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過呼吸になってしまった僕を心療内科のクールダウナー彼女が治療してくれる。
written by ろべ
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  • クーデレ
  • ダウナー
  • 過呼吸
公開日2022年09月13日 19:24 更新日2022年09月13日 19:24
文字数
956文字(約 3分12秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
指定なし
視聴者役柄
指定なし
場所
指定なし
あらすじ
クールでダウナーな彼女は心療内科のお医者さん。そんな彼女は過呼吸になってしまう僕をいつも治療してくれる。今日もまた彼女が帰ると過呼吸になっている僕を見つけて…。
本編
(口調は悪いですが優しさも感じられるようなイメージの声です。)

ただいま~。遅くなってごめ…

はぁ…またか…
ほら、とにかく息を吐け。吐き続けろ。
きつくなったら吸ってもいい。でもそれ以上に吐け。
そのまま肺を空っぽにしろ。
あっだめ!そんなに一気に吸うな!
苦しくなるだけだぞ。今はきつくても吐くんだ。

(抱きしめて耳元で語り掛ける)

なにも考えるな。私の声だけに集中しろ。
息を普通に吸って吐く。それだけだ。
意識すれば難しい事じゃない。
他は考えなくていい。ここには怖いものなんて何もない。
私だけだ。きみはただ私だけを見て、私の言うことだけ聞いていればいい。
私だけを求めていればいい。今は、それだけでいいんだ。


落ち着いたか?よかった。
きつかったな。よく頑張ったな。よしよし。
ここからは私の仕事だ。手をどけてくれないか?
ありがとう。

気分は悪くないか?
ちょっと目を見せてくれ。
眩しいだろうが少しの間我慢して。

うん、瞳孔は安定しているな。
他には…顔色は悪いが、このくらいならすぐに治るだろう。

それじゃあ、改めて。ただいま。
遅くなってすまなかった。君が苦しいときにすぐに駆け付けてあげられなかった。
彼女として失格だな。
”そんなことない”?ふふ、君は優しいな。
自分の方が辛いのに人の心配なんてしなくていいんだぞ?

…悔しいな。
私は心の医者なのに、君の症状にしか対処できない。
君を蝕むその病気が巣くう心の奥へはどうしても手が届かない。

他の患者をいくら治せても、一番大切な人は苦しませ続けるだけ…
不甲斐なさ過ぎて死にたいくらいだよ。

ごめん。また弱音吐いちゃった。
心の医者が病んでたらだめだよね。

”僕のせいでごめん”?
君のせいなんかじゃないよ。
君のことで悩んでることもあるけど、それ以上に君は私にいろんなものをくれてる。

じゃないとこんな精神すり減らす仕事できてないよ。
君がいるおかげでたくさんの人が助かってる。
そういう風に思うことってできないかな?

だから、今日も…充電させて?
(抱きしめる)
ぎゅうううううううううううううう。

あぁぁぁぁ…幸せだぁぁ…
これで明日からも頑張れるよ~。
あはは、私も君に依存しちゃってるのかも。
お互いがお互いの精神安定剤になっちゃってる。

っと、もう時間も遅いし早く寝ないとね。
君、今日の薬はもう飲んだ?
うん。じゃあ安心だね。じゃあ一緒にベッド、行こうか。
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
過呼吸になってしまった僕を心療内科のクールダウナー彼女が治療してくれる。
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
ろべ
ライター情報
pixiv,twitterで活動しているフリー台本師です。得意な系統はストーリー性のあるタイプの台本です。よろしくお願いします。
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