- ヤンデレ
- 先輩
- クール
公開日2022年12月15日 18:09
更新日2022年12月15日 18:09
文字数
2434文字(約 8分7秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
先輩
視聴者役柄
後輩
場所
先輩宅
あらすじ
仕事が長引き、終わる頃には終電の後。
家に帰れないあなたを、先輩は家に泊めることに。
落ち着いた雰囲気で少し気になっている先輩の家に泊まることになって、仕事の疲れはありながら、心は浮足立っている状態。
一方の先輩は平然としているかと思いきや、あなた以上に愛を持っていて……
家に帰れないあなたを、先輩は家に泊めることに。
落ち着いた雰囲気で少し気になっている先輩の家に泊まることになって、仕事の疲れはありながら、心は浮足立っている状態。
一方の先輩は平然としているかと思いきや、あなた以上に愛を持っていて……
本編
女性の家だからと気にされすぎても、それはそれで私の精神的負荷が掛かるわ。
緊張する気持ちもわかるけど、あくまでも事情あってのこと。
いい?
今日は、それ以上でも以下でもないわけだから。
……だけど、少しばかり待ってくれるかしら。
だって、急遽の予定よ?
部屋に人を招ける状態にはないことを思い出してしまってね。
すまないわ。
このような夜遅くに1人で待たせるというのも、あまりよくないというのはわかってる。
時間はそれほど掛けないから。
(間)
待たせたわね。
人に自慢できるような家ではないけれど、野宿よりはマシなはずよ?
ほら、上がって。
しかし、今日はこんなに遅くまで、ご苦労様。
色々とトラブルはあったけれど、これで、来週以降なんとか目処は立ちそうで助かるわ。
結果、終電に間に合わず、仕方なく私の家に泊まることになったというのも、君にとってはある意味、トラブルなのかしら?
それはすまなかったわね。
異性の先輩の家なんていう、いかにも心休まらなさそうな場所ではあるけれど、今日の疲れ、しっかり休んで取ってくれ。
それとも、お互いを労うつもりで飲むかしら?
今夜なら、二日酔いやら寝坊やら、その心配もないだろう。
そうか、そこまでお疲れだというのなら、流石に無理強いはやめておこう。
今は人付き合いが悪いだとか、人の酒が飲めないのかだとか言って強制できる時代でもないものね。
というか、人の家で吐かれでもしたら困るわ。
家は他人の干渉を受けない場所なんだから。
ああ、そんなに気にしないでくれ。
別に嫌味だとか、君に向けて言ったつもりはないのよ。
そもそも本当に家に泊めるのが嫌なら、今日だって君のこと、ホテルにでも行かせてるはずだから。
もしかして、その方が居心地、良かったかしら?
けれど、そうしたら宿泊費は、泊まらない私が出すことにしてただろうから、それならばこの方がいいと思って。
こちらの都合で申し訳ない。
その代わりと言っては何だけど、こちらも朝食は付けるつもりよ。
しかも、無料サービスでね。
ハプニングなりにも立派な客人だもの。
休日の朝から慌ただしく帰れだなんて言ったりしないわ。
まあ、今日のところは疲れてるなら、早く寝るといいわ。
気にせず、ベッド使ってくれて構わない。
大丈夫、私は別に、床さえあれば眠れるタイプだから。
あ、いや、流石にソファで寝るつもりだよ。
かえって気にさせるようなことを言ってしまったわね。
ああ、それじゃあ、おやすみ。
……なーんて、私、これからやらないといけないことがあるから、寝てる場合じゃないのだけれど。
(間)
おはよう。
やはり、ここ最近の疲労が溜まっていたのかしらね。
もう、朝もいい時間だわ。
あっ、待って待って。
そんな急に起き上がろうとされると危ないわ。
手も足も鎖で縛ってるもの。
拘束が外れるより、君の身体が傷付かないか心配になってしまうわ。
どうか、そんなに怖がらないでくれると嬉しいのだけれど。
好きな人にそんな顔をされると、どんな時でも悲しいものなのよ。
こんなことをしておきながら、それは無理な願いかしら?
それでも別に、構わないわ。
私が君を占有できるのであれば、それくらい些細なこと。
そもそも、そんな警戒心も、時間とともに愛情へと変わっていくのだと聞くもの。
君の全てを握っている私に従い、媚びるように心が変化していくという生存戦略。
人間というものは上手く出来ているみたいね。
そう、君の主で、愛しい人は誰なのか。
理性がいくら理解を拒んでも、本能は答えに気付いてしまう。
だから、もうもはや君は私のものになったということ。
気が保てなくなりそうなくらい嬉しいわ。
こんなもの愛じゃないとか言われたって、私はこれを愛だと思っているの。
だから何の問題もないじゃない。
いい?
愛というものは、所詮曖昧な存在でしかないから、誰もが好きなように定義できてしまう。
実際、答えなんてもの、愛を持って生きる一人一人に委ねられているもの。
だから、この鎖は、私から君への、最上級の愛情表現。
君がそれを望んでなくても、私の愛を理解できなくとも。
それに、この愛を理解されないことをわかっているから、こうして無理矢理にでも君を占有しているのよ?
私だって、君の憧れに似た好意を感じ取れない程鈍感なわけでもない。
それに、その気持ちを私は嬉しく思っていたわ。
私の気持ちだって、君に向いていた。
君はそれを、気付いてくれたかしら?
難しいわよね。
私の愛情が異常だというのは自分でだってわかってるもの。
むしろ、君に気持ちを向けないようにしていたわ。
愛すれば君に嫌われ、愛さなければいつかは離れていく。
君の慕う、冷静な女の仮面の下は、そんな悩みばかりだったのよ。
そんなことも知らず、君は私との距離を詰めて、知りたいとばかりに私を見つめてくる。
ねえ、これが本当の私よ?
君の知りたい私の本当の姿、知ることが出来て満足かしら?
……。
こうなること、わかってるから君の気持ちには答えられなかったのよ。
ごめんなさいね?
だから、君を縛り付けるしかなかったの。
そして、そんなことをしてしまえば、もう元には戻れない。
そうでしょう?
君は私の知らない本当の姿を知ってしまった。
きっと、期待とはかけ離れた姿でしょうね。
私が君を愛すことを選んでしまったばかりに。
だけれど、それでも君が私のことを好きでいてくれるのなら、こんな滅茶苦茶なことになろうと何の問題もない。
だから、君にもう一度私を好きになってもらうの。
その方法が時間だというのなら、いくらだって待つし、優しさだというのなら、この鎖の許す範囲でなんだってしてあげる。
でも、君がその方法を答えてくれるはずがないことぐらい、私だってわかってるわ。
その代わり、今の私には鎖で繋がれた君がいる。
どんな方法を尽くすこともできる。
期限は永遠、チャンスは無限。
私に生かされる君自身が、私を求め愛すのはいつになるのか。
私のことを知りたいと、私に愛されたいと思った君だもの。
それくらい、容易いわよね?
今度は、君の愛を教えてもらう番よ。
緊張する気持ちもわかるけど、あくまでも事情あってのこと。
いい?
今日は、それ以上でも以下でもないわけだから。
……だけど、少しばかり待ってくれるかしら。
だって、急遽の予定よ?
部屋に人を招ける状態にはないことを思い出してしまってね。
すまないわ。
このような夜遅くに1人で待たせるというのも、あまりよくないというのはわかってる。
時間はそれほど掛けないから。
(間)
待たせたわね。
人に自慢できるような家ではないけれど、野宿よりはマシなはずよ?
ほら、上がって。
しかし、今日はこんなに遅くまで、ご苦労様。
色々とトラブルはあったけれど、これで、来週以降なんとか目処は立ちそうで助かるわ。
結果、終電に間に合わず、仕方なく私の家に泊まることになったというのも、君にとってはある意味、トラブルなのかしら?
それはすまなかったわね。
異性の先輩の家なんていう、いかにも心休まらなさそうな場所ではあるけれど、今日の疲れ、しっかり休んで取ってくれ。
それとも、お互いを労うつもりで飲むかしら?
今夜なら、二日酔いやら寝坊やら、その心配もないだろう。
そうか、そこまでお疲れだというのなら、流石に無理強いはやめておこう。
今は人付き合いが悪いだとか、人の酒が飲めないのかだとか言って強制できる時代でもないものね。
というか、人の家で吐かれでもしたら困るわ。
家は他人の干渉を受けない場所なんだから。
ああ、そんなに気にしないでくれ。
別に嫌味だとか、君に向けて言ったつもりはないのよ。
そもそも本当に家に泊めるのが嫌なら、今日だって君のこと、ホテルにでも行かせてるはずだから。
もしかして、その方が居心地、良かったかしら?
けれど、そうしたら宿泊費は、泊まらない私が出すことにしてただろうから、それならばこの方がいいと思って。
こちらの都合で申し訳ない。
その代わりと言っては何だけど、こちらも朝食は付けるつもりよ。
しかも、無料サービスでね。
ハプニングなりにも立派な客人だもの。
休日の朝から慌ただしく帰れだなんて言ったりしないわ。
まあ、今日のところは疲れてるなら、早く寝るといいわ。
気にせず、ベッド使ってくれて構わない。
大丈夫、私は別に、床さえあれば眠れるタイプだから。
あ、いや、流石にソファで寝るつもりだよ。
かえって気にさせるようなことを言ってしまったわね。
ああ、それじゃあ、おやすみ。
……なーんて、私、これからやらないといけないことがあるから、寝てる場合じゃないのだけれど。
(間)
おはよう。
やはり、ここ最近の疲労が溜まっていたのかしらね。
もう、朝もいい時間だわ。
あっ、待って待って。
そんな急に起き上がろうとされると危ないわ。
手も足も鎖で縛ってるもの。
拘束が外れるより、君の身体が傷付かないか心配になってしまうわ。
どうか、そんなに怖がらないでくれると嬉しいのだけれど。
好きな人にそんな顔をされると、どんな時でも悲しいものなのよ。
こんなことをしておきながら、それは無理な願いかしら?
それでも別に、構わないわ。
私が君を占有できるのであれば、それくらい些細なこと。
そもそも、そんな警戒心も、時間とともに愛情へと変わっていくのだと聞くもの。
君の全てを握っている私に従い、媚びるように心が変化していくという生存戦略。
人間というものは上手く出来ているみたいね。
そう、君の主で、愛しい人は誰なのか。
理性がいくら理解を拒んでも、本能は答えに気付いてしまう。
だから、もうもはや君は私のものになったということ。
気が保てなくなりそうなくらい嬉しいわ。
こんなもの愛じゃないとか言われたって、私はこれを愛だと思っているの。
だから何の問題もないじゃない。
いい?
愛というものは、所詮曖昧な存在でしかないから、誰もが好きなように定義できてしまう。
実際、答えなんてもの、愛を持って生きる一人一人に委ねられているもの。
だから、この鎖は、私から君への、最上級の愛情表現。
君がそれを望んでなくても、私の愛を理解できなくとも。
それに、この愛を理解されないことをわかっているから、こうして無理矢理にでも君を占有しているのよ?
私だって、君の憧れに似た好意を感じ取れない程鈍感なわけでもない。
それに、その気持ちを私は嬉しく思っていたわ。
私の気持ちだって、君に向いていた。
君はそれを、気付いてくれたかしら?
難しいわよね。
私の愛情が異常だというのは自分でだってわかってるもの。
むしろ、君に気持ちを向けないようにしていたわ。
愛すれば君に嫌われ、愛さなければいつかは離れていく。
君の慕う、冷静な女の仮面の下は、そんな悩みばかりだったのよ。
そんなことも知らず、君は私との距離を詰めて、知りたいとばかりに私を見つめてくる。
ねえ、これが本当の私よ?
君の知りたい私の本当の姿、知ることが出来て満足かしら?
……。
こうなること、わかってるから君の気持ちには答えられなかったのよ。
ごめんなさいね?
だから、君を縛り付けるしかなかったの。
そして、そんなことをしてしまえば、もう元には戻れない。
そうでしょう?
君は私の知らない本当の姿を知ってしまった。
きっと、期待とはかけ離れた姿でしょうね。
私が君を愛すことを選んでしまったばかりに。
だけれど、それでも君が私のことを好きでいてくれるのなら、こんな滅茶苦茶なことになろうと何の問題もない。
だから、君にもう一度私を好きになってもらうの。
その方法が時間だというのなら、いくらだって待つし、優しさだというのなら、この鎖の許す範囲でなんだってしてあげる。
でも、君がその方法を答えてくれるはずがないことぐらい、私だってわかってるわ。
その代わり、今の私には鎖で繋がれた君がいる。
どんな方法を尽くすこともできる。
期限は永遠、チャンスは無限。
私に生かされる君自身が、私を求め愛すのはいつになるのか。
私のことを知りたいと、私に愛されたいと思った君だもの。
それくらい、容易いわよね?
今度は、君の愛を教えてもらう番よ。
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ヤンデレとか書きます。
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