とある一国の姫が突如、女怪盗に盗まれてしまう。それを粘り強く追いかけていた護衛騎士の男は、ようやっと彼女に追いつく。しかし、彼女は姫と男の秘密の関係を看破し、それを証明するべく、姫に洗脳術をかけて…？

はぁ…君もしつこい男ね。
こんなところまで追いかけてくるなんて…


いやいや…これはあたしが
自分の力で手に入れたモノ。


つまり、所有権はすでに
あたしに移ったってこと。


それを返す道理なんて
どこにもないでしょ？


ふぅん…けど君、護衛のくせに結局
このお姫様をあたしに奪われたじゃない。


てことは、君にお姫様を
守る資格はないってことよね？


だったらあたしが貰ってあげた方が
彼女にとっても幸せなんじゃない？


ふぅん…ずいぶん
ご執心のようね。
このお姫様に。


ただの護衛ってわけでもなさそうね。
もしかして彼女とはただならぬ関係だったり？


ふふふ…何よ、ちょっと面白そうな
情報隠し持ってるじゃない。


それ、あたしに奪わせてくれる？


まぁ、そうよね。大人しく
渡すわけないわよね。


だったら、力づくでいただくわね。


君と彼女がいかがわしい
関係であるっていう証拠を…ね？


どうやってって…こうやって。
起きて？わたしだけのお姫様♡


おはよう。よく眠れた？


そう、よかった。ねぇ、お姫様？
早速聞きたいことがあるんだけど…
あそこの彼とはどういう関係？
彼はただの護衛だって言い張るんだけど…


あら、そうなの。ありがとう。
眠いところ、無理やり起こして悪かったわね。
おやすみ…


…はい、証明完了。
君、このお姫様と
一線超えてたみたいね。


あぁ、今やったのは
ちょっとした洗脳術。


泥棒を成功させるための必須技術よ。
大したことじゃないわ。


それよりも…君、いかにも真面目な
護衛騎士って顔してるのに、まさか
そんな淫らなことシてたなんてねぇ…
しかも一国のお姫様と。


バレたら打首拷問は確定ね。
怖い怖い♪


ちょっと気が変わったわ。
君もあたしのモノにしてあげる。


えぇ。今決めた。
君とお姫様、どちらも
あたしのモノにするわ。


まず、お姫様は優しく
床に寝かせて、と…


君はそこ、動かないでね…


ふふっ、捕まえた♡
君、動きに動揺が見られるわよ？
こんなにあっさり捕まっちゃって…


それじゃ、この邪魔な鎧は取り外して…


服も…まぁ破いた方が早いわね。えいっ♪


あはは…ここまできたら分かるでしょう？
君をちょっとだけ寝取ってあげようと思って♡


えぇ。綺麗なお姫様の歪んだ顔が
急に見たくなっちゃって…


秘密の恋人の君が、何処の馬の骨とも
しれない女に寝取られたって知ったら
どんな反応するかしらね？


あんっ♡ ちょっとぉ、どこ触ってるのぉ？


そんなにおっぱい、揉みたかった？エッチ♡


ふふっ…もちろん、分かってるわよ。
押し除けようとしたら、たまたま
胸に手が当たってしまったのよね？


君もお姫様も…あたしに
盗まれることを光栄に思いなさい？


あたしは天下無敵の女怪盗。
あたしに盗めないものは存在しない。
これ、誇張じゃなくて事実だから。


君を寝取った後は、寝取り現場を見て
傷心中のお姫様をあたしが慰めてあげるの。


元凶が慰めても意味ない…
とか言いたげな顔ね。


大丈夫よ、心配は要らない。


さっきの洗脳術で、君を寝取った女と
彼女を慰めてる女は別人ってことにするから。


できないと思う？
あたしはできる方に
全財産賭けてもいいわよ？


そろそろお姫様が起きる頃合いね…
それじゃあ始めましょうか。ンッ…


(ディープキス)


おはよう、お姫様…
貴女の大事な彼、あたしが
盗ませてもらうわね。うふふっ♪

・台本（ゆるボイ！）
妖艶でドSな女怪盗に大事なモノをたくさん盗まれた
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
松平蒼太郎