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ヤンデレ七鬼衆に愛されすぎて命が危ない〜水鬼・青羅編〜
written by 松平蒼太郎
  • からかい
  • 嫉妬
  • ファンタジー
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  • 監禁
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  • 人外 / モンスター
  • ヤンデレ
  • 戦闘
公開日2023年01月30日 19:00 更新日2023年01月30日 19:00
文字数
1640文字(約 5分28秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
視聴者役柄
半人半妖
場所
某所
あらすじ
『七鬼衆』の一人で、水を自在に操る力を持つ「青羅」は、お目当ての半妖半人の男を発見する。満身創痍で倒れている彼に話しかけ、自分に脈ありかどうかそれとなく確かめるが、見事撃沈。それでも男を諦めきれない彼女は、戦闘を仕掛け、自らの妖力で作った水の牢屋に彼を閉じ込めることで、戦いに終止符を打つ。捕まっても尚、屈服しない男に本気の口づけを交わすことで、彼を窒息死させようと試みるが…?
本編
おーい、大丈夫かぁ?生きてるー?


あ、目覚ました。おっはー。


(男が女から距離を取る)


ちょっとー?人…じゃなかった、鬼の顔を見るなり距離を取られると流石に傷つくよ〜?


ふふっ、まぁね〜。


あたしも君を狙う七鬼衆の一人だから。


まぁ、安心してよ。


今は君のこと、どうこうする気無いしさ。


なんでって言われても…気分としか言いようがないなー。


とりあえず、お姉さんとちょっとだけお話ししない?


あらら…そんなふうに話し合いを拒絶されるのはお姉さん、悲しいなー。


ていうかさー、本気で人間に味方する気しかないの?


あたしらの側についた方が断然有利になると思うんだけど。


ふぅん…もしかしてあの篠原とかいう人間の女が関係してたり?


図星かぁ…女絡みとなると、あたしも黙っちゃいられないね。よっこらしょ…


(女が立ち上がる)


満身創痍なとこ悪いけど…君にはお姉さんの相手してもらおうかな。


あはは…そっか。最初から話し合いの余地はなかったかぁ。残念。


そんじゃあ、君の息の根を止めてから、話し合いに応じてもらうってことで。いくよー?


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


あちち…君、火使えたの?やるねー。


火を消すなら水って、相場が決まってるよね。そりゃっ!


(水をぶっかける)


あたしとは属性の相性が悪かったね〜。


君は火で、あたしは水。


君の頭を冷やすには、ちょうどいい相手だと思わない?


あ、気づいた?君を川辺までおびき寄せたのは、あたしが有利に戦えるようにするため。


妖力を水に変換しなくても、川の水を使えばいいわけだから…妖力の節約になるよねっ!


(男を水の中に閉じ込める)


あはは、苦しい?水の牢屋に閉じ込められて…


言ったでしょ?君の息の根を止めるって。


話し合う余地がないのは、最初から分かってたよ。


大将が言ってたからね。「半妖の彼は人間の女に惚れてるから、何を言っても無駄だ」って。


まぁそれは、君を一目見て一瞬でわかった。


惚れてる女のために戦う男って強いよねー。


半妖だからって油断してちゃ、さっきみたいに火傷しちゃうね。失敗失敗。


そのままでいいから聞いて欲しいんだけど…あたしも君のことが好き。


君はさー、まだ弱かった頃のあたしを、鬼狩りの人間から守ってくれたよね?


まぁ、君は妖魔も人間も関係なく、手に届く範囲の者は全て守りたいっていうヒーロー気質があるから、そうしただけなんだろうけど…


そんな君は強くてカッコよくて…すごく危うい。


自殺願望があるんじゃないかってぐらい、危ういから…正直、見てらんないんだよねー。


そんな危うすぎる君はいずれ近いうちに死ぬ。


でもさー、あたし、君のこと結構買ってるから…そう簡単に死なせたくないって思ってるんだー。


ね…あたしと一緒に来る?


あたしは水を自在に操れるから…川とか海とか、水の中で暮らそうと思えば暮らせる。


ね…君にもあたしの妖力を分けてあげよっか?


最初は苦しいだろうけど、いずれあたしの妖力に身体が馴染んで、水の中でも暮らせるようになる。


水の中なら、人間はもちろん、よっぽど水中に適応した妖魔じゃないと手出しはできない。


まさに夫婦水入らずってね!あはは!


あ、それだと水に入らないことになっちゃうか。言葉選び、間違えちゃった♪


返事は、はいしか認めないよ…


君の命はあたしが握ってるんだから。


ほら、早く…死にたくなかったら、首を縦に振って。


そっかぁ…残念。ホントに残念。


死ぬ方を選ぶなら、それでもいいよ。


君の死体を氷漬けにして、冷凍保存するだけだから。


そしたらずっと大切に保管してあげる。


夜寝る時は、氷漬けになった君を隣に置いて、毎晩チューするんだ。


冷たくても君を間近で感じられるなら、それでいい。


あたしね…君の危ういところは好きだけど、嫌い。


自分を大切にできない男が、好きな女を大切にできると思う?


君のそういうところは言っても治らないだろうから…死んで止めるしかないよね。


ふふふっ…もう限界かなぁ?


それじゃあ最後に唇、いただくね…ンッ…


(スーパーロングキス)


さよなら…あたしの愛しい人。


でも安心して…?死んでも大切にしてあげるから…


この青羅(せいら)お姉さんが、ね?ふふふっ♪
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
ヤンデレ七鬼衆に愛されすぎて命が危ない〜水鬼・青羅編〜
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
松平蒼太郎
ライター情報
マツダイラソウタロウ
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