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ネトゲの戦友がヤンデレ彼女にジョブチェンジしました
written by 灰塔アニヤ
  • ヤンデレ
  • ボクっ娘
  • メンヘラ
  • サイコパス
公開日2023年08月06日 02:27 更新日2023年08月06日 02:42
文字数
3743文字(約 12分29秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
僕っ子のゲーマーでルームシェアに誘われる
視聴者役柄
ゲーム仲間でルームシェアに誘う
場所
自宅
あらすじ
引っ越しを考えていた矢先にネトゲで仲の良い、少し気になる女の子にルームシェアをしないかと声を掛けてみた。
彼女はゲームがうまく、かつ話も合う。
オンラインで付き合いもダントツに長い。
悩みながらも彼女は承諾してくれたが、まさかネトゲの戦友がこんなジョブチェンジするだなんて……。
本編
※作中表記についての説明

・―…状況、情景の説明(例:彼の部屋のソファに座りながら話している…等)
・()…心情(例:笑いながら…、泣きそうなのを堪えて…等)
・{}…吐息、溜息など

――――――――――――――――――――――――――――――

【day0】

―通話をしながらネットゲームをしている。ゲームパッドの操作音が聞こえる。
良いプレイが出来て機嫌がよい。

SE:ゲームパッドの操作音

(通話しているような音質で)
おおー、ないすぅ!
GGだったよ。
君と組んでると安心感マジぱないね。
え?君もそう思う?
あははー、でしょー、もっとぼくを褒めたたえなよ。

あれ、そういや明日は集まれるんだっけ?
んー?なんかね、サーバーの他のひとたち、あんま集まれないっぽくて。
最近ぼく、ソロでさー、寂しいよー。

ねー、ちょっと前まではあんなにみんないたのにさぁ。
半日?いや15時間とか?
あはは、よくあんなにぶっ通しでゲームやってたよね。

―「近々引っ越そうと思い、しばらくゲームできないかも」と言われてややびっくりしたように。

え?君、引っ越すの?
え、え?どこ?じゃ、しばらくゲームできない?

(寂しさと羨ましさが入り混じったように)
そっか…いいなぁ。
一人暮らしか。
(少し暗い声で)
ぼくはバイトもできないし親が…ね、あれだから。
(から元気のような明るい声で)
でも、いいなぁ、一人暮らししたら超ゲーム部屋作ってさ、もっと君とも遊んで……。

―「実はまだ暮らすところが決まってなくて、ちょっとその話聞いてもらえない?」と言われて驚いたように。

って、一人暮らしするのに家決まってないの!?
なんで?

てか、家決まってないのに準備だけしてんの勇者じゃん。
面構えが違うよ。
え、でどうすんの?

うん、うーん…部屋はいい広さだけど…家賃が問題で?
誰かと一緒に住めたら…まぁ、そうだよね。
ルームシェアのほうが安くなるけど、でも他人と住むって気を使うよね。

―相手から、「もしよかったら一緒に住まない?」と提案される。

(困ったように)
……え?
良かったら一緒に住まない?って、え、だ、だって、ぼく女だよ?
で、君は男じゃん。
しかもオフであったことないし…まぁゲーム上だと毎日逢ってるけどさ。

それに、ぼくバイトもしてないし…え、家を出るのをきっかけに働けばいいって?
ぼくとなら君もルームシェア出来る気がする…?
毎日逢ってるし、ゲームからぼくの性格とかも分かってるから大丈夫、って。

(やや戸惑いながら)
えー…あー、うん、ちょっと考えさせて。

親が。
なんていうか分かんないし。
でも、前向きに考えるね、うん、ありがと。
じゃあ、メッセかなんか送るから。
じゃあね。おやすみ。

―通話を切って、一人ではしゃいでしまう。

{深く息を吐いて}はー……ふふ、まじか。
え、これぼくの妄想じゃないよね?
すきぴに告られちゃった♡
毎日ログインしてて良かったぁ。
チートとか使ってガチ勢に紛れこんだ成果がやっと出たよぉ。
え、これって実質告白ってことでいいんだよね?
きゃー、ふふ、どうしよ?
しかも同棲って、え?そういう目でぼくを見ててくれたってことでいいんですよね?
えへへへ、絶対モノにしてやるんだから♡

【day1】

―数日後。引っ越してきて新居にて。

わぁー、広い!綺麗!
事前に相談してくれてたけどさ、ほんとにここいい物件だね。

うーん、そうだな…ここに君のデスク置いて…、こっちはぼくで……。

―「広いほうの部屋を取らないでよ」と言われて悪戯っぽく笑いながら。

あ、へへ、バレた?
だって、ぼくのほうがデスクもPCも大きいんだもーん。
広いほうはぼくにくれたっていいじゃないかー。

……なんてね。
ちゃんと相談して決めよ。

(少し照れたように)
あと、二人で使うものとか、家事の分担とか。
そういうのも決めてこーね?

どっちかが我慢するのはナシね?
やなことはちゃんと言っていこうね?

―「ゲーム上では最強の戦友でカップルだったんだから、リアルでも上手くいくよ」と言われて。より照れて。

(照れ隠しのように怒って)
ばかっっ!
うう、オンラインの話をリアルでもするな!
確かにゲーム上でもぼくら名コンビっていうか?
…てか、ゲームで結婚式あげたのはその場のノリっていうか、そのほうがゲームが進めやすくなるからっていうか……もう!
ぼく、コンビニでご飯買ってくるから!
荷ほどきとか君の分はしといてよね!

―新居を出て、一人で買い物に行く。足取り軽く、浮かれたように独り言を呟きながら。

うふふ♪
やっぱ、あの時の結婚式覚えててくれたんだ。
まぁ、ぼくらの記念日といっても過言じゃないし。
もしそんな大事な日、忘れてたら殺しちゃうかもしれないってちょっと思ってたけど。
やっぱ、ぼくのすきぴは特別だなぁ。ふふ♪

【day2】

―時間経過。とある日。

あ、今日、部屋着乾いてないんだったぁ……。
そうなんだよー、部屋干しだったから…え?
君のスウェットを?
あ…え…あ、いやいや全然嫌とかじゃなくて。
君が着るものあるんならいいけど。

…てか君、素で少女マンガみたいなこと出来るよね。
結構おモテになったんじゃないですかぁ〜?
そんなことない?

(小声で)
まぁ、ぼく受け最高だから他の誰かに君の良さなんて知られたくないけど。

ねぇ!
今日からイベント始まるよ?
これから一緒にやるって……え、今日はいい?

―一転して不機嫌な声で。

報酬いいから、イベントは走ろうって約束だったじゃん。
ちょっと、聞いてる?
てか、何見てんの?

……バイトの求人誌?
え、就活してんの。
ええー、君ならこんな普通のアルバイトとかしないでもゲーム一本でも生きてけるよ。
あ、じゃあさぼくとカップルユーチューバーやろう!

二人ともゲーム上手いから超バズるよ。
ね、ね!!
絶対それがいい!そしたら毎日、寝ても起きても一日中一緒にいれるじゃん。
君だって働いたら負けだ!って口癖みたいに言ってたじゃん。
ほら、ぼくといれば楽しい、ぼくら最強のカップルだって言ってたでしょ?

あ、それとも……。

―求人誌を取り上げ、相手にしなだれかかって甘えた声で。

最近イチャイチャが足りてなかったかな♡
君の彼シャツを着たぼくが襲っちゃう的な?
うふふ、なーんてね。

【day3】

―時間経過。またとある日。不機嫌から病み始めている。

……ねぇ。
今日はいつ帰ってくる?
あ、そう。
だったら、今日も一緒にいれないね。
あー、いいよ。
だって、仕事だもんね。
ううん、お金がなかったら暮らしていけないもん。
君は仕事に行きなよ。ぼくは今日は休む。
なんか怠いし、気持ち悪いし……。

あ、出掛ける前にぎゅーして?
……ぎゅーっ。

いってらっしゃい。ばいばい。

SE:扉の閉まる音

(独り言で病んでる感じで)
一緒にいてくれるっていったのに。
せめてぼくと一緒のバイト先とか選んでよ。
ああ!!やだ、そうやってみんなぼくを一人にするんだ!
(情緒不安定で泣きそうになりながら)
…っう、きみだけは信じてたのに……っうう、やだよぉ……ぼくをひとりに…っう、ぐす…一人にしないでよぉ……。

【day4】

―時間経過。メンヘラが悪化している。

ねぇ!?
約束と違うよね?
仕事、仕事、仕事!
そうやっていつもぼくを避けるけどさ……ほんとは違う女と逢ってるんじゃない?
ぼくのこと飽きちゃった?

なんで言い訳するの!
だって、仕事なのにこんな遅くまで帰ってこないの、おかしいじゃん!
隠し事がないなら言ってよ!!!
ほら、最初に約束したよね?
嫌なことあったらちゃんと言おうって。
ぼくは隠し事なんてしないよ、ほら!みて!
あーあ、君がいないからぼくこういうことしちゃうんだよ。
不安定になってこんな風になっちゃうんだよ!

SE:カッターを取り出して自傷をする

―宥めようと「女の子になんて会っていない」というと逆に神経を逆撫でさせて。

女の子に逢ってない?
それ、本当に?
だって……ぼくと最近シてくれないじゃん。
それに、そんなのぼくから誘えないよ。

「疲れて」って……あーあ!また言い訳?
あー、君がこんな人だと思ってなかった。
ぼく、朝に言ったよね?今日はなんのでしょうって。

―「覚えてない」と言われたことが引き金になって半狂乱になって。

SE:机を激しく叩く音

はぁ?
覚えてない?
……はぁ死ねよ。

今日はぼくと君の記念日!
あのゲームで、式をあげてぼくらがカップルになって…!

は?
なにその顔?ふざけんなよ。

―据わった目をしながら相手の首を手で絞める。

SE:首を締めるような音

あは♡きみも苦しめばいいよ。
ぼくはこれくらい、君がこうして首をぎゅーってされるくらいに、いつもいつも心が苦しくなってたんだから。
心の痛みが分かんないんなら、物理で分かってよね♡

―相手は突然のことに焦りながら、やめてくれと懇願する。

あは、ちゃんと分かってくれた?
わからせってやつだね♡

(冷めた声で薄ら笑いを浮かべながら)
でも、もう君には失望した。
もっと、きみにぼくのくるしみ、ぼくのこと分かってもらわなくちゃ……。

【day???】

―時間経過。上機嫌な声でゲームをしている。

SE:ゲームパッドの操作音

よっしゃ!
ねぇ、君、ちょっと鈍ったんじゃない?
さっきのさ、いままでだったらもっと、ばばばばっていってずどーんでしょ。
よし、もっかいやろ!
あれ、どしたの?
お腹空いた?
なんか食べる?うーん、でも買い物に行くのもめんどくさいし……なんか出前とか取る?

(淡々とした声で)
ううん、駄目だよ、君はコンビニにも行っちゃダメ。
どこにも行っちゃダメ。

(狂気を孕んだ声で)
ぼくと一緒に、この二人だけの部屋でずーっと一緒にいてよね。
(一転無邪気な声色で)
ほら、ゲーム再開だよ。
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
ネトゲの戦友がヤンデレ彼女にジョブチェンジしました
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
灰塔アニヤ
ライター情報
色々なシチュエーションを書きます。
男性演者向けのものが多いですが、一人称や部分的な変更で女性も演じられるかと思います。
R18シナリオでお探しの場合はpixivで公開しています。

ドーナツがすきです。
よく作中にも出てきます。
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