貴方は自分によく懐いている後輩を初めて家に連れてきた。ご飯を食べ、お風呂に入り、まったり過ごしているかに思われた二人だが、二人の関係性は実は少し複雑なもので…？

こ、ここが先輩のお部屋かぁ…
お邪魔しまーす…


へぇ…意外と片付いてるんですね。
先輩にしては上出来です。


いえいえ、バカになんてしてません。
ちょっと意外だなーって思っただけです。


それより先輩。わたし、お腹ぺこぺこです。
まずはご飯にしましょう。
一緒に簡単なの、サクッと作りましょ？


えへへ、りょーかいですっ！
じゃあ材料から準備しますね！


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ん〜！おいし〜！
さすが、先輩とわたし！
最高の合作料理ですね！


ふふふ♪ そんなこと言わないでくださいよー。
先輩だって不器用ながら
頑張ったじゃないですかー。


はい！全然大丈夫です！
足を引っ張ったなんて思ってませんから！


じゃあわたしが片付けしますので、
先輩は先にお風呂入っちゃってください。


いえいえ。わたしは化粧落としたり
とかで時間がかかるので。
先輩が先に入った方がいいと思います。


はい、どうぞごゆっくり。
って言っても、ここ、
わたしの家じゃないんですけどね。あはは…


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あ、上がりました？じゃあ次は
わたしが入りますね。


あ、はい。食器の片付けは
全部済ませましたので。


はーい。ゆっくり浸かってきまーす。


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はぁ〜…さっぱりした。
先輩、お風呂いただきました〜。


はい、準備万端です。
わたしなら、いつでもオッケーです。


えっと…じゃあさっそく
上から脱がしていきますね…


…？あの、先輩？
さっきからソワソワして
どうしたんですk…ッッ⁉︎


(キスされる)


せ、先輩…？いつもより
気が早すぎません…？


えっ…あ、あー、そうなんだ。
先輩も溜まってたんですね…


え…そんなに可愛いですか？わたし…


いや、だって今すっぴんなんで…
まぁたしかに髪は下ろしてますけど…


あ、あはは…
そう言ってもらえるのは光栄です。


でも先輩…まだわたしにお姉ちゃんを
重ねてるみたいですね。


(ディープキス)


ダメですよ、先輩…
いつまでお姉ちゃんのことを
好きでいるんですか？


たしかにわたしとお姉ちゃんは双子ですけど…
いい加減、わたしだけを見てくれないと困ります。


じゃないとわたし…嫉妬で狂って
先輩のこと、殺してしまいそうです。


先輩はお姉ちゃんと恋仲でしたけど…
それってもう過去の話ですよね？
いつまでお姉ちゃんの
亡霊に囚われているんですか？


亡霊ですよ…だってお姉ちゃん、
もうこの世にいないんですから。


お姉ちゃんが交通事故で亡くなったのは
ご存じですよね？


現実を見たくないのは分かります。
現実から逃げたいのだって分かります。


でも…先輩の今の恋人はわたしなんです。
お姉ちゃんじゃない。


だから…ちゃんと今の
わたしのこと、見てくださいよ…！


いつまでもお姉ちゃんの幻影に
囚われないで…！わたしだけを見て…！


謝罪が欲しいんじゃない…！
先輩からの本物の愛が欲しいんです…！


ツラいのは自分だけだなんて
思わないでください…！
わたしだってツラいんですから…！


(抱きしめられる)


バカ…先輩のバカ！


嫌です…今夜は絶対許してあげませんから。


決めました。
今から先輩の中のお姉ちゃんを
殺します。


もうわたしの中にお姉ちゃんを見させない。
わたしが先輩の本物の恋人になるために。


やめませんよ…わたし、
もう我慢の限界ですから。


嫉妬って恐ろしいですね…
本当に人を殺せそうですもん。


わたしの中にある感情、伝わってますか？
先輩なら理解してくれますよね？


先輩…今夜はかなり激しめでいきますから。
覚悟してくださいね？


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先輩…起きてます？
少し、お話しません？


先輩…わたし、先輩のこと好きです。
本気で愛してます。


はい。もう先輩以外の男なんて
眼中にありません。全部ゴミカスです。


ほら、先輩…わたしの目を見て？


うん…ちゃんとわたしのこと
見てくれてますね。合格です。


ふふっ…やっと先輩から
聞きたい言葉が聞けました。
とりあえずは満足です。


けど…わたしの先輩への愛は
もっと深いですから。
本当の満足までには
まだまだ程遠いですよ？


そうです…先輩は大変な女に
魅入られたんです。残念でしたね。


逃がす気は全くありませんので
そのつもりで。ギュー…


(抱きつく)


せーんぱい…好ーき♡ 好き好き♡
だーい好き♡


先輩ももっとわたしを愛して…
わたしのこと、たくさん好きになって…


わたしこそが先輩の真の恋人なんですから…ね？

・台本（ゆるボイ！）
元恋人の双子の妹による深淵なる愛
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
松平蒼太郎