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お姉さんな年上彼女に家の合鍵を渡したら、たいそう喜ばれた
written by 松平蒼太郎
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  • 甘々
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  • 純愛
  • お姉さん
  • 年上
  • ハグ
  • 昼寝
公開日2023年10月23日 07:59 更新日2023年10月23日 07:59
文字数
1199文字(約 4分0秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
年上彼女
視聴者役柄
年下彼氏
場所
彼氏宅
あらすじ
隣で昼寝をしていた年上彼女にキスで起こされ、びっくりする貴方。そして彼女はすでに、貴方が枕元に置いた合鍵とその意図に気づいていて…?
本編
(キス)


んっ…おはよ。起きた?


あはは、ごめん。なんかキスで起こしたくなっちゃって…嫌だった?


ふふっ、よかった。寝起きで照れてる君の顔が見れてお姉さん、大満足だ。


そう?じゃあ期待してるね。今度は君が先に目を覚まして、わたしをキスで起こしてくれること…


あ、そういえばさ…さっき、君の枕元でこんなものを見つけちゃったんだけど。これってどういう意味?


それは見ればわかるよ。この家の合鍵でしょ?なんで合鍵をわざわざ枕元に?


…ん、なるほどね。愛する彼女への、君なりのアプローチというわけだ。


(抱きしめる)


ありがとう、嬉しいよ…いつでもこの家に出入りしていいってことだね。


ふふっ…そうやってツンツンしてると、逆にそうだと白状してるようなものだよ?


ほら、素直に言ってみて?君は本来置く必要のない合鍵を枕元に置いて、どうしたかったのかな?


ん、合格。素直に言えて偉いよ。よしよーし…


(頭を撫でる)


いいじゃない…わたしのほうがお姉さんなんだから。年下は大人しく年上に甘やかされてればいいんだよ。


…?何言ってるの?わたしが君に飽きるわけないでしょ?


あ、もしかして…嫌な夢でも見ちゃった?


あ、図星か。どんな夢だったの?ちゃんと聞いてあげるから、言ってみて?吐き出せば楽になると思うからさ…


うん…うん、うん。そっか…たしかに嫌な夢だね、それは…


(再度、強く抱きしめる)


大丈夫、大丈夫だから…わたしはここにいる。君を置いてどこかに行ったりしない。君が君のままでいる限りは…


うん…想像もしたくないけどね。君がわたしの大好きな君じゃなくなるなんてこと…


そう?なら、わたしも君の大好きなわたしでいられるように、頑張らないとね。


とりあえず、合鍵はありがたく受け取っておくね。本当にありがとう。


…ね。もし、わたしが何もかもから逃げ出したくなったときは、またここに来ていい?情けないわたしも受け入れてくれる?


あはは…そっか。君にとっては愚問だったか。ごめん。


うん…そうだよね。君が誰よりも優しいことはわたしが一番よく知ってるし。


優しいよ。むしろ優しすぎるくらい。


うん。優しくない人は、うつ病の人の部屋に毎日通わないしね。


そ。馴れ初め。男の子なのに、わたしの家の乙女ゲーをやりたいからって言って、毎日学校が終わってから、通ってくれたし。


ずっと寄り添ってくれる君がいたからかな…わたしもいつの間にかうつ病が治ってた。


いやいや。薬だけのおかげじゃないよ。間違いなく、君の存在も大きいと思う。


というか、薬だけで治るほど甘いものでもないしね、うつ病は…あの頃が一番つらかったな…


あ、ごめん。しんみりさせるつもりはなかったんだけど…


と、とにかく…君がわたしの居場所になってくれるって、行動で示してくれたことがすごく嬉しいんだ。


だから…君も辛くなったら遠慮なく、お姉さんの胸に飛び込んでおいで?今みたいに、思いっきりギューってしてあげる。それがわたしなりの、精一杯の恩返しだから…ね?


ありがと。これからもずーっと一緒だよ?えへへ…
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
お姉さんな年上彼女に家の合鍵を渡したら、たいそう喜ばれた
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
松平蒼太郎
ライター情報
マツダイラソウタロウ
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