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疲れると下ネタが増える彼女の話
written by 住公子
  • からかい
  • 恋人同士
  • 甘々
  • ギャグ
  • ラブラブ
公開日2022年10月01日 22:35 更新日2022年10月01日 22:35
文字数
1063文字(約 3分33秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
彼女
視聴者役柄
一般男性
場所
指定なし
あらすじ
ちょっとした――いや、大きな悩み事がある。
別に彼女が下ネタを言い出すからとか、そういうことじゃない。
それは彼女なりの優しさだとわかっているから。
……たぶん。
本編
やっほー。
……せっかく彼女が会いに来たっていうのに、随分と辛気臭い顔してるね。
お疲れ? んー、それだけじゃないな。
なにか悩みごと? 当たりかな?
とりあえず、部屋上がっていい?
ありがと。お邪魔しまーす。

※間※

ふと思ったんだけどさぁ。
普通の言葉でもエロく聞こえることってあるよね。
いや、エロく聞こえるというか、エロく言えるというか。
なに急にって言われても……まさしく、急に思い付いただけなんだけどさ。
たとえば? そうだなぁ……。

「ねぇ、我慢なんてしなくていいんだよ? 全部口に出して。あなたのなら、私が飲み込んであげるから」

――とか。
なんのことって? 悩みのことだよ。
主語を省いただけって?
いやだから、そうすることによってエロくなるよねっていう話だってば。
で、実際どうなの?
なにが、じゃないよ。悩みだよ。なんかあるんでしょ?
口に出すと楽になるかもよ?
言えないの? それとも、言いたくないの?
んー……。

「ガッチガチだねぇ、ココ。私が手伝ってあげるから全部吐き出して、柔らかくしちゃいなよ」

頭つつきながら言うなって? 
まぁ、聞いても私が解決してあげられるとは思ってないけどさ。
助言くらいなら出来るかもしれないし。
とりあえず吐き出せば、考えがまとまることもあるんじゃない?
……むしろ私には相談できない?
なにそれ。別れたいとか?
そんなに首も手も、ぶんぶか振って否定しなくても。
冗談だって。
うーん……じゃあさ。

「私、イキたいな……。二人で一緒にイこ?」

……どこに、とか冷静に返すのやめて。
恥ずかしいを通り越して哀しくなるから。
気晴らしのデートだよ。ね、行こう?
え? 私の方が疲れてそう?
まーねー、おかげでさっきから頭の悪いことしか浮かばないですわ。
でもほら、最近デートしてないしさ。
思い立ったが吉日って言うじゃない。
二人で出掛けようよ。ね?

※場面転換※

あー、楽しかった!
どう? 気晴らしできた?
そっか。なりより、なにより。
私もできたよ。ありがと。
よーし、それじゃ最後はベッドで合体とでも洒落込みますか!
……そんなに大きなため息つかなくても。ごめんって。
うん? 悩むのが馬鹿らしくなった?
どういうこと? まぁ、解決したならよかったね?
どうしたの、ごそごそやって。
……なにこれ。指輪?
…………え? ええっ!?
悩みってまさか、プロポーズの仕方……ってこと!?
わ、わー……マジか。
へ、返事? えぇと……。
こ、こんな私で良ければ……ふつつかものですが……今後ともよろしくお願いします……。
こ、これでいいのかな? こういう時なんて言えばいいの?
……え? こういう時には下ネタを言わないのか?
もう! 茶化さないでよ! ばーか!
(キス音or笑い声)
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
疲れると下ネタが増える彼女の話
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
住公子
ライター情報
すまい きみこ
住公子、通称ハム子と申します。
これまでpixivで活動していましたが、ゆるボイ!でも投稿することにしました。
ご縁がありましたら、なにとぞ。

TwitterID @kimiko_hamuko
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