一人暮らしをしている貴方が外から帰ってきたら、家の前で最近付き合い始めた彼女が待っていて…？

あ〜、やっと帰ってきた！
チョー遅い！凍えて死ぬとこだった！
早く家入れろし！早く！


うっさい…！こーして
待ってる方が彼女っぽいって
思っただけだし！文句ある？


ふん…分かればいいし。


つーわけで、お邪魔ー。
あー、さむさむ！


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ハァ〜、ひと心地ついた！
めっちゃあったか〜！
暖房サイコー！


んー？今日？別に何もないよ。


君に会いたかったから
会いに来ただけ。悪い？


あはは♪ 何照れてんのー？可愛い♡


つーか、付き合って一ヶ月は経つのに
そんくらいで照れんなよー。身ィ保たねえぞー？


にしし♪ まぁねー、ウチ可愛いし。知ってるー。


えー？でも「わたしなんて可愛くないよ〜」とか、ぶりっ子する女よりマシじゃね？


自分に正直なウチの方が余裕で
良い女だと思うんですけどー？


でしょー？あれ、マジ意味わかんないよねー。


内心では自分もそこそこ可愛いって
思ってる女ほどそーいうこと言うよねー。


聞いててムカつくことあるから、
たまに直に指摘してやるけどねー。
合コンとかで。


あ、大丈夫大丈夫。
今は全然行ってねーから。


そりゃそうでしょ。
君以外の男に興味ねーし。


合コンなんて出会い求める男女が
行くとこでしょー？彼氏持ちのウチが
行くわけないっしょ。


どしたの？そんなにやけヅラして…
ちょっとキモいよ？


そう？別に普通だけどなー、ウチ的には。
彼女として当たり前のことしてるだけっつーか…


てかさー、腹減ったし、メシにしよ！メシ！


作んの手伝うからさ！
ほら、立った立った！
二人でチャチャっと作って食べよ！


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ん〜！美味い！やっぱカレー最高だわー！


あ、あんがとね。カレー、甘口にしてくれて。


バーカ、知らないと思った？
君、甘口より辛口のが好きっしょ？


わざわざウチに合わせてくれて
ありがとうっつってんの。


分かるって。ウチ、君の彼女だしー。


良い男と付き合うなら、
最低限、理解者ヅラはしてないとね。


そだよー？良い男だから、君。


最初は君みたいな草食系男子が
ウチみてーなチャラいのに
ついて来れんのかなーとは思ったけど…


いや、なんつーか…
ウチの方が君に合わせさせられたって感じ？


そーそー。何でか知らないけど、いつのまにか
君のペースに巻き込まれてたんよねー、ウチ。


君って変な魅力あるよねー。
近くにいないと気づかないけど。


あっ…口元カレーついてる。
じっとしてて…


(口元のカレーを舐めとる)


いひひ♪ いっぺんやってみたかったんよねー。
好きピの口元についた食べ物舐めとるやつ♡


そういうちょっとウブな反応すんのも
可愛いし…ウチに得しかなくね？なーんて♪


へ？……ちょ、なになに！？ンッ…！


(ベロチューされる)


なんかカレー味する…
いや、カレー食べてたから
当たり前なんだけど…


てかさぁ…不意打ちズルくね？


そんなマジな顔でいきなり迫られたら
何事かって思うじゃん。


あ…そう。イタズラしたお仕置きは
されなきゃダメ？


しゃーない彼ピッピだなぁ…


そのイケメンに免じて、口がカレー臭いのは
大目に見たげる。感謝してよー？


あはは、ウチもかー。じゃあお互い様だ。


食後の運動、シよっか？
このままごろ寝したら太りそうだしー。


そーそー。彼ピッピには彼女の
ダイエットに付き合う義務あるから。


ちゃんと受け身取れよ〜…
じゃないと、全部搾り取っちゃうかもだから。


ふふふ♪ そーいう男前なとこ好き♡


てなわけで、いっただっきまーす…ンッ…

・台本（ゆるボイ！）
とある寒い日のギャル彼女との甘々な日常
https://x.com/yuru_voi

・台本制作者
松平蒼太郎