もうすぐ現在付き合ってる恋人と結婚することになった貴方は、最近バタバタして疲れていたため、既婚者である年上の幼馴染のところでのんびり過ごしていた。いつでも頼れるお姉さんでいたい彼女は、自分を相談役として頼ってくれていいと貴方に堂々と言ってのけるのだった…

よっ、寝坊助くん。起きたー？おはよ。


いつまでお姉さんの膝の上で寝てるつもりかなー？


あはは…冗談だよ。まだ寝てていいから。


うん…今日は休日。仕事はお休みの日。


いくらお昼寝してても、バチは当たらないから。


って言っても、もう夕方なんだけど。


ん？そろそろ起きる？


わかった。じゃあ眠気覚ましのコーヒー淹れたげるね。


(主人公が膝から退く)


ん、退いてくれてありがと。


それじゃあ淹れてくるから。ちょっとだけ待っててね。


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そういえば、さ…君ももうすぐ結婚するんだっけ？


そっかぁ…時が経つのは早いね。


あんなに小さかった君がこんなに大きくなって…


ふふっ…まぁね。その分、お姉さんはだいぶ年取ってしまったわけだけど。


あーあ…今じゃ若かったお姉さんも既におばちゃんかぁ。


あ、でも絶対自分で自分のこと、おばちゃんとは言わないからね？


そりゃあそうだよ。気持ちだけでも若くいたいもん。


あ、そう？嬉しいこと言ってくれるな、君は〜！


ふふっ…ありがと。まだまだお姉さんでいられるんなら、よかった。


あたしも既婚者だからね〜。しかもアラサー。


世間的に見たら、十分おばちゃんなんだけど。


まー、でも、君がお姉さん扱いしてくれるんなら、まだ救いはあるってもんかな。


ん？結婚する上でした方がいいこと？


奥さんを愛する。え、それ以外何かある？


その子にプロポーズして、受け入れてもらったんでしょ？


だったら、彼女のこと、生涯をかけて全力で愛さなきゃ。


うん。それが結婚する者の義務っていうか、まぁ、当たり前にやらなきゃいけないことだからね。


まぁ、それでも疲れてくることがあったら…またあたしの所においで？膝くらいなら貸してあげるよ？


うん。あたしは君の頼れるお姉さんですから。


人生の先輩として、君のこと教え導いてあげる。


分からないことがあったら、いつでも聞きにおいで？


うんうん、素直でよろしい。


もしよかったら、今度は彼女も連れておいで？


男の君には言えない悩みを抱えてるかもしれないしね〜。


うん、そーいうこと。同性同士の方が話しやすいって話もあるでしょ？


あ、あはは…大丈夫大丈夫！そんなことしないって〜！


お、女の子にちょっかいかけてたのは、昔の話だから！


まぁまぁ！お姉さんのこと、信じてもろて！ねっ？


ん？どうしたの？もしかして彼女から？


あー、今日の晩御飯どうするって？


あ、そうだ！ねぇ、今日はうちで食べない？あたしの旦那も交えてさ！


そーそー！四人で食卓囲もうよ！旦那ももうすぐ帰ってくるし！ねっ？いいでしょ？


はい、じゃあ決まりね！


てことで、君は将来の可愛いお嫁さんを迎えに行ってあげて。うちの車、使っていいから。


はい、車の鍵。くれぐれも事故らないよう、気をつけてね？


ふふっ♪ どーいたしまして。


君が迎えに行ってる間に、あたしは夕飯の支度しておくから。


大丈夫！旦那も賑やかなのは好きだからさ！全然歓迎してくれると思う！


はいはーい。気をつけて行ってらっしゃーい。


(主人公が家を出ていく)


いつのまにあんなに立派になったんだろうなぁ、あの子…


ホント、ちゃんとした男してるっていうか…


昔はあーんな泣き虫だったのに…


…って、センチメンタルになってる場合じゃなかった。


愛する旦那と将来の若い夫婦のために、とびっきり美味しい料理、振る舞わなきゃね！頑張ろ！

・台本（ゆるボイ！）
人妻の年上幼馴染は人生の頼れる先輩
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
松平蒼太郎