会社から帰宅した夫は玄関で妻に出迎えられる。しかし、彼女にスーツについた(らしい)知らない女性の匂いに反応され、問い詰められることになる…

おかえり、貴方。
今日もお仕事お疲れ様。


あっ、本当？ありがとう。
頼んでた物、買ってきてくれたんだ。


うん。これは冷蔵庫に冷やしておくから。


あ、上着も貸して。部屋に干しておくね。


(上着の匂いを嗅ぐ)


……ねぇ、貴方。ちょっといい？


うん…ほんのわずかなんだけど、
貴方の上着から知らない女の匂いがする…
心当たり、ある？


本当に？特にこの肩部分から
強い匂いがするんだけど…


へぇ〜、そうなんだ。
最近、同じ部署に配属された
女性社員に、ねぇ…


(ネクタイを掴んで引き寄せる)


貴方？肩なら家に帰ってから
わたしがいくらでも揉んであげるけど？


なのになんで、よりによって
よその女に揉んでもらうの？
普通におかしくない？


ふぅん…
心優しい部下からの気遣い
にすぎないんだ。分かった。


(掴んでいたネクタイを離す)


ごめんね。ちょっと興奮しちゃって
ネクタイ、強く掴みすぎちゃった。


さ、そこに座って？
わたしが肩、揉んであげる。


いいから座って。
わたしからのお願い、聞けない？


(夫が地べたに座る)


それでいい？
じゃ、始めていくね…


(肩を揉む)


ふっ、んっ、んんっ…！


ふふっ…どうしたの？そんなに痛い？


よっぽど肩が凝ってたんだ。
可哀想に…ねっ！


あははっ…すごい声。
ちょっと力入れてあげただけなのに…


…ゴリラ？ねぇ、それってどういうこと？
もしかして、わたしに言ってる？


貴方、ちょっとこっち向いて。


…早く向いて。向かないと
わたしから回り込むけど？


ん…ほら、視線もちゃんとこっち向けて。
わたしから目逸らさない…ンッ♡


(キス攻め)


ダメだよ…自分の身体を
安易に他人に触らせちゃあ…


ましてや相手は若い女の子なんでしょ？


ハラスメントで訴えられたら
貴方、普通に負けるから。


今どきは世間の目が厳しいんだから…


女の子との身体接触は
絶対にやめといた方がいいよ。


それに…わたしの大切な夫に気安く
触れるなんてその女、極刑に処してあげたい…


あの上着は後で念入りに洗っておかないと…


臭い女の匂いが残ったままなんて耐えられないし…


次、同じようなことはされないでね？


彼女からの下心見え見えの好意は
はっきり断って。


それが貴方自身を守ることにもなるし…
わたしもヤキモチを妬かなくて済むから。ね？


よかった…分かってくれて。


貴方は物分かりのいい
素直な人だって信じてるから…


ほら、もっとシよ？
貴方から他の女の気配を
消さなくちゃいけないし。


ダーメ♡ 逃がしません♡ ンー…


(キス攻め)


ンハァ…
少し張り切りすぎたね…
ちょっとヤりすぎた感…


あ、でもこれくらいは普通だよね。
わたしたち、仲良し夫婦だし♡


ご飯はもうすぐできるし、お風呂も沸いてるけど…貴方にはわたしを最優先にして欲しいな♡


ご飯でもお風呂でもなくて…
一番はわたしにシて♡ ね？

・台本（ゆるボイ！）
ヤンデレ妻に死ぬほど愛されてご飯も食べれず、お風呂にも入れない
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
松平蒼太郎