同じ部活の先輩に告白され、その返事を保留にしていた貴方は、お昼休み・放課後ともに彼女に迫られることになる…

後輩くん、こんにちは。
お昼、ご一緒してもよろしいですか？


ふふ♪ ありがとうございます。
ではお隣、失礼しますね。


そういえば…今日はいつも一緒にいる
幼馴染さんはいないんですね。


へぇ…委員会の用事で。
ならちょうどいいです。


この間の告白の返事、聞かせてもらえますか？


付き合えない、ですか？
わたしのこと、嫌いなんですか？


違う？じゃあどうして？
出来るだけ具体的に、わたしと
付き合えない理由を教えていただけますか？


なるほど…よーく分かりました。
もう大丈夫ですよ、説明しなくて。


はい。要するにその幼馴染さんが
いけないんですよね？


後輩くんの女性恐怖症を増幅させて
自分のもとに縛り付けようとしている…
これってあまりよろしくないですよね？


後輩くん…自分の気持ちに
正直になってみてください。


後輩くんは
女性恐怖症を治したいんでしょう？
だから敢えて女子の多い吹奏楽部に
入った。違いますか？


ですよね。だったらわたしが
そのお手伝いをします。


はい。男女の交際を通じて、です。


今はわたしのことを好きでなくても
構いません。これから好きになって
もらいますから。ねっ？


あ、話し込んでたら時間無くなってきましたね。
チャチャっとお昼済ませてしまいましょう。


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後輩くん、いいですか？
お昼の話の続きなんですけど…


あ、いえ、そっちは大丈夫です。


はい。先生に呼ばれた方の
用事はもう済ませてきましたから。


それでですね…後輩くんには
わたしの告白を受け入れてほしいんです。


悩ましいのは分かります。
でも、これは全部後輩くんのためなんです。


はい。将来、後輩くんも色んな場面で女性と
関わるようになって、その時は面と向かってその方と話をできなければいけません。


ほら…今みたいに目を逸らしては
相手も不安になったり、不信感を抱いたり
するかもしれません。それではいけませんよね？


(抱きしめる)


それに…ほら。こうして
抱きしめられた時はどうするんです？
みっともなく狼狽えるだけですか？


こういう時は脈ありなんですから…
ちゃんと抱きしめ返さないとダメですよ？
ほら、やってみてください。


はい、よく出来ました。
さすが後輩くんです。
これで両想いだということが
証明されましたね♡


うふふ…何のことですか？
嵌めたなんて人聞きの悪い…
わたしは本当のことを言ったまでですよ？


あはは…こんなに震えちゃって。
わたしのこと、そんなに怖いですか？
それとも嬉しすぎてですか？


落ち着いて…よしよし。
背中トントン…


(背中をゆっくり叩く)


落ち着きました？
じゃあ頭も撫でてあげますね…撫で撫で…


(頭を撫でる)


身体の震えも止まってきましたね…よかった。


この調子で女性恐怖症を
取り除きましょう。
後輩くんなら大丈夫です。
わたしと付き合いさえすれば。


はい。わたしが全面的に
協力しますから。安心して
キスしてください。


はい。約束のキスです。
キスしないと、約束したことに
なりませんよね？


いえいえ、おかしくありません。
当然のことを言っただけですよ、わたしは。


さ、早く。今なら誰も見ていませんから。


ふふふ…この期に及んで幼馴染さんのことを
気にしていらしてるんですか？


いいじゃないですか…今はわたしと
二人きりなんですよ？わたしだけに
集中してもらわないと…


ふふっ…隙あり、です♡ ンッ…


(キス)


これでわたしたち、立派な
カレカノですね♡


大丈夫ですよ。君がもっているのは
あくまで彼氏。彼女は初めてですよね？


だったら全く問題ありません。
心置きなくお付き合いしましょう♡



もう君の同意は得られましたから…
ぜーったい、逃がしませんよ？うふふ♡

・台本（ゆるボイ！）
同じ部活の清楚な先輩に告白されて、自然な流れで同意させられた
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
松平蒼太郎