貴方はとある目的のために、他クラスの不良女子に目をつけ、彼女との接触を試みるが、あっさり拒絶されてしまう。しかし、彼女が他校の不良生徒と揉め事を起こしているところに、貴方は迷いなく介入して…？

あ？んだよ、お前…アタシになんか用か？


別に関係ねーだろ。アタシがどこで何してようが…


…ッ！なんでテメェがそのことを知ってやがる⁉︎


(男の胸ぐらを掴む)


…見たのか？アタシが他校の不良と揉めてるとこ…


くそっ！おい、いいか？アタシが学外で喧嘩したってことは絶対誰にも言うな。


言ったらテメェを殺す。いいな？


ふん…だったら、今は見逃してやる。


(胸ぐらを掴んでいた手を離す)


余計なことはすんなよ？ぜってぇだからな？


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(他校の不良どもにボコボコにされる)


かはっ…くそ、複数でボコスカ殴りやがって…


あぁ、最悪の気分だ…テメェらみてえなクソに目ェつけられたんだからな…


…ッ！おい、何すんだよ！やめろ！


(不良に制服のボタンを外される)


やめろ…アタシはテメェらの慰みモノじゃねぇ…ボタン、外すんじゃねえよ…


(不良にスカートの中に手を突っ込まれる)


んっ、あっ…！くぅっ…！


ス、スカートん中はやめろぉっ！これ以上はホントに…！


(男が倉庫の扉を開けて入ってくる)


あ……お、お前、何でここに…


迎えに…？何でアタシなんか…


ばっ、バカ！よせ！


この人数相手に挑む気か⁉︎死ぬぞ！


大丈夫って…何がだよ！囲まれてる状況のどこが大丈夫なんだよ！意味わかんねぇ！


…ッ！本気でやる気かよ、アイツ…！


くそっ、アタシのせいでこんな…！


(男が周りにいた不良全員返り討ちにする)


…あ？マジ、かよ…お前、何もんだ…？


お、おぅ…ロープな。外してくれると助かる…


(男にロープをほどいてもらう)


さ、サンキュー…助かった…


あ、あぁ…帰る、か…うん…


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(お互い黙って道を歩く)


…なぁ、聞きてえことが山ほどあんだけど、いいか？


おぅ…なんでお前、あの場所が分かった？


てか、そもそもなんで助けに来た？


尾行って…ストーカーかよ。なんのために…


えっ？な、なんだよ…そんな睨むなよ…


…アタシとお前が仲間に？どういうことだ？


(男が事情を説明する)


つまりアレか…学校内でアタシと協力関係を結びたいってことか。


けどお前、別に学校に敵いなさそうじゃん。


つか、お前の強さがあれば、敵なんて出てきても返り討ちだろ。


当たり前だろ。不良に囲まれて、無傷で生還なんて普通じゃねえ。どう考えてもおかしいだろ、あれは…


ガキの頃になんかやってたのか？空手とか…


水泳？ホントかよ…


それだけであの強さって、相当だぞ。


バグってるっつーか、イカれてんな、お前。


は？薬局？なんで？


手当て？いらねーよ。


こんな傷、大したことねぇ。


(傷部分に軽く触れられる)


いてっ！バカ、勝手に人の身体触んじゃねぇ！


くっ…わーったよ。大人しく治療されてやらぁ…


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おぅ…とりあえずこんなもんでいい。ありがとな。


悪りぃ…薬局で買った絆創膏とかの金は今度返すってことでいいか？今手持ちが無くてさ…


いや、返さねえとアタシの気が済まねえ。


大体、アタシらは仲間なんだろ？


だったら、対等な関係でいるために、貸し借りは無しにすべきだと思うんだが？


だから！そう言ってんだろ！仲間になってやるっつってんだよ！


そ、そりゃあな…危ねえところを助けられたわけだし、仲間になんのも悪くないかなって…


お、おぅ…これからよろしくな。


(握手)


…お前、意外としっかりした手してんだな。


いや、なんとなく…手から強者感が伝わってくるっつーか、そんな感じ。


それより、さ…お前、他になんか要求しねえの…？


だってよ…危険を冒してまでアタシを助けてくれたわけだし…そういう権利はあるだろ？


で、できる限りのことはするけど…あんまり無茶なことは要求すんなよ…？


3組の高山を見張る？なんでまた…


あ〜…たしかに黒い噂絶えねえもんな、アイツ。


クラスの独裁者なんだろ？なんか裏でクラスメイト脅してるっていう話は聞いたことある。


へー…高山の奴、今度の生徒会選挙に出んのか。


意外…でもねえか。征服欲強そうだし。


ふーん…要するに高山の当選を阻止したいから、高山が変なことしないか見張っとけっつーことな。


ま、そんくらいならお安い御用だ。いくらでも見張ってやるよ。


言わねえよ、お前と繋がってることなんて。言う気もねぇ。


あ、そうだな。連絡先交換しとかねえと、いざという時、情報伝えられねえもんな。


(男と連絡先を交換する)


おし、登録完了。じゃ、アタシは帰るわ。


おぅ、また学校でな。金はまた今度返すわ。


(男が踵を返して立ち去ろうとする)


あっ…なぁ！今日はホントにありがとな！


アタシ、お前のことは信じてっから！そんじゃ！

・台本（ゆるボイ！）
他クラスの不良女子と協力関係を結ぶために恩を売った
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
松平蒼太郎