遠距離で付き合っている彼女の家を訪ね、貴方は自分の妹の結婚話をする。そこで彼女は自分たちも結婚するかと持ちかけてきて…？

よっす。おひさじゃん。
元気してた？


いや何？藪から棒に…


あ、そうなの？おめでたじゃん。妹さん。


え？結婚だからおめでたでしょ？
なんでそんなブルーなわけ？


あー、出た。シスコン…
その歳でそれはちょっとキツくない？


てかさー、妹の結婚式にあたしも呼べよ。
なんでハブるわけ？


あー、そう…してないんだ、結婚式。


ふぅん…入籍だけしたって感じね。
まぁ今時はそういうのもありかもね。


とりあえずどうする？
あたしらも結婚する？


いや、まぁ、言わんとしてることは分かるけどさ…そろそろ結婚しても良くね？とは思う…


バーカ…なに変なこと気にしてんの。


あたしは勿論オッケーだし、あたしの
家族の了承も取れてる。こないだ
挨拶しに行ったでしょ？


大丈夫だって。別に結婚したくらいじゃ
今の緩い関係も崩れないって。たぶん。


…ん、そりゃあね。
けど、いつまでも遠距離ってのも寂しいじゃん。


(抱きしめられる)


んっ…急にどーしたの？
人肌恋しくなった？


あっそう…まぁいいけどねー、別に。
君の決心がつくまで待つよ、あたしは。


ふふっ、今頃気づいたの？
あたし、元々いい女だしー。君限定だけど。


もうお互いいい歳だし、ちょっと決断を
早めてもらうと助かるかなー、なんて…


あー、あとはその…これはあたしの
個人的な願望なんだけどさ…


こ、子どもとか作れたらなー、なんて。
あはは…


(押し倒される)


ちょ…！また急にそういうこと…！


へ…？いや、そこまで思い詰めてないっつーか、まぁ早いとこ叶うといいなーぐらいの軽いノリ的な…？


いや、謝らなくていいって。
ホント、そこまで重く考えてないからさ。


もぅ…仕方ない彼氏くんだなー。
いいよ。ちょっとだけシよっか。


はいはい…あたしがブルーな気分、
直したげるからねー。


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おっはー。賢者タイム入ったと
思ったら急に寝るじゃん。ちょっと
寂しかったぞー？


いいよ。許す。
君には激甘な彼女だからねー。


ちなみに今は夕方。長いお昼寝だったね。


…もしかして疲れてた？


そ。ま、今日はうちで
ゆっくりしてきなよ。


うん。夕食も腕によりをかけて
作るから楽しみにしてて。


あー、いいいい。手伝わなくて。
あたし一人で十分だから。


もー、今度はそこで拗ねるかー。
しょーがないなー。はい、ギュー。


(抱きしめる)


戦力外通告とかじゃなくて、
君には純粋に待ってて欲しいからさ。


まぁなんていうか…
花嫁修行的なもんだと
思ってもらえれば。


さーんきゅ。君のそういう
素直なとこ好き。マジで愛してる。


しばらく君を充電してるから…
このまま抱いといて。ね？

・台本（ゆるボイ！）
友達的な遠距離彼女にブルーな気分を直してもらった
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
松平蒼太郎