普段は男勝りの姉だが、風呂上がりはとても色っぽく、貴方はほんの少し彼女を異性として意識してしまった。
それを見破った姉は、貴方を変態呼ばわりしつつも抱きしめてきて…？

おーい。風呂上がったから、次どぞー。

あ？どうした？人の顔じっと見て…

え……弟、お前…まさか匂いフェチ？

そっか…変態だったのか、お前…

いや、別に…引きはしてないけど…

引いてない引いてない。ちょっとアレだなって思っただけ。

まー、言うなれば…実の姉に欲情する変態、だな。

あー、待て待て。あたしの匂い、嗅ぎたくないのか？

意地張んなよ。そこまでゲロったんなら、もう開き直った方がいいぞ。

ったく、しゃーねぇなぁ…ほれ、ムギュー。

(抱きしめる)

どうだ？間近で嗅いだ姉の匂いは？

ふふっ、正直でよろしい。素直な弟は好きだぞ。

は？嫌とは一言も言ってねえよ。変態とは言ったけど。

お前も年頃の男の子だしな。姉とはいえ、異性に対してそういう目で見てしまうのも仕方ねぇだろ。

理解のある姉でよかったな。ほれ、今のうちに存分に嗅いどけ。いつでも嗅がせるわけじゃねえし。

当たり前だろ？今日はノリと気分で嗅がせてやってんだよ。感謝しろよなー。

え？あたし？あたしは…そうだな、強いて言うなら髪フェチか？

(髪を触る)

お前の少しクセのある髪は好きだぞ、あたし。

うん、サラサラじゃねえけど…それがいいんだよ。

ちょっと引っかかる感じがこう、なんか悪くないじゃんか。上手く言えねえけど。

うっせ。変態で悪かったな、バーロー。

ははっ…まぁな。お互い様だな。

とりあえず風呂入ってこい。あとで髪乾かしてやっから。





なぁ、こないだ撮り溜めしてたアニメ全部観終わったk……って、寝てるし…

おーい…そんなとこで腹出して寝てっと風邪引くぞ？

(ため息)

ったく…しょーがねえなぁ。布団に運ぶか。よっこいしょっと…

(お姫様抱っこ)

軽っ…まだまだちっこいなぁ、コイツ…女のあたしでも抱っこできるとかさ。

無防備な寝顔晒しやがって…阿呆が…

(髪を触る)

やっぱいい髪してんなー…あたし好みだ。

ふふっ…くすぐったそうに顔背けやがって…可愛いな、おい。

(ベッドに下ろす)

よっこいしょ…布団もかけて、と。

(あくび)

あたしも寝るか…コイツの寝顔見てたら眠くなってきた…

(隣に寝転がる)

明日、いきなり隣であたしが寝てたら驚くかな…

ま、あんまりうるさかったら、ぶん殴って黙らせりゃいいか。

(抱きしめる)

おやすみ…あたしが抱きしめてやってんだから、いい夢見ろよな…

・台本（ゆるボイ！）
男勝りな姉は髪フェチで、なんだかんだ弟のことが愛おしい
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
松平蒼太郎