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お隣さんのお姉さんと実質同棲する話
written by ろべ
  • からかい
  • 告白
  • 同棲
  • お姉さん
  • 天然
公開日2022年10月08日 21:24 更新日2022年10月08日 21:24
文字数
2820文字(約 9分24秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
指定なし
視聴者役柄
指定なし
場所
指定なし
あらすじ
お引越しの挨拶にとお隣を訪れたら快く出迎えてくれたお姉さん。学生の僕を心配してくれて、一緒にご飯を食べたりゲームをする仲になっていき、僕はお姉さんに好意を寄せはじめる。 そんな中、長く付き合っていく中で、ある日好きな人の話題になり…?
本編
[インターホンの音]
は~い!

[ドアが開く音]
どちら様ですか~って…男の子?

”お隣に引っ越してきたご挨拶”?
あ~!なるほど。君がそうだったんだ。
あ、そうめんまで、ご丁寧にどうもどうも。

いや~こんな若い子だとは思わなかったな~。
学生?そうなんだ。ってことはあそこの大学?

へ~頭いいんだね。まぁ頑張ってね。
お姉さんも何かあったら相談乗ってあげるから。

あ、そうだ。なんだったらさ、うちでいつでもご飯食べてっていいよ。
お金あんまり使いたくないでしょ?

いいのいいの。私の実家が農家でね、毎月いっぱい食材送ってきて困ってるの。
私小食なのにね。

だから君にも消費してほしくって…だめかな?

ほんと!?ありがと~。助かるよ~。
じゃあさっそく今夜から…
あ~、私の部屋いま人に見せられる状態じゃないんだった…

んーと、もしよかったらなんだけど、食材もって君の部屋にお邪魔しちゃってもいいかな。
おっけー?ありがと。じゃあそうするね。

あ、そういえば君って調理器具もう揃ってる?
あ~やっぱりないんだ。じゃあそれもうちから持ってくね。
うん。それじゃあ今晩6時くらいに君の家に集合ってことで。
またあとでね。


[インターホンの音]
お~い君。はやく扉開けてもらえないかな?
今ちょっと両手がふさがっちゃってて。

[扉が開く音]
お、開いた。
あ、持ってくれるの?それ見た目より重いよ?大丈夫?
お~意外と力持ちだね。うん。それじゃあ台所までよろしく。

おじゃましま~す。
へ~これが君の部屋か~。
といってもまだ全然荷解き終わってないから部屋って感じはしないね。

あ~いいよいいよ。気にしてないから。
私が料理してる間に続きやっちゃいな?
うちのアパート台所狭いから一緒にやると邪魔になりそうだし。
おう、任せといて。絶対美味しいの作るから。



ごちそうさまでした〜。
どうだった?美味しかった?
って聞くまでもないか。
君いっぱい食べてくれるから作った甲斐があるよ。

今度は何食べたい?
あ〜お腹いっぱいだから考えられないか。

じゃあさ、連絡先交換しようよ。
そしたらいつでもリクエストできるし。
おっけー?じゃあ、はいこれ、私のQRコード。

読み取れた?おっきたきた。
へ〜今更だけど君の名前ってこうなんだ〜。
なんか色々順番おかしくなっちゃったね笑
うん、とりあえずよろしく。
次料理作れそうな時は私の方から連絡するから。

それじゃ私は帰るね。おやすみ。



[インターホンと扉の音]

お、やっほー。また来たよ。
今日は料理作る日じゃないって?

別にいいじゃん。遊びに来たんだよ〜。
君んちあのゲーム機あるじゃん?
私持ってないからさ〜気になってたんだよね。
だめ?お菓子も持ってきたんだけど…

いいの?よっしゃ。じゃおじゃましまーす。
お、前より物が増えてる。
男の子の部屋って感じになってきたね。
あ、そういえば私男の子の部屋って初めてかも…

あ〜いいよいいよ。
もう何回も入ってるし、君と一ヶ月一緒にご飯食べて、君がそういう子じゃないってわかってるから。

ねえ、そんなことより二人で遊べるゲームってある?
あースマシスね!お姉さん昔のならやったことある!
妹に負けたことないくらい強いんだよ?
君にもギャフンと言わせてやるんだから!


あー!また負けたー!
どうして?なんで私の攻撃は当たらないのに君の攻撃はガードしてるのに当たってくるの〜?

つかみ?そのばかいひ?ふっきそし?しょうジャンくうえぬ?ガーキャンうえびー?
な、なにその呪文…?

とーにーかーくー!
ずるい〜!ズルしてる〜!ズルっこだぁ〜!
もう一回!もう一回だけやろ!
次は負けないから!ズルは無しね!


やったー!勝った勝った!
どうだ!悔しい?悔しいか〜?

”ハンデMAXでアイテム出るたびに動くなって命令された”?
だ、だってそうでもしないと君強くて勝てないんだもん!
だいたい、真剣勝負で相手の言うことなんか聞くのがいけないんだよ〜だ。

ふふふ、あはははは!
あ〜あ、こんなに楽しかったの久しぶり!
ありがとね。こんな遅くまで付き合ってくれて。

”いつもご馳走してくれてるからこのくらい平気”?
そう言ってくれると助かるよ。
じゃあまた料理の時だけじゃなくても遊びに来てもいい…かな?

あっ、いまちょっと嫌な顔したでしょ。
めんどくさいって思ったんでしょ!
”思ってない”?
なら問題ないよね?
じゃあそういうことで。

わーもうお外真っ暗だ。
そろそろお暇しようかな。
あーいいよ。お出迎えしなくても。
どうせ隣なんだし。
それじゃあね、おやすみ~。



[インターホンと扉の音]

お、早いね。もしかして来るの待ってたの?
ふふ、もう毎日のように同じ時間に来てるからね。
それじゃおじゃましまーす。

今日はシチューにしようと思ってるんだけど、君もそれでいいかな?
うん、わかってる。にんじん少なめのじゃがいも多めだよね。
了解でーす。
じゃあ、君は野菜の皮をむいて、こっちに渡してくれる?
はい、ピーラー。よろしくね。

ねえ、今更なんだけどさ。君って好きな子とかいる?
”いきなり何”って、そりゃそうなんだけどさ、
こう、毎日私が来ちゃって迷惑してないのかな~って思って…

いや、ご飯作るのありがたいと思ってくれてるのは知ってるけど、
君も…ほら、男の子じゃん?
もし気になる子とかいても、私が家に来るから呼びづらいんじゃないかな~って。

で、いるの?好きな子。
お姉さんに話してみな~?
こう見えてお姉さんいろいろと経験豊富なんだぞ~?
今のところ友達からの恋愛相談でくっつかせた確率は60%!
だからさ~、お~し~え~て~よ~。

”私には言いたくない”?
ほほ~う?ということはいるんだな~?
別にいいじゃん。もう私たち仲良しでしょ?
隠し事なんて水臭いぞ~?
ほら、言っちゃいなよ。
アドバイスしてあげるからさ~。

ん?どうしたの?いきなり指さしたりして。
私包丁持ってるから危ないよ~?

”そうじゃない”?
そうじゃないって言われたって…

ん?
んん?
ん~~~~~~!!?

ま、ままままさか、私!?
君そんな素振りなんて…

あ、ちょっとまって?君いつから好きなの?
”私が遊びに来だしたころ”?
え、結構前じゃん…

あの、さ、間違ってたらごめんなんだけど…
料理手伝ってくれだしたり、ゲームする時の距離が近くなったり、
ご飯食べるのが向かい合わせから隣になったのって…

あー…やっぱりそうなんだ…
いや、なんか弟みたいでかわいいな~って思ってたから…

あ~ごめんごめん!ちょっと待って!そういう意味じゃないから!
だからそんな顔しないで?ね?

うん。私、ちゃんと君の事男の子として見れるよ。
多分…好き…かもしれない…

だ、だって急には無理だよ!
自分が告白されたのなんて初めてだし…
ちょっと今日は保留にしておいて、いったん距離をとって考えてもいい?

いや確かに隣だから距離はとれてないけど!
気持ちの問題なの!

明日…いややっぱり明後日!明後日には返事するから!
だから…それまで待っててくれる?

ありがと。



じゃあ今日はいったんさっきの会話なかったことにしようか!
よ、よ~し!おいしいシチュー作っちゃうぞ~?(無理してる感じ)


End
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
お隣さんのお姉さんと実質同棲する話
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
ろべ
ライター情報
pixiv,twitterで活動しているフリー台本師です。得意な系統はストーリー性のあるタイプの台本です。よろしくお願いします。
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