0
ダウナーな幼馴染に耳掃除してもらったついでに告白してみた
written by 松平蒼太郎
  • 耳かき
  • 幼なじみ
  • ダウナー
  • ローション綿棒
公開日2022年08月03日 19:31 更新日2022年08月03日 19:31
文字数
2028文字(約 6分46秒)
推奨音声形式
バイノーラル
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
幼馴染
視聴者役柄
幼馴染
場所
自宅
あらすじ
ある夏の日、部屋のエアコンが壊れたので、貴方は課題をやっている幼馴染の部屋に涼みに来ていた。
彼女から課題を手伝ってくれと頼まれるが、貴方はその対価として膝枕付きの耳かきを要求する。
彼女はあっさりその要求を呑み、耳かきを行う。そんな彼女に貴方は内心で想いを寄せていて、彼女に意識してもらおうとするが…?
本編
ねー…なに人の部屋で思っきしくつろいでんのさー。まるで自分の部屋みたいに…

いや、涼しいとこで漫画読みたいなら、ネカフェか古本屋行きなよ。なんであたしの部屋…

いや、それは知ってっけどさー…まぁエアコン壊れたのは災難だったね。

てか、ここに居座るなら夏休みの課題手伝えよー。結構分量あるしさー。

は?漫画読んでるだけじゃん。どの辺が忙しいんですかー?

(ため息)

あーあ…なんか余裕こいてる君を見てたら、やる気なくなった。休憩しよ…

こら、ベッド占領すな。あたしも寝転びたいんだから、もっとそっち寄って。邪魔。

(ベッドに寝転がる)

はー…だる。課題もうやりたくな〜い…残り、君が全部やってよ。この部屋貸したげるから。

ケチ、役立たず。ホントは頭いいくせに。

え?マジ?言ったからね?もう撤回すんの無しだよ?

オッケ。じゃあ準備してくるから、ちょっと待ってて。




お待たせ。そいじゃ、ベッドの上に座ってと…

はい、膝枕。これされながら耳かきされたいんでしょ?

は?やってほしいっつったの、君でしょ?やっぱ無しとか認めないから。

そ。意地でもあたしの課題手伝ってもらうから。

ん?これ?ローション。綿棒につけようと思って。

うん。すごい中途半端に余ってたやつあったから、使い切ろうかなって。

耳につけても大丈夫でしょ、多分。むしろヌルヌルして気持ちいいと思うよ。

とりあえず、その体勢でいい?んじゃ、始めるよ。

(ローション綿棒)

プフッ…なにその「うひゃっ!」って声…絶妙に気持ち悪くてウケるんだけど。

あー、はいはい。分かった分かった。

しょーがないよねー、人生初のローション耳かきだもんねー。

え…イヤって何が?耳かき?

ううん、全然。別に君相手なら何とも思わない。幼馴染だし。

流石にこの年で一緒に風呂は無理だけど、耳かき程度なら余裕だし。

それとも何?君の方はあたし相手にドキドキしてんの?可愛いとこあんじゃん。

あっそ。ま、変に欲情されても気持ち悪いだけだしね。

なーに?その残念そうな顔?脈ありだと思った?

君はあくまで幼馴染だから。変な勘違いしないでよねー。

それはともかく…どう?ローション付きの綿棒で耳かきされんのも悪くないでしょ?

そっかー、じゃあ今度あたしもやってもーらお。

君、手先は器用だからできるよね?てかやって。

えー?タダでやってくれないんだー。残念。ちなみに対価は?

え……や、その、さっきあたしが言ったこと聞いてなかった?流石に恋仲にはなれないよ?

なんだ、冗談か。びっくりさせないでよ、もう…

…そろそろ反対やっていい?もう十分堪能したでしょ?

あ、そっか。ローション拭かなきゃね。ゴシゴシ…

はい取れた。じゃ、反対向いて。

…は?今なんて?へそ出しルック?

ふーん…耳かき中に人のお腹見たいんだ。スケベ。変態。

開き直んなよー…節操ないんだからさぁ。

ま、いいや。君がエロいのはいつものことだし。じゃ、やるよ。

(ローション綿棒)

なんかさー、よく考えたら君とこうしてダラダラ過ごすのも久しぶりじゃね?

うん。君もあたしもいつもはお互いの友達とつるんでるしさー、二人きりってのも最近はなかったなって。

やだ。なんで君に感謝しなきゃいけないの。たまたま君が居座ってきただけじゃん。

へ?……あっ、ごめん。手元狂った。君が変なこと言うから…

えー、ホントのことじゃん。さっきから口説くようなことばっか言ってさぁ…今日の君、なんか変だよ?暑さで頭やられた?

んー…なんか調子狂う。前までは全然そんなこと言わなかったのに…

なにその含みのある言い方…マジで何が言いたいの?

…分かった。耳かき終わったらちゃんと言ってよ?あたしにそーいう隠し事無しだから。いい?

オッケー。言質は取ったからね。

…あれ?そういや君の部屋、エアコンの修理は?いつしてもらうの?

あ、今ちょうどしてもらってるんだ。だからこっちに避難しに来たってわけね。

…ん?今年は〜…とりあえず友達と夏祭りにでも行こうかなって。それ以外は特に決めてないけど。

…え、あたしが君と?じゃあ全部君の奢りね。

なんで即答?そんなにあたしと夏祭り行きたいの?

そ、そう…まぁ別にいいけど…

あの、さ…君の隠し事ってもしかして…

え、あー、もういい?分かった、じゃあ耳拭くから…

はい、オッケー。お疲れさん。で、さっきの話の続きだけど…

う、うん…それで?見返りになんかあたしに買わせようとでも?

あ……そ、そうなんだ…へー…

あ、いや…別に動揺とかしてねーけど…告白すんなら、夏祭りの花火ん時にでもすればよかったんじゃねって思っただけ。

あ〜…ガチの告白されたかぁ。よりによって君に…

んー…正直分かんない。君のこと異性として好きなのかどうか…

さっきの夏祭りの話だけどさ、告白の返事そん時にしていい?

うん…今はちょっと待ってて欲しい。お願い。

ありがと。まぁその、待たせて申し訳ないけど、そういうことだからよろしく…

あ、もう帰んのね…了解。バイバイ…




あ〜…なーんでガチで告白してくるかなぁ、あのバカ…意識しないようにしてたのに…

嫌いじゃないけど…でもなぁ、うーん…

てか顔、合わせづら…まさかこんなことで悩まなきゃいけないなんてなー…マジでどーしよ…
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
ダウナーな幼馴染に耳掃除してもらったついでに告白してみた
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
松平蒼太郎
ライター情報
マツダイラソウタロウ
 pixivにてフリー台本を投稿しています。
 台本の創作は自由にやらせてもらっております。よろしくお願いします。
有償販売利用の条件
当サイトの利用規約に準ずる
利用実績(最大10件)
松平蒼太郎 の投稿台本(最大10件)