貴方は一人称が「ぼく」の双子姉妹両方と付き合っていた。そんな彼女らから、誕生日プレゼントをねだられてしまうのだが…？

A.犬系ボクっ娘(妹)
B.イケメン系ボクっ娘(姉)


A.ねぇねぇ〜♪ お兄さんってば、今日が何の日か分かる〜？ボクのぉ、た・ん・じょ・う・び！えへへっ♪


B.こらこら、妹ちゃん。そこは「僕たちの」だろ？双子である僕のことも忘れてもらっちゃ困るな。


A.えぇ〜？お姉ちゃん、前は誕生日なんて興味ないって言ってなかった〜？ファンクラブの子たちからプレゼント大量にもらうのが面倒だからって。


B.そ、それはたしかにそう言ったけど…でも、彼には祝ってもらいたいじゃないか…ぼ、僕の彼氏なんだし…ね？


A.あぁ〜！ずるいずるい！お姉ちゃん、ここぞとばかりに女の子アピールしないでよ！お兄さんも鼻の下伸ばさない！っていうか、「ボクたちの」彼氏でしょ！


B.あはは、ごめんごめん。ギューってしてあげるから許して？ギュー…


(BがAを抱き締める)


A.むぅ〜…お姉ちゃんってば、いっつもそうやって誤魔化して〜…お兄さんの独り占めは許さないんだからね？


B.ごめんって。彼は僕ら姉妹の共有彼氏。そして、妹ちゃんは僕にとってかけがえのない、大事な妹ちゃんだ。これからもそれは変わらないよ。


A.ふん…相変わらず口はよく回るんだから。でも、いーよ。ボクは心の広い妹だから、許してあげる。感謝してよねっ。


B.ありがとう。大好きだよ、妹ちゃん……ところで、そこで恍惚とした表情を浮かべている彼からはまだ誕生日プレゼントを貰ってなかったね。今から貰っちゃおっか？


A.うん！お兄さん、ボクたちの彼氏になってるのに、なぜか抱いてくれないんだよねー。てことで、今から二人まとめて抱いてもらいまーす♪ てりゃ♪


(Aが抱きつく)


B.ん…それじゃあ、僕も失礼するね。そりゃ♪


(Bが抱きつく)


A.んふふ〜♪ お兄さんの感触、気持ちいい〜♪ ね、お兄さんはどうかな？両サイドからくっつかれてる感覚…


B.ほら、そんなモジモジしてちゃ分かんないよ？僕らの耳にちゃんと聞こえるように言って？


A.あはは〜♪ ありがと♡ お兄さんにそう言ってもらえるなんてボクたち幸せ者だ♪ ね、お姉ちゃん？


B.うん、そうだね…君から嬉しい言葉も聞けたことだし、このまま押し倒しちゃって問題ないね？


A.いいじゃんいいじゃん♪ 誕生日プレゼントはぁ、お兄さんの身体ってことで♪ 彼氏彼女になってから、まだ一回も抱き合ったことないしさ、初めてはボクたちの誕生日にしようよ。その方が記念日としても覚えやすいでしょ？ねっ？


B.うん、僕も妹ちゃんの意見に賛成だ。初めての記念日が、自分たちの誕生日なんて最高じゃないか…二人まとめて、相手してくれるよね？


A.にっしし〜♪ そんな自分が邪魔者みたいな言い方しないでさぁ…別にボクとお姉ちゃんはノーマルだし。だよね？お姉ちゃん？


B.そうそう。さっきのは、日常的な姉妹のスキンシップさ。別に恋愛的な意味はないから安心して？僕らが本当の意味で愛しているのは君だけだよ。


A.ほらほら〜♪ 遠慮しないで、寝室へゴーゴー♪


(ABにくっつかれながら、引きずられる)


A.これから一年、ボクたち姉妹をよろしくね？えへへ♪
B.これから一年、僕たち姉妹をよろしくね？ふふふ♪

・台本（ゆるボイ！）
【掛け合い】ボクっ娘双子姉妹への誕生日プレゼント
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
松平蒼太郎