0
威厳たっぷりで美しい独身の魔王様からの逆プロポーズ
written by 松平蒼太郎
  • ラブラブ
  • 甘々
  • カップル
  • 恋人同士
  • ファンタジー
  • 同棲
  • 色仕掛け
  • 純愛
  • 人外 / モンスター
  • のじゃ系
  • 逆プロポーズ
  • 独身
  • 魔王
公開日2023年02月21日 16:48 更新日2023年02月21日 16:48
文字数
2000文字(約 6分40秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
魔王
視聴者役柄
人間の男
場所
魔界の魔王の部屋
あらすじ
人間界で平穏に寂しく暮らしていた男は突如現れたワームホールに吸い込まれ、魔界の魔王の寝室に飛ばされる。彼女がちょうど一人でいたしていたところに飛ばされたので、お互い気まずい雰囲気になりかける。しかし、独身を拗らせていた彼女からチャンスとばかりに強引に求婚され、身体での関係を持つよう迫られて…?
本編
んっ、あっ、ふぅぅ…


はぁぁ…またしてもヤッてしもうた。


余はいつまで独り寂しく、人間くんフィギュアをオカズにせねばならんのか…


仮にも魔王なのに…どうして余には男一人、寄って来ぬのじゃ!どう考えてもおかしいじゃろう!


(ワームホール出現、人間が落ちてくる)


ぬぉっ⁉︎ なんじゃ、お主⁉︎


いきなり異空間から現れて来おっ、て…?


に、人間の男…?


なぜじゃ、なぜ魔界に人間の男が…?


えっ?あっ、あ、これはアレじゃ、違うんじゃ!


一人寂しく抜いていたとかそんなのではない!信じてくれ!


こ、こら!魔王をそんな目で見るな!人間風情が!


あ……す、すまん…


怖がらせるつもりはなかったのじゃ。本当じゃ。


う、うむ…ここは魔界にある余の寝室じゃ。


して、お主はどこから?


見たところ、人間であるようじゃから、人間界からであろう?


うむ、やはりか。突然ワームホールに吸い込まれて、ここに落ちたと…


うむ…具体的なメカニズムは分からんが、稀に人間界と魔界との間に空間の歪みが生まれ、そこにワームホールが形成されて、そこにいるものを飲み込んでしまうのだとか。


お主は運が悪かった…いいや、運が良かったというべきか…


なぜかじゃと?愚問じゃな。


この魔界を統べる王のもとへと落ちてきたのじゃ。幸運以外の何ものでも無かろう。


(匂いを嗅ぐ)


ふむ…お主、なかなかいい匂いをしておるな。


というかこの匂いは…お主も一人で抜いていたクチか?


案ずるな。バカにはせん。


独り身の男が誰の目にも入らないところで、悦に浸るのは至極当然のこと。


のぅ…お主、女に飢えてはいまいか?


もしそうであるならば…余が直々に相手をしてやってもよいぞ?


や、やかましい!余が独り身であるかどうかはどうでもいいのじゃ!


そんなことより早く決断せよ!


余とヤるのか⁉︎ヤらないのか⁉︎


ふふ、よく言った。


それでこそ、人間の男じゃ。


(押し倒す)


改めて言うが、余は魔王じゃ。


全ての魔族の血を引く、魔界で最も偉い存在なのじゃ。


お主はそんな尊き存在の夫になれる…こんな幸せなこともあるまい。


ダメじゃ。人間界には返さん。


お主は一生、余のもとで暮らすのじゃ。


何も問題はあるまい。余がここでお主を快楽の海に溺れさせてやるのじゃからな。


言っておくが、余をそこらの女と同じようなレベルで考えるなよ?


余もこれまで独り身だったとはいえ、旦那ができた時の夜の営みの予行演習は完璧じゃ。


すでに百万通り以上、人間の男をイカせるシミュレーションを行なってきたからな。


こうしてお主が余のもとに舞い降りて来たのも運命。


ならば、それに身を委ねるというのが、お主の取るべき正しい選択だと思うが?


ふふっ…なんじゃ、口ではあーだこーだ言っておきながら、勃つところはしっかり勃てておるではないか。


愛い奴じゃ…これからは余がそばにいてやろう。己の幸福に感謝することじゃな。


余と事を終えた頃には、お主は余を愛するようになっているであろう。


ふふ…今日で余の長い独身生活も終わりじゃ。


これからは可愛い人間くんがそばにおるのじゃからな…こんな幸せなこともあるまいて。


おっと、すまん。気持ちが昂りすぎて、少々トリップしてしまった。


これ以上は焦らしてやらんから…安心して余の前でオスの本能を曝け出すがいい。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


〜〜数年後〜〜


帰ったぞ。旦那よ、どこにおる?


(男に目隠しされる)


おっ?お主は…愛しの我が旦那じゃな?


ふふふ♪ 当然じゃ。手で目隠しをされても、お主の手の感触と声と匂いと気配とで、すぐに分かる。


(あすなろ抱きされる)


何じゃ?余をあすなろ抱きするとは…


そんなに余のことを独占したいか?


案ずるな…余が愛する男はお主ただ一人じゃ。


あの日、ワームホールから落ちてきたお主こそ、余の運命の相手。それは今でも変わらん。


うむ…それはすまんかった。


魔王としての仕事にかまけて、お主を放っておいてるつもりはなかったんじゃが…どうやら、寂しい思いをさせてしまったみたいじゃ。


お詫びにたくさんチューしてやろう…ンッ…


(怒涛の連続キス)


ハァ…このくらいで息切れしているようでは、余の夜の相手は務まらんぞ。


無論じゃ。今夜は思う存分、夫婦の営みを楽しもうぞ。


当然、寝かせるつもりはないからな…覚悟しておくのじゃな?くくくっ♪


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


む…もう朝か。時間が経つのは早いものじゃ。


しかし…気持ち良さそうな顔で寝ておる。愛い奴じゃ…


朝まで寝かさんと言ったのに…まぁ、よい。


余は魔王じゃからな。少し不出来な旦那を寛大な心で許すのも、その務めよ。


まぁ不出来だからこそ、可愛いんじゃが…ふふふ♪


今回は本当にすまんかったな…嫁が旦那に寂しい思いをさせるなど、本来はあってはならぬのに…


む……起きておったか。


狸寝入りとは余をたばかったか?おのれぇ…


ふふ、冗談じゃ。許してくれてありがとうなのじゃ。


お主が余の夫で本当に良かった…心から感謝しておる。


余は何があってもお主の元に帰ってくる。約束じゃ。


うむ…これからもよろしく頼むぞ。旦那様♡ ふふふっ♪
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
威厳たっぷりで美しい独身の魔王様からの逆プロポーズ
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
松平蒼太郎
ライター情報
マツダイラソウタロウ
 pixivにてフリー台本を投稿しています。
 台本の創作は自由にやらせてもらっております。よろしくお願いします。
有償販売利用の条件
当サイトの利用規約に準ずる
利用実績(最大10件)
松平蒼太郎 の投稿台本(最大10件)