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ボーイッシュな女優のお姉さんとの休日
written by 松平蒼太郎
  • 添い寝
  • お姉さん
  • 年上
  • 女優
  • ボーイッシュ
  • 休日
公開日2023年01月08日 16:27 更新日2023年01月08日 16:27
文字数
1807文字(約 6分2秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
お姉さん
視聴者役柄
青年
場所
青年宅
あらすじ
とある休日、貴方の家に年上の女の人が訪ねてきた。貴方とはちょっとした知り合いで、訳あっていつも休みの日に貴方の家に来ていたのだった…
本編
(インターホン)


おはよう。今日もお邪魔させてもらうよ。


何言ってるんだ?今日は土曜日だろう?


曜日感覚も無くなってしまったのかな?君は…


あはは、そっか。夜勤明けだったか。


それはすまないことをした。


けどせっかく遠路はるばる君のところに
来たわけだし、上げてくれると助かる。


うん。わたしも君と一緒に休日を謳歌したい。


勿論いつも通り、
ダラダラゴロゴロして過ごすつもりだよ。


いや、わたしの家はあまり…
君の家の方が陽当たりいいし。


それにここなら、誰かが訪ねてくる心配もない。
君は万年ボッチなんだろう?


ふふ♪ 話が分かる子は好きだよ。お邪魔します。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


君も相変わらず大変そうだな。


昨日も夜勤だったとは…いつもお疲れ様。


ん?もう寝るのか?


わたしは君の家に来たばかりなんだが…


わかったよ。おやすみ。


わたしもテキトーに
くつろいで過ごしてるから。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


んっ…あぁ、おはよう。もう昼過ぎか…


…?どうした?そんな固まって…


わたしの顔に何かついてるか?


なんだ…そういうことか。


わたしが君の隣で
寝てるのはいつものことだろう?


あはは、そっか。目を覚ましていきなり
隣に居られるのはビックリしちゃうか。


君はなかなか良い抱き心地をしてるからね。
わたし専用の抱き枕にさせてもらってる。


君は言うなれば必需品だな。
昼寝をするわたしにとっては。


ううん、匂いは気にならないさ。


それよりも君のその
心身ともに脱力した雰囲気が好きだ。


わたしもここなら肩肘張らずに生活できる。


同棲しても案外上手く
やっていけるんじゃないかな?
わたしたち…


さぁ?どう思ってると思う?


まぁ少なくとも嫌いではないかな。


恋愛的な好きかどうかは…
君の捉え方次第かな?


ふふっ…そっか。わたしも君が好きだよ。


君の隣で寝ていると、日々のストレスが
身体から抜けていく感じがするんだ…


君もあまり仕事で無理はするなよ?
早死にされると、わたしが困るからな。


ん、まぁね。わたしはこれでも女優だから。


人と会うのは気疲れするよ…


なんでこんな性に合わない
仕事をやってるんだろうな、わたしは…


ましてや、メディアに露出して人目に晒されるなど、
完全にわたしのキャパを超えている。


はは、よしてくれ。人気女優だなんて。


ガラじゃないことは、わたしが一番
よく分かってる。


ガラじゃ無さすぎて、一度本当に
ヤバい状態に陥りかけたことがあったな…


たしか、君とわたしが初めて出会った日だ。


あの日、君が道端でうずくまってる
わたしに声をかけてくれなかったら、
わたしはあのまま死んでたかもな…


大袈裟じゃないさ。あの時はストレスで
頭がおかしくなりそうだった。


いや、すでにおかしくなっていたんだろうな。


だからこそ、君のような見知らぬ男の
声がけにもホイホイ応じてしまったわけだが。


後悔はしてないよ。当たり前じゃないか。


君はただ、わたしが落ち着くまで
ずっと家に居てくれていいと言ってくれた。


わたしのことは一切聞かなかったな。
完全に放置プレイだ。


でもそれがよかった。ただただ
わたしを受け入れてくれたから。


そうだね…あの時は人の話を聞ける
精神状態じゃなかったから。君の対応は
百点満点だ。


ふふっ、構わないよ…
めんどくさい女だと思ってくれて。


君が他人に対して無関心なのは
分かってるから。


それゆえに個人の事情にも干渉はしない。
わたしにとって非常に有り難い存在というわけだ。


有り難くはあるが…少しだけでも君と
仲良くなりたいと思ってるわたしは変かな?


面倒くさくない範囲でならOK?


じゃあ普段、わたしに憩いの場を提供してくれてるお礼はさせてもらおうかな。


目を瞑って…ちょっと恥ずかしいからね。


(デコチュー)


…おでこへのキスなら君的にはセーフかな?


ちょっと顔が赤いな…恥ずかしかった?


ふふっ、そっか。君も男の子なんだな。


いつもありがとう…
わたしは君のおかげで
ゆっくり休める。


君もほら…わたしの胸の中でゆっくり休んで?


それでいい…君を甘やかすことが、
わたしが君にできる唯一の恩返しだから…


大丈夫…マネージャーもパパラッチもいない。
完全にお忍びで出かけてるしね。


……あ、もしかしてお腹すいた?


どうする?わたしが何か作ってあげようか?


ううん、どちらでも構わないよ。
家でも外食でも。


わかった。じゃあ外で食べよっか。


平気。女優だってバレないように
しっかり変装していくからね。


脱衣所借りるね。
君もその間に出かける
格好に着替えておいて。


オッケー。
お互い準備が終わったら
玄関集合ってことで。
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
ボーイッシュな女優のお姉さんとの休日
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
松平蒼太郎
ライター情報
マツダイラソウタロウ
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