以前ワンナイトした年上のお姉さんと、最近よく会うことに疑問を持った貴方は自然体を装いながら、彼女がストーカーであることを自白させる機会を伺っていた。ついに尻尾を出した彼女を問い詰めるが、そこで逆に反撃されてしまい…？

やっほー。こんなところで会うなんて
すごい偶然。これからどこか行くの？


へぇ、そうなんだ。お友達と、ね…


あ、ううん！たまたま君を見つけたから
声かけただけ！全然用事とかはないから！


それとも〜…用事、あって欲しかった？


ふふっ、そっか。
じゃあわたしはこれで。
またね。


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あ、また…今日会うのは二度目だね。
そんなにお姉さんに会いたかった？


あはは、冗談冗談。
偶然だよね、ぐ・う・ぜ・ん♡ ふふふっ♪


それより、お友達とは仲良く遊べた？


そっかー、楽しめたんならよかった。


あ、何保護者ヅラしてんだよって
感じだね、今の。あはは…


へ？なんで？お姉さんの
今日の予定、気になる？


もしかして〜…お姉さんが
他の男の子とデート行ってたとか
勘繰ってたり？


そうじゃない？
なーんだ、つまんないのー。


ま、いいや。わたし、そろそろ
晩ごはん食べに行かなくちゃだから、
これで失礼するね。


うん、バイバイ。『また』会おうね。
ふふふっ♪


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あれ？君、こんな夜中にコンビニ？
もしかして夜食買いに来た？


ふぅん…そうなんだ。
それは大変だね。


資格試験の勉強かぁ…
わたしも昔、色々やったなー。


覚えること多くて大変だよねー。
でも一夜漬けは脳の記憶にあまり良くない
らしいから、ほどほどにね。


へ？わたしに？いいけど…


うん、じゃあ買い物済ませたら
一緒に行こっか。ちょっとだけ
待っててね。


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えーっと…どこまで行くのかな？


こっち、君の家とは逆方向じゃない？


あ…あ〜、カマかけられてたかぁ。
失敗失敗。


たしかにね。わたし、君の家の場所
教えられたことないし、ましてや
連れて行ってもらったこともないしね。


やるじゃん。流石、わたしの見込んだ男の子。


そうだよ。ここ最近、君をつけ回してた
ストーカーはわたし。よく分かったね。


ちなみにいつから気づいてた？


ふぅん…そんな前から。
ならどうしてもっと早く
特定しなかったの？


そ。今みたいにわたしが自分から
尻尾出すの待ってたんだ。やっぱ流石だ。


ふふ…バレちゃあ仕方ないな。
しょうがないから全部白状するね。


君とはネットで知り合って
ワンナイトしたわけだけど…
そこで君のこと、本気で
気に入っちゃって。


うん。このままワンナイトだけで
終わるのは惜しいなーって思って
ずっと尾けてた。


知ってるよー。友達と楽しそうに
猥談してたことも、晩ごはんはファミレスで
ハンバーグ食べてたことも全部。


君の一挙一動を見逃したくなくてさぁ…
目を皿のようにして見てたんだよ。


偶然出会ったように見せかけたのも
見てるだけじゃなくて、たまには
君とお喋りしたいなーって思ったから。


まぁ基本的には見てるだけで
満足するんだけどね、わたし。


それで？わたしをストーカーの犯人だって
突き止めてどうするつもり？


警察に突き出す？でも証拠がないと
取り合ってくれないんじゃないかなぁ？


うん。だってわたしが否定したら
それまでだよ？君だってストーキングの
証拠までは抑えてないでしょ？


ふふふ…いいところまでいったのに
惜しかったね。わたしを犯人だって
突き止めたのまでは見事だったけど、
その先は考えてなかったんだ。


そういう爪が甘いとこも
好きだったりするかなー、わたし的には。


あはは…何？泣き落とし？


やめてくださいってお願いしたら
やめるストーカーなんてこの世に
いるはずないよね？


ホント、爪が甘いなぁ…
そういうとこ、すごく可愛いよ♡
未熟な坊やって感じでさ。


(押し倒す)


ま、結局最後はこうして
押し倒すだけなんだけどねー♪


あっ…もぅ、どこ触ってるの？エッチ♡


あはは、分かってる分かってる。


押し返そうとしたら、
手が胸に当たったんだよね。


ていうか、一度ワンナイトした仲なのに
胸に手が当たったくらいで焦るんだ。
やっぱり可愛いじゃん。


ま、今のは不可抗力ってことで許してあげる。


てことで、もう一度ワンナイトしよっか♡


今夜もお姉さんが君を食べる晩ね♡
あの日の夜みたいに…ね？ふふふっ♪

・台本（ゆるボイ！）
ワンナイトした年上のお姉さんをストーカーだと突き止めたが、やっぱりお姉さんの方が強かった
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
松平蒼太郎