゃうかもしれないなぁ?

いいんだよ?そこで堂々と告白してあげても?

ふふっ♪流石に公開処刑される勇気まではないかな?

…後輩くんはさ、知ってるでしょ?あたしが元ヤンだってこと…

他校のクズと喧嘩したのがいけなかったんだけど。

でもさ…それを知っても後輩くんはあたしのこと、受け入れてくれたし。

初めてだったなー…元ヤンだって知られて怖がられなかったのは。

ふふっ、そうそう。あの時も今と同じこと言った。

「元ヤンでも先輩は先輩です」って…嬉しかったなー。

どう?これで納得した?わたしが後輩くんに惚れた理由。

納得はしましたけど?でも?

そっか。後輩くんは勇気あるね。元ヤン女の告白を断るなんてさ。

あははっ!まさか!可愛い後輩くんを殴るわけないじゃん!

殴りはしないけど…断らせもしないよ?

後輩くんが彼女持ちだろうが、クラスメイトから寝取られようが関係ない。

あたしは後輩くんに惚れた。だから手に入れる。それだけだよ。

ここまできたら、倉庫の中に入ってコソコソしなくてもいいか…

後輩くん…あたし、これでも見た目には自信あるんだ。

ナンパも告白もされたことあるから。全部返り討ちにしてるけど。

うん、もちろん後輩くんのため。見た目だけ見て寄ってくる男になんて興味ないしね。

さ…いい加減、あたしを選んでもらうよ。

あまり気が長い方じゃないんだ。悪いけど、これ以上は待てない。

後輩くんが望むなら…今ここで野外プレイだってしてもいい。

言ったでしょ?告白は断らせないって。

それとも…こっちの元ヤンの方がお好み?

(咳払い)

おら…さっさとあたしを選べよ。

それでも男か?タマついてんのか?あ?

…ふふっ。ちょっと怖がらせすぎたかな?ごめんね。

(抱きしめる)

大丈夫…後輩くんに酷いことはしないから。

後輩くんはあたしさえ選んでくれればいいの。

もし、他の女が文句言ってきても、返り討ちにしてあげるから。

あたしが後輩くんを守る。それでいいでしょ?

後輩くんはあたしのモノだよ…

改めてきちんと証明してあげるね。

(キス)

好きだよ、後輩くん。君のこと、愛してる。

だから、安心してあたしに堕ちていって…ね?
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
元ヤンの先輩マネージャーのガチ告白からは絶対に逃げられない
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
松平蒼太郎
ライター情報
マツダイラソウタロウ
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