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イケメン王子様系の先輩はわたし狙いだったという衝撃の事実
written by 松平蒼太郎
  • からかい
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公開日2022年12月08日 09:55 更新日2022年12月08日 09:55
文字数
2093文字(約 6分59秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
先輩
視聴者役柄
後輩
場所
喫茶店→後輩宅
本編
やぁ、久しぶり。
元気して…は、なさそうだね。


いやいや…こう見えてわたしも
そんなに元気ではないんだ。
理由は今度話すね。


それより今日は君の相談からだ。


それで?相談したいことって何かな?
もしや、彼氏関連?


そっか…うん、なるほどね。


とりあえず涙拭こうか。
はい、ハンカチ。使っていいよ。


…ん、落ち着いた?
じゃあわたしの見解を述べさせてもらうね。


今の話だと、いけないのは彼氏くんだな。
君は何も悪くないよ。


うん。君という可愛い彼女がいるにも関わらず、そういう「俺モテるんだぜアピール」はとても
よろしくない。


彼氏くんの連絡先、教えてもらえるかな?
わたしが何とかしておいてあげるよ。


いいからいいから。お姉さんに任せておけ。


これでも君の先輩なんだ。
頼りにしてもらえると助かる。


…ん、ありがとう。結果報告は
後日させてもらうよ。


大丈夫、君は何もしなくていいし、
何も心配する必要はない。
全部わたしに任せておいてくれれば…ね?


あ、いいよ。わたしが元気ない理由なんて
君の苦しみに比べれば、些細なものさ。
話すまでもない。


今日はこのままのんびりお茶でも飲んで
解散しよう。明日からまた仕事だろう?


うん。そういうこと。
さ、暗い話はここまでにして、
次はわたしが最近経験した
面白い話をだな…


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


(インターホン)


こんばんは。仕事で疲れてるところ
申し訳ないね。


うん。例の結果報告に来たよ。
上がらせてもらっていいかな?


ふふ、どうしたの?
そんな怖い顔して…


あ、そうなんだ。
よかったじゃないか。
モテ自慢しか取り柄のない
嫌〜な彼氏くんと別れることができて。


あれ?違った?
てっきり君は今の彼と
別れることを望んでいたものだとばかり…


あはは、ごめんね。
今でも好きだったんだ、彼のこと。
ちょっと先走っちゃったかな。


まぁまぁ落ち着いて。
とにかく腰を落ち着けてゆっくり話そう?ね?


うん、まずは靴を脱いで家に上がらせてくれ。
話はそれからだ。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


なんだ、親の仇でも見るような目で…
お茶も出してくれないのは、少し寂しいな。


うん、そうだよ。
わたしが彼と君とを別れさせた。それが?


ふふふ…その様子だと、事のあらましは大体
彼から聞いたのかな?


そう。わたしが彼にしっかり
警告してあげたのさ。


「わたしの可愛い後輩を傷つけるようなら
君の手足、あるいは顔のパーツの一部を
物理的に切り取ってやる」ってね。


これでも職業柄、刃物の扱いには
慣れてるんだ。人体を切り取るなんて
造作もない。


まぁけど、あの程度の脅しに屈するような
へっぴり腰な男は君には必要ないよね。
というか、ふさわしくない。


そうさ。君はか弱い女の子なんだから…
誰か守ってくれる人が必要なんだよ。


これまでも君の付き合う男を
精査させてもらったけど、どれもこれも
ダメだ。君に全くふさわしくない
ボンクラばかりだ。


うん。残念だけど、君に男を見る目はない。


だからわたしが君を守ってあげるよ。
頼り甲斐のある彼女として…


(キス)


やっぱり君にふさわしいのは、このわたしかな。


高校・大学時代から君を悪〜い男から
守ってきた実績のあるこのわたしが…


どういうことも何も、こういうことさ。
今さっき、唇を重ねたことが全てだ。


ずっと君の恋人の座を狙っていた。
これまで、ずーっとね…


だけど君はノーマルみたいだったから、
しばらく泳がせて、それらしい男と付き合うのを黙認してきたわけだけど…


けどもういいよね?
今回のことでわかったろ?
君が好きになる男はみんなクズだ。


どいつもこいつも君と付き合う
資格なんてこれっぽっちもない。


だからわたしが直接もらってあげる。
男をあてがうのは、今回で最後だ。


安心しろ…君に辛い思いはさせない。
どんな奴からも守ってやるさ。


ちなみにこの間、わたしの元気がなかったのは、君が例の彼に執着してるのを見たからだね。


いつになったらわたしに振り向いて
くれるんだろうって、ずっと思ってた。


君はノーマルだけど、わたしは男っぽいし、
ワンチャンあるかと思ってたんだ。


だけど君はいつも普通の男との出会いを
求める。わたしを恋愛対象としては
見てくれない。だから寂しかったのさ。


もっとわたしを見て…
わたしはいつも君のことを
見てきたんだよ?


君の全てを受け入れてあげる…
だからこっち来て?ね?


(抱き寄せる)


ふふっ…捕まえた♡
もう逃がさないよ…


お姉さんの抱擁力に溺れてしまえ…
そうすれば、辛いことは全部忘れさせてやる。


君をこうして包み込むためだけに
育乳も頑張ってきたんだから…


(頭を撫でる)


よしよーし…いい子、いい子…


ふふっ…やっぱり可愛いな、君は…


こんな可愛い子を他の男に渡すなんて
言語道断。もう手放してやるものか…


やめてほしい?
なら、突き放してみれば?
させないけどね。


なに?そうやって
話を逸らそうとしたって無駄だよ。


というか、わたしの恋愛事情なんて
どうでもいい。


たしかにそれなりにモテてる自覚はあるよ。
でも君以外の人間に興味はない。


そこらの砂利にモテても仕方ないよね?
わたしが好きになってほしいのは君だけだから。


これから君を堕とすけどいいね?


あぁ、答えは身体に直接
聞くから口で答えなくて結構。


次からは先輩後輩ではなく、
恋人同士としてよろしくね…?
ふふふっ♪
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
イケメン王子様系の先輩はわたし狙いだったという衝撃の事実
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
松平蒼太郎
ライター情報
マツダイラソウタロウ
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