女神兼戦乙女のスクルドに監禁された男は、スクルドだけでなく、他の戦乙女たちの性欲を処理していた。美しい彼女らの虜になりかけていた頃、ブリュンヒルデと名乗る一人の戦乙女が訪ねてきて…？

(ドアを開く)


ちーっす。君がクルちゃんの飼い犬くん？ウチら戦乙女(ヴァルキリー)の性処理係って聞いたけど？


あ、クルちゃんってのは、スクルドのこと。ウチと同じ戦乙女(ヴァルキリー)で、君の飼い主ちゃんのな・ま・え。


あはは…それもそっか。フツーはこっちから名乗るのが礼儀だよね。


ウチはブリュンヒルデ。まぁこれでも一応、主神様に逆らった罪人的な？よろ〜。


んで？飼い犬くんに今、めっっっちゃ聞きたいことあんだけど、聞いていい？


いや、別に興味ないし。飼い犬くんが何者だろーが、ウチにとってはそこまで重要じゃねーし。


ウチにとって重要なのは…なんで君がウチの元カレ…シグに似てるかっつーこと。


(剣の切先を向ける)


ねぇ、なんで…？君、ホントにシグじゃねーの…？


生き写しレベルで似てんだけど…これってマジでどういうこと？


あぁ、シグっていうのはシグルドのことで、竜殺しの英雄。結構有名なんだけど、知らない？


そっか〜…まぁ、どっちでもいいや。そんなことより、君って本当に本物の『シグルド』じゃねーの？


いや…シグに似すぎててウチの情緒、グッチャグチャになりそーなんだけど…


ふふ…そっか〜。そりゃそうだよね。本人なわけないよね。シグはもうこの世にいないしね。今ごろ、地獄の業火で身体焼かれてんのかなぁ〜…


…地獄行きでしょ、アイツは。ウチを別の男と結婚させようとしたんだし。ウチが好きなのはお前だってのに…


あ〜あ…ねぇ、ウチってどうすればよかったと思う？


主神様に逆らった罰で炎の館に閉じ込められて…そこから助け出されて、本気で恋して…最後はその恋した人に裏切られた。


こーいうやり場のない気持ちって、初めてだからさぁ、どうしていいかわかんないの…たった数百年前のことなんだよ？これ…


今でもアイツが忘れられない…アイツは言ったんだ、「僕の全てを捧げてでも、君を守るから」って…


ほら見て？婚約の証としての腕輪まで嵌めてくれて…「アンドヴァリの腕輪」って言うんだって。知らない？『アンタ』がウチに渡してくれたんだよ…？


ぶっ、ふふ…！今さら自分がシグじゃないって？自分で自分のこと、否定するんだぁ…


そのツラ、ウチは数百年経った今でも忘れてねーからな…！


(無理やり押し倒す)


もぅいいよね…？ウチ、本気で『アンタ』のことが好きだったし…


たとえ『アンタ』が完璧にウチの知ってる『アンタ』じゃなくても、『アンタ』はウチのモンにする…これ、もう決定事項だから。文句ねーよな？


(無理やり唇を奪う)


『アンタ』がなんでクルちゃんに飼われてるのかは知らない…でも、一生ここにいることは確定なんだよね？


ここが『アンタ』の楽園って、クルちゃんも言ってた…ウチもそれに賛成、クルちゃんの楽園計画に参加する。


ねぇ、シグ…ううん、シグルド。ウチら、もっかいやり直そ？今からでも全っ然遅くない。ウチ、今でもアンタのこと好きだから。本気で愛してるから。


ウチが『アンタ』の居場所…楽園になってあげる。


だから…『アンタ』もずっとウチのこと愛して？あの時みたいに裏切っちゃ嫌だよ？

・台本（ゆるボイ！）
【狂愛】元カレへの愛憎が深すぎる戦乙女の狂乱逆レイプ
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
松平蒼太郎