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久しぶりに再会した年上幼馴染に一途に思われまくって、貞操の危機に瀕している
written by 松平蒼太郎
  • からかい
  • 告白
  • 拘束
  • ヤンデレ
  • お姉さん
  • 幼なじみ
  • 女子大生
  • 年上
  • ストーカー
  • 睡眠薬
公開日2022年06月07日 05:39 更新日2022年06月07日 05:39
文字数
2232文字(約 7分27秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
幼馴染
視聴者役柄
幼馴染
場所
電車→某所→自宅
あらすじ
電車内で目が合った女性が貴方に声をかけてきた。
彼女は貴方の年上の幼馴染で、貴方のことをしっかり覚えていた。
彼女からはなぜか積極的に誘われることになるのだが、それには理由があって…?
本編
あ……ねぇ、君。わたしのこと、覚えてる…?

えっと、その、昔よく一緒に遊んだんだけど…覚えてない?

あ、あと、中学、高校も一緒だった。つい最近のことなんだけど…

あ、そうそう!その女の子がわたし!

あ…す、すみませーん…

電車の中なのにおっきい声、出しちゃった…

君、次どこで降りるの?

そっか。じゃあわたしもそこで降りる。

うん。せっかく会ったんだし、君とゆっくり話したい。

え……これからバイトなんだ…残念。

じゃ、じゃあさ、連絡先だけでも交換しよ?ねっ?

ありがとう……うん、これでよし。また連絡するね。

ううん。こっちこそ、忙しいところごめんね。

バイト、頑張ってね。行ってらっしゃい。





お疲れ様。バイト終わりかな?

うん、偶然だね。こんなところで会うなんて。

夕飯はまだ?それとももう食べちゃった?

まだなんだ。じゃあせっかくだし、一緒にどう?

うん、決まりね。じゃあそこのファミレスにでも入ろっか。

いいよ。お金の心配はしなくて。

わざわざわたしに付き合ってくれるんだから、むしろ奢らせてよ。

もう…律儀なんだから。そういうとこは昔と変わらないなぁ。

立ち話もなんだし、中で腰を落ち着けて話そ?





はぁ、お腹いっぱい。ちょっと食べ過ぎちゃったかなー。

こーら。女の子に簡単に太るとか言っちゃいけません。

もー…まぁ君だから許してあげるけどね。

でもホントに久しぶり。まさかこんなところで、君に再会出来るとは思わなかった。

うん、まぁね。大学に入って、こっちに越してきたんだー。

そ、実家離れて一人暮らししてる。その方が通学に便利だし。

君もこの近くの大学に通ってるんだっけ?

そっかー。サークルに勉強にバイト…忙しいね。

あ、そう?なんだかんだ、充実してるんだ。よかったね。

ちなみにリア充もしてたりする?

へー…それはまだなんだ。ソレハコウツゴウダナ…

ううん、何でもない。気にしないで。

じゃあわたし、帰りこっちだから。

うん、今日は食事に付き合ってくれてありがとね。

それじゃあ、またね。バイバイ。





(インターホン)

やっほー。遊びに来ちゃった。

あはは、ごめんね?何の連絡も無しに来ちゃって。

ありがとう。じゃあ上がらせてもらうね。お邪魔します。





ふーん…男の子の部屋って感じ。この辺に脱ぎ捨ててある服とか。

ううん、別に?わたしはそんなに気にならないよ?

ふふっ、まあね。なんならわたしの弟の部屋の方が汚いし。

そうそう、足の踏み場もないから困っちゃうよ。

実家まで片付けに行ったら、毎回大惨事だからさー。参っちゃう。

うん、君のは許容範囲。全然大丈夫だよ。

あ、そうだ。キッチン貸してくれる?お茶、淹れてあげる。

いいのいいの。気にしないで。わたしがやりたくてやるだけだから。君はそこでゆっくり座ってて。





お待たせ。はい、どーぞ。

熱いから気をつけてね…って、言わんこっちゃない…

もう、相変わらずそそっかしいんだから…

フーフーしてあげるね。フーフー…

うん、これで少しは飲みやすくなったかな?

あはは…照れてる。可愛い。

ごめんごめん。からかったお詫びにキス、してあげよっか?

ふーん?その反応は…結構脈アリ?

もう…ホントに照れ屋なんだから。

ほーら…こっち向いて。ンッ…

(キス)

はぁ……ね?悪くないでしょ?お姉さんとのキス。

んー?彼氏?いないよ。

ていうか、いるなんて一言も言ってないでしょ?

あはは、それは買い被り過ぎ。わたし、君が言うほどいい女じゃないよ。

うん、だって…無理やり君を手篭めにしようとしてるんだから。

眠くなってきた?睡眠薬、効いてきたみたいだね。

よかった…これでやっと、君をわたしのモノにできる。ふふふっ♪






おはよう。いいタイミングで目覚めたね。

うん。全部の準備が整ったから。

そう…わたしと君が結ばれるための準備が、ね?

ふふふ…ねぇ、おかしいとは思わなかった?

電車内でたまたま目があって再会して、たまたまバイト帰りに街中で会って…

さて、ここで問題です。二つのたまたまのうち、どっちが本当のたまたまでしょーか?

そ、正解。電車内で会ったのは本当に偶然。

バイト帰りに鉢合わせたのは、電車から降りた君の跡をつけてたから。

君の家を知ったのもそう。こっそりつけてたから。

今日いきなりやってきて不思議だったでしょ?家の場所、教えた覚えもないのに。

うん…ストーキングしてたのはね、わたしが君のこと好きだからだよ。

明確に好きって意識したのは高校の頃。

君、わたしより二つも下だから、一年しか同じ高校に通えなくて…

その時のあたしは臆病でね…全然告白する勇気、出なかったんだ。

中学から高校に上がるにつれて、カッコよくなっていく君を見てることしかできなかった…

ホントは卒業前のバレンタインに、チョコ渡して告白するつもりだったんだけど…

でもやっぱりひよっちゃって…君に対して何も言えなかった。チョコも当然、渡せなかったし。

すっごく後悔したし、自分の勇気の無さが本気で嫌になった。

だから今度こそはって思って…後戻りできないように、君を拘束したんだ。

ごめんね?わたしの都合でいっぱい振り回しちゃって…

分かってるよ…普通に告白した方がよかったことくらい。

でも…その普通ができてたら、こんなことしない。

ビビりだよね、わたしって…年上のくせに情けない。

こんなやり方しかできなくてごめん…君のこと、どうしても諦められなかったから。

偶然出会えた奇跡を無駄にはしたくなかったから…

君が彼女を作る前に…既成事実を作っておこうと思って。

そしたら君もわたしから離れられなくなるよね?

もう後には引けないから…二人で一つになろ?

(キス)

いっぱい、いーっぱい、愛してあげるから…

君もわたしのモノになって…ね?
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
久しぶりに再会した年上幼馴染に一途に思われまくって、貞操の危機に瀕している
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
松平蒼太郎
ライター情報
マツダイラソウタロウ
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