勇者の男は、禁書である魔導書の封印を解いて暴走してしまう。暴走した男を止めたのは聖女であり、勇者でもある師匠だった。彼女は男に言いつけを破った罰として、自身の使い魔にすると宣告して…？

あらあら…これはひどい。勇者くんってば、このようなむごたらしい姿に…

仕方ありません…わたしの加護の力で正気を取り戻させてあげましょう。

力におぼれた罰は後でしっかり受けていただきますから…どうかお覚悟を。

(戦闘終了、勇者をグルグル巻きに縛る)

気が付きましたか？ずいぶんえらく暴走していましたね。

えぇ。念のため身動き一つとれないように縛っておきました。また暴れられると面倒ですから。悪く思わないでください。

そんなことより勇者くん…また余計なものに手を出しましたね？

わかっていますよ。禁書として封印されていた魔導書でしょう？どうしてあれの封印を解いたのですか？

(溜息)

まぁ、予想どうりでしたね。相変わらず力ばかり求めて…我が弟子ながら、呆れたものです。

自身の未熟さを一向に顧みようとせず、手っ取り早く力を手にしようとする…まさに愚か者、不肖の弟子です。かける言葉も見当たりません。

危険なものには手を出さないというわたしの言いつけ一つ守れないとは…

勇者くん、貴方は今日で破門です。わたしの弟子としての資格と、勇者としての資格をはく奪します。

当たり前でしょう？師匠の言うことをきちんと聞けない人をいつまでも弟子になどできません。

まだ駄々をこねますか…まぁいいです。今日から貴方には新しい役割を与えますので。

えぇ…今日から貴方はわたしの使い魔、ペットになっていただきます♡

(押し倒す)

ふふ…いいザマですね♡貴方のその間抜けな顔が見たかったんですよぉ♡

どうしても何も、貴方があまりにもわたしの言いつけを守らないからです。

言うことのきけない子は同じ人間としては扱いません。完全に躾けるために、ペットに格下げです。

はい、まずはこの首輪をつけて～…それから、わたしの魔力をふんだんに込めたお薬を飲んでもらって…♡

…どうしました？お口を開けてもらわないと、薬を飲ませられないではないですか。ほら、お口、あーんして？

どうしても開けるつもりがないのですね。でしたら、口移しで飲ませてあげましょう♡

(薬口移し)

ちゃんと飲み込めましたね？えらいですよ♡

うっふふ♡体内からジワジワわたしの魔力に侵食されて、意識がもうろうとしてきましたね♡その調子その調子♡

ほら、は～や～く～…さっさと意識を手放したほうが楽になれますよ？

ふふ♪ダメ弟子のくせに、ずいぶん頑張るんですね♡こんなところで、根性見せてもみっともないだけですよ？

ざ～こ、ざ～こ♡ 今すぐわたしに負けちゃえ♡負けちゃえ♡

ちょっとメスガキっぽく言ってみましたけど…興奮しました？

あはっ♪効果抜群みたいですね♡貴方って実はドМの素養があるんだぁ♡初めて知りました♡

もっとその顔、わたしに見せてください♡もっとわたしを喜ばせて♡

そろそろトドメといきましょうか…最高のベロキスを親愛なるペット君に♡

(だいしゅきホールド付きスーパーデラックスキッス)

あぁ♡脳の隅々にまでわたしの魔力が行き渡りましたね♡これで貴方はわたしの立派な使い魔です♡

これからはご主人様の言いつけは必ず遵守すること♡破ったら即お仕置きです♡

わかりましたか？わかったら、ちゃんと「ワン♡」って愛情込めて鳴いてください♡

うふふ♡よく鳴けまちたね～♡えらいえら～い♡

ご褒美にぃ…気持ちいいこと、いっぱいシてあげますね♡わたしだけの、可愛いワンちゃん♡ うふふっ♪

・台本（ゆるボイ！）
師匠のお姉さん聖女の言いつけを破ったら、無理やりペットにされた
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
松平蒼太郎