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遅れてきた夏
written by タチバナ
  • 朗読台本
公開日2022年09月13日 12:59 更新日2022年09月13日 12:59
文字数
232文字(約 47秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
指定なし
演者人数
1 人
演者役柄
指定なし
視聴者役柄
指定なし
場所
指定なし
あらすじ
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本編
もうすっかり夏の暑さもおさまり
秋が来たなと思っていた
暑さが苦手な僕は涼しくなったと
浮かれていたけれど――

今日
蝉が一匹、鳴いていたんだ

小雨の降るなか
蝉の鳴き声だけが響く朝だった

夏の蝉時雨よりも
大きく響くようなその声は

仲間を探して
必死に鳴いて

声に気づいて欲しくて

誰かに届くだろうか
気づいてくれるだろうか

語る言葉は
声にのせたその気持ちは
いつか、届くのだろうか

蝉は鳴き続ける

いつの間にか重なったのは誰の心なのか……

みつかるといいな

遅れてきた夏に
どうか恋の巡り合わせがありますように
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
遅れてきた夏
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
タチバナ
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