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サウナのギャル妖精があの手この手で追い出そうとしてくるけど、究極のととのいを目指す俺は負けるわけにはいかない
written by ろべ
  • からかい
  • ファンタジー
  • マッサージ
  • 癒し
  • 人外 / モンスター
  • ギャル
  • 年下
公開日2022年12月23日 17:59 更新日2022年12月23日 17:59
文字数
2316文字(約 7分44秒)
推奨音声形式
バイノーラル
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
指定なし
視聴者役柄
指定なし
場所
指定なし
あらすじ
究極の癒やし空間を提供する完全貸し切り個人用サウナルーム「妖精の間」
そこはギャル妖精がマッサージやロウリュで客を癒やす秘密のコースだった!
そこに訪れた生粋のサウナーである俺は妖精に気に入られ我慢勝負をすることに。
果たして俺は妖精の猛攻と暑さに耐えきって究極のととのいを体感できるのだろうか!

台本の使用と改変はご自由にどうぞ。
お手数ですがご使用の際はご一報(DMやメンションなど)いただけるととても助かります!
本編
いらっしゃいませ〜。
あなたに極上のひとときを与える最高のサウナ空間、妖精の間へようこそ〜。

わたしはこの貸し切り個人用サウナルームに住んでるサウナの妖精でーす。
お客様のことを誠心誠意、癒やさせていただきますのでよろしくお願いしますねー。

あれ?店主から何も聞いてないんすかー?
じゃあ施術しながら説明しますねー。

ほら、そこの施術台に寝っ転がってくださーい。
タイマーを…セットして…
よし。それじゃマッサージの方始めますねー。

まずは背中にオイルを塗って〜…
あ、お部屋の温度の方は大丈夫っすかー?
暑すぎたりしません?

お、結構強気っすねー。
とにかく大丈夫そうで良かったっす。

じゃオイル塗りながら説明するっすねー。

この妖精の間は当店イチオシの完全貸し切り個人用サウナルームで、お値段はちょっと高いけどサウナの妖精であるこのわたしがお客様をマッサージやロウリュをして癒やしのひとときを提供する特別プランなんす。

前半はこういうふうにマッサージをして血行を良くして、後半からは本格的な温度に上げて限界まで汗を流してもらうっす。

最期まで耐えきったあとの水風呂と外気浴はもう最高っすよ〜?
β-エンドルフィンセロトニンオキシトシンどっばどばでヤバいっす。

あ、オイル塗り終わったんで揉み揉みしていきますねー。

ん?わたしっすか?
そうなんすよ〜こう見えて割と理系っす。
よく意外〜って言われるんすよ。

というかこーゆー知識はここに来るおっさん達が聞いてもないのにベラベラベラベラと喋ってくるんで。

めんどいんでこっちから話しかけるようになったんす。
サウナ好きってみんなこうなんすかね。
おにーさんも結構詳しい感じすか?

じゃあ聞いたことあるの多めになるかもっすねー。
でもこれはあくまで話題作りのためなんで、適当に聞き流しといてくださいねー。
改めて意識することでプラシーボ的なので効果が高まったりするかもなんで。

それにしてもおにーさん結構いい体つきしてますねー。
いやまぁこの話もほとんどの人に言うんですけど、おにーさんはほんとにいい感じ。
わたし好みの感じっす。

いい筋肉ってこういうふうに力抜いてる時はめっちゃ柔らかくて揉みやすいんすよー。
肌もすべすべでオイルもよく馴染むし。
ん〜いいですね〜いいですね〜。テンションあがるっす。

なんか凝ってる場所とかあったら全然言ってくださいねー。
そういうのあんまなさそうっすけど。

やっぱそうすか?
じゃあお任せでやらせてもらうっすねー。

もみもみ〜もみもみ〜
すりすり〜すりすり〜

どうすかー?リラックスできてますー?
リラックスしてるとー、副交感神経ってのが優位になってー、後で温度高くしたときは逆に交感神経ってのが優位になるんすよねー。

で、水風呂と外気浴でもっかい副交感神経が刺激されてー、この急激な繰り返しが自律神経を整えてくれるんすよねー。

だから今のうちにちゃーんとリラックスしましょうねー。

もみもみ〜もみもみ〜

あ、そろそろ時間っすね。
おにーさん準備はいいっすか?
水分補給とかしてきます?
その間こっちで温度上げたり色々準備するんで。

ん、じゃあいってらっしゃいっす。



お、おかえりなさいっす。
どうです?さっきと違って本格的な暑さでしょー?
これならおにーさんもきっと満足出来るっすよね。

わお、おにーさん目が本気モードだ。
絶対耐えきってやるって感じー。

ほんとはお客さんの様子を見ながら倒れそうになったりしたら辞めさせるのも仕事なんだけどー、なんかそういうの見るとわたしも意地悪したくなっちゃうな〜。

ねぇおにーさん、わたしと勝負しない?
今からわたしが色々しておにーさんを暑がらせてくから、おにーさんはタイマーが鳴る最後まで我慢できたら勝ちー。
どう?

おっけー。じゃあよーいスタート。

まずはどうしよっかな〜。あ、そうだ。

ふぅ〜。

ふふ、どうすか?お耳ふーってされるの。
結構暑いっしょ?

肌の周りに体温でぬるくなった空気の層があってー、それをふーってやると熱〜い空気が肌に当たるようになるんすよー。

ふーっ、ふーっ、ふーーーっ。

ほら、お耳だけじゃなくて他のところもー。

ふーっ、ふーっ。

あ、汗がいっぱい出てきた〜。
いい調子っすねー。
もっとふーふーしちゃいますよー。

ふーっ、ふーっ、ふーーーっ。

熱ーい吐息が〜顔全体にかかって〜
ほら、そろそろ外に出たくなってきたんじゃないっすか〜?

む、まだ耐えますか。結構手強いっすねー。
じゃ、次はロウリュしちゃいますか。

このアロマ入りのお水をーあっつあつの石にかけてーっと。(水が蒸発する音)

ほら、すごい量の蒸気が出てきましたよー。
さっきより暑く感じるようになったんじゃないっすかー?

湿度が上がって汗が乾きづらくなってー、どんどん体に熱が溜まっていきますよー。

それに〜石から蒸気が登っていって〜天井にぶつかって〜空気がかき混ぜられてます。
ほんのちょっとの風ですけど〜熱ーい空気が全身に感じられるっしょ?

(以下、時間まで耳元での囁き)

ほら、暑い…暑い…暑い…暑い…

汗がにじみ出て…髪を伝ってぽたぽたと滴って…
落ちる間にまた熱くなって太ももに当たる…

早く出たい…外に出たい…涼しいところに行きたい…

そんなに暑いなら手で仰いであげよっかー?
ぱたぱたー。

ほらほら〜辛かったら出ちゃってもいいんですよ〜?

出ちゃえ出ちゃえ〜。
負けちゃえ〜。
出〜ろ、出〜ろ♪

あっ(タイマーが鳴る)

あ〜あ、負けちゃった〜。
おにーさんすごいですねー。
ほんとに耐えきっちゃうなんて。

そんなすごーいおにーさんにはご褒美が待っていますよ〜?
きっとこの後の水風呂と外気浴はそれはもうとんでもなく気持ちいいはずっす。

ささ、わたしのことは気にせずに、行っちゃってください。

ではー、またのご利用をお待ちしてまーす。

ばいばーい。
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
サウナのギャル妖精があの手この手で追い出そうとしてくるけど、究極のととのいを目指す俺は負けるわけにはいかない
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
ろべ
ライター情報
pixiv,twitterで活動しているフリー台本師です。得意な系統はストーリー性のあるタイプの台本です。よろしくお願いします。
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