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宝石族の幼馴染の計略プロポーズ
written by 松平蒼太郎
  • ファンタジー
  • 色仕掛け
  • 幼なじみ
  • ヤンデレ
  • 逆プロポーズ
  • 宝石
  • 婚約指輪
  • ダイヤモンド
  • 誘拐
  • 現代
  • 逆レ◯プ
公開日2023年07月06日 06:35 更新日2023年07月06日 06:35
文字数
1244文字(約 4分9秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
宝石族の幼馴染
視聴者役柄
人間の幼馴染
場所
某所
あらすじ
貴方は宝石を自在に生み出せる『宝石族』と呼ばれる魔族の女の子と幼馴染であった。しかし、貴方は業者に提示されたお金に目がくらみ、彼女を売り渡そうとして…?
本編
(男の跡をつける)


…あれ?たしかこっちに曲がったはずなんだけど…どこ行って……ッ⁉︎


(背後からいきなり押さえ込まれる)


んっ…!んんっ⁉︎ んっ!んー!


(そのまま近くにあった車に放り込まれる)


ぷはっ!いきなり何すんの…⁉︎


誘拐って…何それ…わたし、君に何か悪いことした⁉︎


う…跡をつけてたのはその…ちょっとした事情があって…


いや、でも…!いきなりこんなふうに誘拐される謂れはないから!早くわたしを解放して!


そんな…わたし、これからどうなるの…?


…ハァ。ま、とりあえず第一段階はクリアってことで…


う、ううん…なんでもない。ただの独り言。


それより…わたしを誘拐して、これからどうするつもり?


売り捌く…そ。まぁ、妥当な判断か。


宝石なんて売って金にしてしまうくらいしか、使い道ないもんね。


あーあ…宝石族じゃなくて、普通に人族として生まれたかったなぁ。そしたら、君にもこうして裏切られずに済んだのに。


いや、それは無理。誘拐されて、悪く思わない方がどうかしてる。


ていうか、それなりに長い付き合いだったのに、なんでいきなり誘拐して売り捌こうとするわけ?


ふーん…わたしを高値で買い取ってくれる業者が。それはそれは…


で?今はその業者のところに向かってるってわけだ。


はいはい…大人しくしてる。イマハマダ…


(車が目的地に到着)


ここ?もう着いた?


こんな薄ら寂しいところで…いかにも強面の人が出てきそうな場所だね。


(人影が現れる)


あっ、あの人じゃない?君の言う業者って…ねっ!


(背後から突然、男の頭を殴る)


ふぅ…は〜、作戦成功。こんなあっさり引っかかってくれるとは思わなかった。


アンタもありがとね。わざわざこっちの作戦に乗ってくれて。


はいはい…今度いい男紹介するから。


うん、それじゃあまた。あたしはコイツとヤることヤって帰るから。


(友達が立ち去る)


さて…もう薄々お察しだろうとは思うけど、今日から君はわたしのモノね。


そ。最初から全部仕組んでたよ。


君がわたしを売り捌くように業者を手配したのはわたし。ていうかあれ、わたしの友達だし。


大金提示されて、心くらっときたでしょ?


あはは…やっぱり幼馴染って関係より、お金の方が大事なんだよねー。君にとっては。


ううん、怒ってないよ。ただまぁ、そうだろうなーって思っただけ。


だからこそ…今ここでヤるの。わたしに永遠の愛を誓ってもらうために…ね?


(馬乗りになる)


無駄無駄。人間くん程度の力じゃ、わたしを押し除けるのは不可能だよ。


そ。宝石族って人に限りなく似てるけど、一応魔族の括りだからさ…膂力は普通に人間の倍はあるよ。知らなかった?


あはは…さっき連れ去られたのは演技に決まってんじゃん。人間の女の子っぽかったでしょ?


あ、そうだ。先にこれ、嵌めてもらおうかな。


(男の指に指輪装着)


ね、綺麗でしょ?宝石族が魔力で作った指輪…


見ての通り、君にはダイヤモンドの指輪。石言葉は『永遠の絆』。わたしと君にピッタリでしょ?


お金や女に二度と惑わされない…この指輪をつけていれば、君はわたししか見れなくなるからね♡


今までわたしと幼馴染やってくれてありがと…これからは夫婦としてよろしくね?だ・ん・な・さ・ま♡
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
宝石族の幼馴染の計略プロポーズ
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
松平蒼太郎
ライター情報
マツダイラソウタロウ
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