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公開日2023年05月28日 20:50
更新日2023年05月28日 20:50
文字数
1976文字(約 6分36秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
ギャル後輩
視聴者役柄
先輩
場所
肝試しコース
あらすじ
大学のサークルの肝試しに参加した貴方は、くじで腐れ縁の後輩とペアになる。彼女と駄弁りながらコースを歩いていると、何やら怪しい影が近づいてきて…?
本編
せんぱ〜い…ちょっと歩くの速くないすかー?
もうちょいゆっくり歩いてくださいよ〜。
速いっすよ。十分、速い。
いや、気持ちはわかりますけど…そこは乙女に合わせるのが、できる男ってもんじゃありません?
ちょ、開き直んなし。先輩、ウチのこと女扱いしてないっしょ?
うわ、やっぱり…つーか先輩、もうちょっとオブラートに包むとかできない?そんなハッキリ言われたら、普通に泣くんすけど。
あ〜、もういいや。デリカシーのない先輩にはもう何も期待しないんで。
それよりこの道、いつまで続くんすかね?なんか長くないすか?
いや、人のせいにすんなし。これでも先輩に合わせて、早歩きしてんすから。
う、ウチが運動不足なのは否定しませんけど…体力バカの先輩と比べたら、誰だってこうなります。
…んー、まぁ、そうっすよね。
可愛い後輩に全く気を遣ってくれないのはともかくとして、この肝試しコース長すぎるんすよね。マジでいつまで歩かせる気なんすか…
そっすね。あのバカ部長、戻ったら二人でとっちめてやりましょう。
(しばらく無言で歩く)
雰囲気不気味なのに、なんも出てこないっすね…
なんかどっかに仕掛けとか施したりしてないんすかね?
ですよねー…何も出てくる気配ありませんし。
けどまさか先輩と肝試しのペアになるとは思いませんでした。
いや、普通にアンラッキーです。か弱い乙女を放っておいて、自分だけズンズン歩いて行くし。もっと気遣いのできる男のがよかったです。
いや、先輩はどの女の子とペアになってもダメだと思います。気遣いっていう概念が存在しませんし。
ホントかよ〜…ウチ以外には気を遣うって、普通に差別じゃね?それって人としてどうなんすか?先輩……ッ⁉︎
(いきなり茂みに連れ込まれて口を塞がれる)
…ッッ!ハァッ、ハァッ…
先輩…いきなり何すんすか…呼吸止まると思ったんすけど…
…は?なんかいるって、何が?
…まさかオバケ?幽霊?けどさっきまで何も…
な、何すかあの影…チョー不気味なんすけど…
…なんかこっち近づいてきてないすか?これ、ガチでヤバい感じ?
…へっ?ちょ、ちょおおお⁉︎
(手を掴まれて無理やり走らされる)
ハァッ、ハァッ、ハァッ、ハァッ…
ちょ、も〜!何なんすか!いきなり走り出して!
体力限界っすよ〜…もう歩くのもしんどいですって…
…はい?気のせいってそれ、マジで言ってます?
(クソデカため息)
も〜〜〜…チョー最悪。無駄に走らされただけじゃないすか…
次からは絶対、先輩と肝試しのペアになんかなりませんから…
…もう、何すか?質問なら後にして…
……先輩?いきなり何言ってんすか?頭、トチ狂いました?
嫌っすねぇ、先輩。可愛い後輩の顔も忘れたんすか?
ウチはウチっすよ。先輩より歳下の、腐れ縁な女友達っす。
ふふっ、あははっ…!
せんぱぁい…そこまで分かってながら、なんでウチをわざわざこんなとこまで引っ張ってきたんすかぁ?
ふふふっ…いいことを教えてあげます、先輩。
好奇心は時に、自らを危険な目に晒すんすよ?
あぁ〜、可哀想な先輩…身動き一つ、取れなくなっちゃいましたね?
そ。金縛りってやつです。体験したのはこれが初っすかね?
それにしても…見事な推理でしたねぇ、先輩。
先輩は肝試しの途中でウチとはぐれた…手を繋いでいたはずのウチと。
そして入れ替わるようにして『ウチ』が現れた…たった今、先輩が偽者だと看破した、このウチが。
さっき先輩が見たっていう影…あれが本物のウチでしょう?
さぞかし驚いたことでしょうねぇ?同じ人間がこの場に二人もいるんすから。
あぁ、もちろん双子っていうオチはないんで、そこは安心してください。ウチ、正真正銘の一人っ子なんで。
で、先輩が本物のウチを見て走り出したのは、この偽者のウチと引き合わせないようにするためでしょう?
男前っすよねー、先輩って。
大切な後輩を危険に晒さないために、自らが犠牲になったんすから。
さぁ?直接対面してたら、どうなってたと思います?
もしかしたら、どっちかが死んでたかもしれないっすね。
ウチの正体について知りたいなら…その対価としてご自身を払ってください。
えぇ。とりあえずウチ、先輩のこと好きなんで。
こうして完璧に二人きりになるのは願ったり叶ったりっすよ。
(身体を密着させる)
ほらぁ…可愛い後輩にこーんなにくっつかれて、ドキドキしません?
先輩の心臓、ドクドクいってますね。やっぱ身体は正直なんすよ…
ねぇ、先輩…最近、何か変わったことはありませんでした?
例えば〜…可愛い後輩ちゃんに告白されちゃったりとか?
返事、まだっすよね?どうしてさっさと返事しないんすか?
…その優柔不断さが、今のウチを生み出した原因って言ったら信じます?
告白の返事を伸ばしに伸ばして…そんなことされたら、告白した側は不安になって当然ですよね?
ふふふっ…ここまで言われたら、鈍い先輩でも流石にわかったみたいっすねぇ。ウチの正体…
ま、分かったところで、今の状況が変わることもないんすけどね♪
今度はウチのこと、もらってくれますよね…せーんぱい?
もうちょいゆっくり歩いてくださいよ〜。
速いっすよ。十分、速い。
いや、気持ちはわかりますけど…そこは乙女に合わせるのが、できる男ってもんじゃありません?
ちょ、開き直んなし。先輩、ウチのこと女扱いしてないっしょ?
うわ、やっぱり…つーか先輩、もうちょっとオブラートに包むとかできない?そんなハッキリ言われたら、普通に泣くんすけど。
あ〜、もういいや。デリカシーのない先輩にはもう何も期待しないんで。
それよりこの道、いつまで続くんすかね?なんか長くないすか?
いや、人のせいにすんなし。これでも先輩に合わせて、早歩きしてんすから。
う、ウチが運動不足なのは否定しませんけど…体力バカの先輩と比べたら、誰だってこうなります。
…んー、まぁ、そうっすよね。
可愛い後輩に全く気を遣ってくれないのはともかくとして、この肝試しコース長すぎるんすよね。マジでいつまで歩かせる気なんすか…
そっすね。あのバカ部長、戻ったら二人でとっちめてやりましょう。
(しばらく無言で歩く)
雰囲気不気味なのに、なんも出てこないっすね…
なんかどっかに仕掛けとか施したりしてないんすかね?
ですよねー…何も出てくる気配ありませんし。
けどまさか先輩と肝試しのペアになるとは思いませんでした。
いや、普通にアンラッキーです。か弱い乙女を放っておいて、自分だけズンズン歩いて行くし。もっと気遣いのできる男のがよかったです。
いや、先輩はどの女の子とペアになってもダメだと思います。気遣いっていう概念が存在しませんし。
ホントかよ〜…ウチ以外には気を遣うって、普通に差別じゃね?それって人としてどうなんすか?先輩……ッ⁉︎
(いきなり茂みに連れ込まれて口を塞がれる)
…ッッ!ハァッ、ハァッ…
先輩…いきなり何すんすか…呼吸止まると思ったんすけど…
…は?なんかいるって、何が?
…まさかオバケ?幽霊?けどさっきまで何も…
な、何すかあの影…チョー不気味なんすけど…
…なんかこっち近づいてきてないすか?これ、ガチでヤバい感じ?
…へっ?ちょ、ちょおおお⁉︎
(手を掴まれて無理やり走らされる)
ハァッ、ハァッ、ハァッ、ハァッ…
ちょ、も〜!何なんすか!いきなり走り出して!
体力限界っすよ〜…もう歩くのもしんどいですって…
…はい?気のせいってそれ、マジで言ってます?
(クソデカため息)
も〜〜〜…チョー最悪。無駄に走らされただけじゃないすか…
次からは絶対、先輩と肝試しのペアになんかなりませんから…
…もう、何すか?質問なら後にして…
……先輩?いきなり何言ってんすか?頭、トチ狂いました?
嫌っすねぇ、先輩。可愛い後輩の顔も忘れたんすか?
ウチはウチっすよ。先輩より歳下の、腐れ縁な女友達っす。
ふふっ、あははっ…!
せんぱぁい…そこまで分かってながら、なんでウチをわざわざこんなとこまで引っ張ってきたんすかぁ?
ふふふっ…いいことを教えてあげます、先輩。
好奇心は時に、自らを危険な目に晒すんすよ?
あぁ〜、可哀想な先輩…身動き一つ、取れなくなっちゃいましたね?
そ。金縛りってやつです。体験したのはこれが初っすかね?
それにしても…見事な推理でしたねぇ、先輩。
先輩は肝試しの途中でウチとはぐれた…手を繋いでいたはずのウチと。
そして入れ替わるようにして『ウチ』が現れた…たった今、先輩が偽者だと看破した、このウチが。
さっき先輩が見たっていう影…あれが本物のウチでしょう?
さぞかし驚いたことでしょうねぇ?同じ人間がこの場に二人もいるんすから。
あぁ、もちろん双子っていうオチはないんで、そこは安心してください。ウチ、正真正銘の一人っ子なんで。
で、先輩が本物のウチを見て走り出したのは、この偽者のウチと引き合わせないようにするためでしょう?
男前っすよねー、先輩って。
大切な後輩を危険に晒さないために、自らが犠牲になったんすから。
さぁ?直接対面してたら、どうなってたと思います?
もしかしたら、どっちかが死んでたかもしれないっすね。
ウチの正体について知りたいなら…その対価としてご自身を払ってください。
えぇ。とりあえずウチ、先輩のこと好きなんで。
こうして完璧に二人きりになるのは願ったり叶ったりっすよ。
(身体を密着させる)
ほらぁ…可愛い後輩にこーんなにくっつかれて、ドキドキしません?
先輩の心臓、ドクドクいってますね。やっぱ身体は正直なんすよ…
ねぇ、先輩…最近、何か変わったことはありませんでした?
例えば〜…可愛い後輩ちゃんに告白されちゃったりとか?
返事、まだっすよね?どうしてさっさと返事しないんすか?
…その優柔不断さが、今のウチを生み出した原因って言ったら信じます?
告白の返事を伸ばしに伸ばして…そんなことされたら、告白した側は不安になって当然ですよね?
ふふふっ…ここまで言われたら、鈍い先輩でも流石にわかったみたいっすねぇ。ウチの正体…
ま、分かったところで、今の状況が変わることもないんすけどね♪
今度はウチのこと、もらってくれますよね…せーんぱい?
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台本の創作は自由にやらせてもらっております。よろしくお願いします。
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