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鬼蜘蛛クノイチの束縛プロポーズ
written by 松平蒼太郎
  • 敬語
  • からかい
  • ファンタジー
  • インモラル
  • 色仕掛け
  • 調教
  • ヤンデレ
  • 人外 / モンスター
  • 妖怪
  • クノイチ
  • 逆プロポーズ
  • 拘束
  • 和風
公開日2023年07月15日 15:31 更新日2023年07月15日 15:31
文字数
1178文字(約 3分56秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
クノイチ(鬼蜘蛛)
視聴者役柄
一国の君主
場所
屋敷
あらすじ
一国の主である男は巷では『妖殺し』と呼ばれるほどの妖怪退治の達人であった。近頃、領内に出没する正体不明の妖を斬るべく、部下のクノイチに情報収集をさせていたのだが、彼女自身がその妖であって…?
本編
(襖が開く)


御館様…お召しにより、ただいま参上致しました。


はっ…なんなりとご命令ください。


…そうですね。近頃は妖(あやかし)の類いが多く出没しているようで…その関係で、行方不明者も多く出ていると聞き及んでおります。


いえ、それが何も…申し訳ありません。いまだに件(くだん)の妖に関する詳細な情報は不明で…


はっ…今後も情報の収集には尽力致しますので、何卒…


…はっ?御館様、今なんと…ッ!


(肩をバッサリ斬られる)


かはっ…お、御館様…一体何を…?


わ、わたしが妖…?何を証拠に、そんな…


くふっ…ふふふ…あはは…!


あーあ…やはり御館様の目は誤魔化せませんでしたか。


さすが『妖殺し』の異名を取るだけはあります。いやはや、恐れ入りました。


さぁて…この状況、どうしたものか…ふふふ…


いえ…バカになどしておりません。ただ、本当にいいのかなと思いまして…


えぇ。このままわたしを討ち取ると、御自身を捕らえる糸から逃れられなくなりますよ?


ふふっ…今ごろお気づきになりました?少し遅かったですね。


無駄ですよ…その糸は刀では斬れません。見ての通り、とっても粘着質ですから。


自慢の剛力でも逃れられませんよ…もがけばもがくほど、絡まる仕様ですので。


えぇ、わたしは鬼ですよ。ただし、『鬼蜘蛛』ではありますけど。


はい。その名の通り、鬼と化け蜘蛛、両方の力を併せ持つ妖でございます。


御館様がわたしをこの部屋で手討ちにすることは分かっておりましたから…あらかじめ、部屋に糸を張り巡らせておきました。御館様がここで待機するもっと前から、ね?


いえいえ、そんな…御館様を腹におさめようなどと、そのような勿体無いことはいたしません。


そうですね…御館様にはわたしと夫婦(めおと)にでもなっていただきましょうか。


はい。御館様との間の子どもであれば、さぞかし強靭な妖が生まれることでしょう。


正気ですよ、わたしは。御館様のような、雄々しくて力強い殿方は、わたしの好みですから♡


ふぅ…話しているうちに、先ほど斬られた傷口が塞がってきました。これで体調も万全です。心置きなく、御館様との子どもも孕めますね♡


では手始めに…その唇からいただきましょうか。ンッ…


(深い接吻)


御館様との初めての接吻…とっても興奮します♡


ちなみにわたしに深手を負わせた殿方は御館様が初めてです。もはや即刻、わたしとの婚姻を済ませるしかありませんね♡


あぁ、いけません…御館様ともあろうお方が、そのような強い言葉をむやみに使っては。弱く見えますよ?


もっとも…今の御館様は、わたしに捕食されるだけの獲物に過ぎないのですが。


えぇ。必ずや、御館様を屈服させてみせます。この鬼蜘蛛の名にかけて。


ところで…御館様はどのような遊戯をご所望ですか?御館様のご希望に応じた縛り遊びをして差し上げますが、いかがでしょう?


ふふっ、かしこまりました。お任せというのであれば、その通りに。


まだまだ夜は長いですから…わたしとの逢瀬を存分に楽しんでいってください♡ うふふっ♪
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
鬼蜘蛛クノイチの束縛プロポーズ
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
松平蒼太郎
ライター情報
マツダイラソウタロウ
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