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公開日2023年03月16日 11:44
更新日2023年03月16日 11:44
文字数
1862文字(約 6分13秒)
推奨音声形式
バイノーラル
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
魔術学校 卒業生(今日卒業)
視聴者役柄
魔術学校 在校生
場所
魔術学校 空き教室
あらすじ
とある魔術学校に通う主人公は、ある日伝説の魔法である「生成魔法」が使えるようになる。
それは伝説の勇者が使った道具一種類のみを生成できるという魔法だった。
生成した道具をお世話になった先輩にあげようと、その先輩を呼び出し空き教室で魔法を使うが、生成されたのはまさかの耳かき棒で……?
それは伝説の勇者が使った道具一種類のみを生成できるという魔法だった。
生成した道具をお世話になった先輩にあげようと、その先輩を呼び出し空き教室で魔法を使うが、生成されたのはまさかの耳かき棒で……?
本編
(ドアに鍵をかける音)
ーよし、これで誰も入ってこれないはずよ。
にしても、君がわざわざあたしを呼び出すなんて珍しいわね。どうしたの?
ーええっ!?君、あの「生成魔法」が使えるようになったの!?
そりゃあ知ってるわよ。『伝説の勇者が使った道具を作り出せる魔法』……って言えば聞こえはいいけれど、実際は一種類しか生成できない上に何が生成可能かは人によってバラバラ。サングラスを作り出した人もいるって聞くしね。
おまけに何が生成できるかは使ってみないと分からないし、他の魔法も使えなくなるっていう、ハイリスクハイリターン……いえ、むしろローリターンまである大博打魔法。皮肉を込めて『伝説の超究極魔法』なんて呼ばれてる、悪い意味で有名な魔法だもの。
それで、あたしを呼び出したってことは……。使うのを迷っている訳じゃなくて、使うのを見届けてもらう。あわよくば生成されたものを渡すことで、今日魔術学校を卒業するあたしへのお祝いにしたい。そんなところかしら?
あははっ!大正解だったみたいね。言葉にしなくても、君のその顔を見れば丸わかりよ♪
……よし、それじゃあ善は急げ。兎にも角にも、魔法、使ってみましょうか。
(魔法を発動する音)
さ〜て、鬼がでるか、蛇が出るか……。
……生成できたようね。何ができたのかしら?
こ、これは……!この形状、この色、この素材……!間違いない、これは……!
耳かき棒、ね……。なーんの変哲もない、雑貨屋で投げ売りされてる普通の竹耳かき…。
ああっ!ごめんね?君を貶したかった訳じゃないの!
ええっと……(棒読みっぽく)うわーすごい耳かき棒だなー!このツヤ!この肌触り!いやーこんないい耳かき棒が無限に生成できるなんて羨ましいなあー!
……あー、もしかして、もっと傷を抉っちゃった?ほんとにごめんね?えっと、それじゃあ、そうだな〜……。
ねぇ、その耳かき棒、貸して?あ、一本だけじゃなくて、もう一本生成してもらってもいいかしら。
……ん、ありがと♪
(膝をポンポンと叩く)
それじゃ、あたしの膝の上、来て?耳かきしてあげる。
(布と髪が擦れる音)
……ん?なんで耳かき棒を二本要求したのか?あははっ!それはね〜?
(両耳に耳かき棒を突っ込む)
……こうするため、だよ♪
(両耳かき開始)
どう?あたしの耳かき、気持ちいいかしら?
「今まで感じたことのない快楽です」って、いやん♪嬉しいことを言ってくれるわね♪
実はね、この耳かき棒……君も持ってみればわかると思うけれど、魔力の伝達率がすっごいの!
そうよ?君が今感じている快楽は、あたしの濃〜い魔力によって起こってるの♪
魔力で人を洗脳するなんて御伽話があったけれど、この様子を見ていると、あのお話は真実だったのかもしれないわね。
あははっ、そんな反応しなくてもいいじゃない。むしろ、君はご褒美、って思ってたり……ね。
そう言えば君、他の魔法って本当に使えなくなったの?
んもう、忘れん坊さんなんだから♪「生成魔法を使うと、他の魔法が使えなくなる」って、ついさっき説明したでしょ?
「他は使えなくなっているけれど、炎属性の魔法だけ使える」……?
……あははっ♪そういうことね♪完璧に理解できたわ〜。
さて、ここで君に問題でーす。あたしの得意な魔法、というよりあたしの魔力に適性がある属性は、何属性でしょーか?
そう、炎属性。大正解〜!これで君にも見えてきたかしら?
生成魔法は他の魔法を使えなくするんじゃなくて、使用者の魔力から適性って概念を取り払ってなんの属性の魔法も使えなくする。そしてこの耳かき棒の魔力伝達率を見るに、他人の魔力を完璧な状態で譲渡できる。その魔力を使うことで、生成魔法を使った人でも他の魔法が使える。そういう事、かしらね♪
「さすがは卒業生主席ですね」って、んもう、そんなに褒めても魔力をもっと使って耳かきしてあげるだけよ?
この耳かきや生成魔法のことを、学会か何かに報告しなくていいのか……って?
……んー、あたしは別にいいかな。どちらかと言えば、あたしと君で、この情報、ふたりじめしちゃいたいなーって思ってるわよ?
あははっ!あたしは強欲だからね〜♪元々そういう研究なんて大した興味もなかったし、それに……
好きな人と秘密を共有したいって思うのは、女の子として普通の心理だと思うけれど?
……ん〜♪そんな反応も可愛らしいわね♪それじゃ、そろそろ耳かきも終わらせるわね。
(片耳ずつ、息を吹きかける)
はい、おしまい。
あたしね、卒業記念にもらう物……耳かき棒じゃなくて、君がいいな♪
実はね、あたし、今日はまるまる予定を空けてるの。
……だからね、今日一日かけて、あたしをお祝いしてくれない?
……ん、ありがと♪それじゃ、行きましょうか?あたしたち二人だけの、楽園へ。
ーよし、これで誰も入ってこれないはずよ。
にしても、君がわざわざあたしを呼び出すなんて珍しいわね。どうしたの?
ーええっ!?君、あの「生成魔法」が使えるようになったの!?
そりゃあ知ってるわよ。『伝説の勇者が使った道具を作り出せる魔法』……って言えば聞こえはいいけれど、実際は一種類しか生成できない上に何が生成可能かは人によってバラバラ。サングラスを作り出した人もいるって聞くしね。
おまけに何が生成できるかは使ってみないと分からないし、他の魔法も使えなくなるっていう、ハイリスクハイリターン……いえ、むしろローリターンまである大博打魔法。皮肉を込めて『伝説の超究極魔法』なんて呼ばれてる、悪い意味で有名な魔法だもの。
それで、あたしを呼び出したってことは……。使うのを迷っている訳じゃなくて、使うのを見届けてもらう。あわよくば生成されたものを渡すことで、今日魔術学校を卒業するあたしへのお祝いにしたい。そんなところかしら?
あははっ!大正解だったみたいね。言葉にしなくても、君のその顔を見れば丸わかりよ♪
……よし、それじゃあ善は急げ。兎にも角にも、魔法、使ってみましょうか。
(魔法を発動する音)
さ〜て、鬼がでるか、蛇が出るか……。
……生成できたようね。何ができたのかしら?
こ、これは……!この形状、この色、この素材……!間違いない、これは……!
耳かき棒、ね……。なーんの変哲もない、雑貨屋で投げ売りされてる普通の竹耳かき…。
ああっ!ごめんね?君を貶したかった訳じゃないの!
ええっと……(棒読みっぽく)うわーすごい耳かき棒だなー!このツヤ!この肌触り!いやーこんないい耳かき棒が無限に生成できるなんて羨ましいなあー!
……あー、もしかして、もっと傷を抉っちゃった?ほんとにごめんね?えっと、それじゃあ、そうだな〜……。
ねぇ、その耳かき棒、貸して?あ、一本だけじゃなくて、もう一本生成してもらってもいいかしら。
……ん、ありがと♪
(膝をポンポンと叩く)
それじゃ、あたしの膝の上、来て?耳かきしてあげる。
(布と髪が擦れる音)
……ん?なんで耳かき棒を二本要求したのか?あははっ!それはね〜?
(両耳に耳かき棒を突っ込む)
……こうするため、だよ♪
(両耳かき開始)
どう?あたしの耳かき、気持ちいいかしら?
「今まで感じたことのない快楽です」って、いやん♪嬉しいことを言ってくれるわね♪
実はね、この耳かき棒……君も持ってみればわかると思うけれど、魔力の伝達率がすっごいの!
そうよ?君が今感じている快楽は、あたしの濃〜い魔力によって起こってるの♪
魔力で人を洗脳するなんて御伽話があったけれど、この様子を見ていると、あのお話は真実だったのかもしれないわね。
あははっ、そんな反応しなくてもいいじゃない。むしろ、君はご褒美、って思ってたり……ね。
そう言えば君、他の魔法って本当に使えなくなったの?
んもう、忘れん坊さんなんだから♪「生成魔法を使うと、他の魔法が使えなくなる」って、ついさっき説明したでしょ?
「他は使えなくなっているけれど、炎属性の魔法だけ使える」……?
……あははっ♪そういうことね♪完璧に理解できたわ〜。
さて、ここで君に問題でーす。あたしの得意な魔法、というよりあたしの魔力に適性がある属性は、何属性でしょーか?
そう、炎属性。大正解〜!これで君にも見えてきたかしら?
生成魔法は他の魔法を使えなくするんじゃなくて、使用者の魔力から適性って概念を取り払ってなんの属性の魔法も使えなくする。そしてこの耳かき棒の魔力伝達率を見るに、他人の魔力を完璧な状態で譲渡できる。その魔力を使うことで、生成魔法を使った人でも他の魔法が使える。そういう事、かしらね♪
「さすがは卒業生主席ですね」って、んもう、そんなに褒めても魔力をもっと使って耳かきしてあげるだけよ?
この耳かきや生成魔法のことを、学会か何かに報告しなくていいのか……って?
……んー、あたしは別にいいかな。どちらかと言えば、あたしと君で、この情報、ふたりじめしちゃいたいなーって思ってるわよ?
あははっ!あたしは強欲だからね〜♪元々そういう研究なんて大した興味もなかったし、それに……
好きな人と秘密を共有したいって思うのは、女の子として普通の心理だと思うけれど?
……ん〜♪そんな反応も可愛らしいわね♪それじゃ、そろそろ耳かきも終わらせるわね。
(片耳ずつ、息を吹きかける)
はい、おしまい。
あたしね、卒業記念にもらう物……耳かき棒じゃなくて、君がいいな♪
実はね、あたし、今日はまるまる予定を空けてるの。
……だからね、今日一日かけて、あたしをお祝いしてくれない?
……ん、ありがと♪それじゃ、行きましょうか?あたしたち二人だけの、楽園へ。
クレジット
ライター情報
耳かき好きなただの一般人。台本はpixivにも並行して投稿中。
投稿した台本のミスはご愛嬌、ということでお願いします。
投稿した台本のミスはご愛嬌、ということでお願いします。
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