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公開日2023年07月22日 12:08
更新日2023年07月22日 12:08
文字数
1388文字(約 4分38秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
妖狐
視聴者役柄
君主
場所
屋敷
あらすじ
一国の君主である男の妻は忍びで、その正体は妖狐であった。先代君主から跡を継いで日が浅い彼は、一国を背負うという重圧に耐える日々を送っていた。そんな彼の心の支えとなっているのが忍びであり、妖狐でもある妻なのだが、彼女には裏の顔があって…?
本編
旦那様…ただいま戻ったぞ。
ふふ…動揺しておるな。ワシがいきなり背後から現れるのには、未だ慣れんか?
そうかそうか…ワシの忍びとしての技量も高まったということじゃな。嬉しい限りじゃ。
うむ…旦那様に命じられた通り、隣国の様子は探ってきたぞ。
まぁ、噂通りじゃな。町も村も焼け野原になっておったわ。人っ子一人おりゃせん。
あれはもはや国として機能しておらんな。
うむ…狐の妖力もたしかに残っておった。
一国を滅ぼせる狐など、この世に一匹しかおらん。
そう…九尾の狐じゃ。あやつが隣国を丸ごと滅ぼしたと見て間違いなかろう。
理由?さぁな、そこまでは知らん。
案外、痴情のもつれか何かかもしれんぞ?
まぁ、あまり心配することもあるまい。九尾の奴がよそで暴れてるという話も聞かぬしのう。
ふふ…旦那様は臆病じゃな。そのような姿を家臣の者たちに見せては、舐められて謀反を起こされてしまうぞ?
そうか…ワシだけにそのような弱々しい姿を見せてくれるんじゃな。
愛い奴じゃ…ほれ、こっちに来い。ワシの尻尾で抱きしめてやろう。
(尻尾で男を包む)
モフモフで気持ちいいじゃろう?ワシの尻尾は…
うむ…一国を背負うという重圧…まだまだ若い旦那様には酷な話であろう…
先代が志半ばで倒れてしまったからな…この国を守れるのは、先代の唯一のお世継ぎである旦那様しかおらぬというわけじゃ。
いつもよく頑張っておるな、えらいぞ。ワシがヨシヨシしてやろう。よしよーし…
(頭を撫でる)
ワシも忍びとして、妻として、これからも影で旦那様を支えよう。
今だけは…二人きりの時だけは、ワシに存分に甘えてよいからな…
……ふふ、寝てしまったか。疲れも溜まっておったんじゃろうなぁ。
(夫を寝床に寝かせる)
さて…ワシはそこでコソコソ嗅ぎ回っているネズミでも、狩るとしようかの。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
お主ら…こんなところにワシを呼び寄せて、何のつもりじゃ?
ほぅ…ワシが主君を誑かす女狐と申すか。
くくっ…主らも哀れよのぉ。知らんでいいことまで知って、自らの寿命を早めるとは…
手勢は…二十人といったところか。
たったそれだけで、このワシを討つつもりか?
くくっ…ワシも舐められたものよのぉ。
九尾ほどではないとはいえ、ワシもそこそこ強い狐なのじゃが。
まぁ、よい…まとめてかかってくるといい。全員返り討ちにしてやるがの。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
これで終いか?あっけない幕引きじゃな。
それにしても主ら…このワシを旦那様から引き剥がそうとは、いい度胸じゃな。
妖術と忍術を同時に使えるワシが、お主ら如きに引けを取るわけなかろうて。
安心せい…お主らの代わりはいくらでもおる。
お主らがいなくなった分は、我が子分の狐どもが埋めてくれる。
旦那様には「謀反を企んだ下手人どもを始末してやった」と伝えておいてやる。ワシお手製の、偽の証拠を突きつけてな。
じゃから…何も心配することなく、あの世へ逝け。
(トドメをさす)
ハァ…全く、要らぬ仕事を増やしおって。阿呆が…
ワシの正体を知ったとて、大人しくしていればよいものを…くだらぬことを企むから…
ワシと旦那様を引き離す者は誰であろうと許さん…誰であろうとな。
(ため息)
まぁ、よい…ワシもそろそろ八尾から九尾に進化できるし…そうすれば、もうこの国に敵はおらん。
旦那様の隣にいるのは、ワシだけでよい…ワシさえおれば、旦那様の幸せは保証されるのじゃからな。
さぁて…旦那様の寝顔を拝見しながら、ワシも眠るとしようかの。ふふふ…
ふふ…動揺しておるな。ワシがいきなり背後から現れるのには、未だ慣れんか?
そうかそうか…ワシの忍びとしての技量も高まったということじゃな。嬉しい限りじゃ。
うむ…旦那様に命じられた通り、隣国の様子は探ってきたぞ。
まぁ、噂通りじゃな。町も村も焼け野原になっておったわ。人っ子一人おりゃせん。
あれはもはや国として機能しておらんな。
うむ…狐の妖力もたしかに残っておった。
一国を滅ぼせる狐など、この世に一匹しかおらん。
そう…九尾の狐じゃ。あやつが隣国を丸ごと滅ぼしたと見て間違いなかろう。
理由?さぁな、そこまでは知らん。
案外、痴情のもつれか何かかもしれんぞ?
まぁ、あまり心配することもあるまい。九尾の奴がよそで暴れてるという話も聞かぬしのう。
ふふ…旦那様は臆病じゃな。そのような姿を家臣の者たちに見せては、舐められて謀反を起こされてしまうぞ?
そうか…ワシだけにそのような弱々しい姿を見せてくれるんじゃな。
愛い奴じゃ…ほれ、こっちに来い。ワシの尻尾で抱きしめてやろう。
(尻尾で男を包む)
モフモフで気持ちいいじゃろう?ワシの尻尾は…
うむ…一国を背負うという重圧…まだまだ若い旦那様には酷な話であろう…
先代が志半ばで倒れてしまったからな…この国を守れるのは、先代の唯一のお世継ぎである旦那様しかおらぬというわけじゃ。
いつもよく頑張っておるな、えらいぞ。ワシがヨシヨシしてやろう。よしよーし…
(頭を撫でる)
ワシも忍びとして、妻として、これからも影で旦那様を支えよう。
今だけは…二人きりの時だけは、ワシに存分に甘えてよいからな…
……ふふ、寝てしまったか。疲れも溜まっておったんじゃろうなぁ。
(夫を寝床に寝かせる)
さて…ワシはそこでコソコソ嗅ぎ回っているネズミでも、狩るとしようかの。
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お主ら…こんなところにワシを呼び寄せて、何のつもりじゃ?
ほぅ…ワシが主君を誑かす女狐と申すか。
くくっ…主らも哀れよのぉ。知らんでいいことまで知って、自らの寿命を早めるとは…
手勢は…二十人といったところか。
たったそれだけで、このワシを討つつもりか?
くくっ…ワシも舐められたものよのぉ。
九尾ほどではないとはいえ、ワシもそこそこ強い狐なのじゃが。
まぁ、よい…まとめてかかってくるといい。全員返り討ちにしてやるがの。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
これで終いか?あっけない幕引きじゃな。
それにしても主ら…このワシを旦那様から引き剥がそうとは、いい度胸じゃな。
妖術と忍術を同時に使えるワシが、お主ら如きに引けを取るわけなかろうて。
安心せい…お主らの代わりはいくらでもおる。
お主らがいなくなった分は、我が子分の狐どもが埋めてくれる。
旦那様には「謀反を企んだ下手人どもを始末してやった」と伝えておいてやる。ワシお手製の、偽の証拠を突きつけてな。
じゃから…何も心配することなく、あの世へ逝け。
(トドメをさす)
ハァ…全く、要らぬ仕事を増やしおって。阿呆が…
ワシの正体を知ったとて、大人しくしていればよいものを…くだらぬことを企むから…
ワシと旦那様を引き離す者は誰であろうと許さん…誰であろうとな。
(ため息)
まぁ、よい…ワシもそろそろ八尾から九尾に進化できるし…そうすれば、もうこの国に敵はおらん。
旦那様の隣にいるのは、ワシだけでよい…ワシさえおれば、旦那様の幸せは保証されるのじゃからな。
さぁて…旦那様の寝顔を拝見しながら、ワシも眠るとしようかの。ふふふ…
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