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魔界の帝王による子種独占計画
written by 松平蒼太郎
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公開日2023年03月04日 19:44 更新日2023年03月04日 19:44
文字数
1669文字(約 5分34秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
魔界の帝王
視聴者役柄
人間の少年
場所
魔界
あらすじ
貴方は魔界唯一の人間として魔界中の魔族から追われていた。そんな貴方の前に、『闇の帝王』と呼ばれる淫魔族と悪魔族の血を併せ持つ女が立ち塞がり、貴方を狙う理由を赤裸々に語っていく…
本編
んー…そろそろ頃合いかな?


おっ、来た来た……やぁ、少年くん。わたしが準備したショーは楽しんでいただけたかな?


あぁ、そうさ。君に数多の刺客を送り込んだのはこのわたし。


全ては君がこの魔界で生き残る力を鍛えさせるためだ。悪く思わないでくれ。


あはは…「闇の帝王」だなんて厨二臭い肩書きで呼ぶのはよしてくれ。


わたしは淫魔族と悪魔族のハーフに過ぎない。いわば、成り上がりの半端者さ。


けど、君のためにお姉さん、頑張ったんだよ?


多くの魔族を束ね、各国の勢力を統一することで、魔界に平和をもたらした。


そうそう。それまでは魔界唯一の人間である君をめぐって各国で戦争が勃発していたからね。


それらを全て止めたわたしにこそ、君を手に入れる資格がある。そうは思わないか?


ふぅ…相変わらず自分の立場が分かっていないようだね、君は…!


(接近して首絞め)


いいかい?我々魔族にとって人間は保護すべき愛玩動物。言い換えれば可愛がるべき存在。


魔界に偶然迷い込んでしまった君には酷なことかもしれないが…これは揺るがぬ事実なんだよ。


あぁ。戦争が起きたのは君のせい。君を手中に収めるべく、各国がしのぎを削っていたからね。


(首絞め終わり)


ふぅ…そうだな、たしかにあれは逆効果だったね。


君の『誰のモノにもならない宣言』。


あんなことを声を大にして言ったら…ますます争いが激化するだろう?実際そうなったしね。


話を戻そう。わたしは魔界を統一した後、君に多くの刺客を送り込んだ。


前のままの君では弱すぎたからね。あっさり他の者に捕まってしまうとも限らない。


だから君をレベリングしていったのさ。


わたし以外の者に捕まらないように、少しずつ育て上げてきた。


そう…あの激闘の数々は、君を強くすることを目的として行われたものさ。


淫魔族、吸血族、悪魔族、天使族、竜族といった、多くの種族の戦士を、わたしがぶつけてあげた。


君は期待通り…いいや、期待以上の成長を遂げてくれた。


育ての親としてこれほど嬉しいことはない。


だから最後は…わたしと戦い、わたしに敗れることで、君はわたしのモノになるというわけさ。完璧なシナリオだろう?


ふふ…たしかに。わたしに勝てれば、君は晴れて自由の身だ。勝てれば、の話だけどね。


さぁて…余人を交えず、一騎打ちといこうか。覚悟はいいね?


ふふっ…威勢がいいな。いじめ甲斐があって、楽しめそうだ。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


おや?気が付いたかな?身体は大丈夫?


(抱きつかれる)


おっと…急にどうした?わたしに甘えたい気分なのかな?ふふ…


そうか…なら、わたしからも思いっきりギューしてやろう。ギュー…


(抱きしめる)


いい抱き心地じゃないか…最高だよ。


君はこの魔界で唯一の人間…そんな君を愛せるのはこのわたしだけ。


だってそうだろう?『魔界に住む魔族はみんな君を敵視している』からね。


そうさ。君はいわばこの世界の異物。わたしが守ってやらねばならない存在というわけだ。


うん、いい子だ…君は自分の立場をよく理解している。


安心しろ…ここにいる限り、君に傷一つつけさせやしない。


あぁ。君のことはわたしが守る。約束するよ。


(キス)


誓いの口づけだ。これでわたしのことを信じてくれるかな?


ありがとう。君はわたしの宝物だよ。


わたしたちはずっと一緒だ…未来永劫、ね?


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


〜以下、謎の人物との会話〜


…ん?あぁ、あなたでしたか。


こんな夜更けに何か御用で?


ふふっ…彼のことですか。


ご心配なく。彼はすっかりわたしの術中にハマっておりますので。


えぇ。なんせ淫魔の魅了魔法と、悪魔の洗脳魔法を同時にかけてますから。


もはやわたしの手から自力で逃れることはないでしょう。


そちらもご心配には及びません。我々に反抗する勢力はすでに討滅済みです。


彼を外から奪おうなどという愚かな輩も、もはや存在しないでしょう。


えぇ。彼のことは全てこの『帝王』にお任せください。


我々一族の素晴らしい性欲処理係となるでしょう。


はい。彼の肉体は度重なる激闘で鍛えられておりますので、我々相手に連戦しても全く問題ないかと。


はい…彼から優秀な子種を沢山貰いましょう。


我々一族の繁栄のために…ね?
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
魔界の帝王による子種独占計画
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
松平蒼太郎
ライター情報
マツダイラソウタロウ
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