ある夜、彼女から電話がかかってきた。貴方に今すぐ会いたいというのだが、何やら欲求不満で興奮しているようで…？

(彼の携帯に発信)


も、もしもし…？今、ちょっといい？相談があるんだけど…


うん…大事な相談。その、最近性欲がヤバくてさ…そろそろ会えないかなって…


う…ごめん。仕事忙しいのは分かってるけどさ、こっちも限界で…


あ、う〜…そ、それはその、大して深くもない理由といいますか…ある植物を育て始めてから、なんか性欲溜まるスピード倍増しちゃって…


うん…多分、魔界産の植物…


な、名前はたしか〜…アルラウネ、だったと思う…


いやぁ、その…見た目が面白そうだから、思わずネット通販で買っちゃったんだけど…


うぅ〜…！だってぇ〜…！面白そうな造形してたんだもん！仕方ないじゃん…！あれは人を惹きつける何かがあるってぇ…！


(息が乱れかける)


ハァ、ハァ…ご、ごめん…なんか君の声聞いてたら、興奮しちゃって…


だ、大丈夫…今はまだ、多分…


(また息を荒らげる)


ふーっ、ふーっ…！や、やっぱちょっとアレかも…今から会いに行っていい…？


う、うん…じゃあ遠慮なく、お邪魔するね…


(すぐに彼の家の扉を開く)


こ、こんばんは〜…お邪魔しま〜す…


あ、ええと…これはその、最初から玄関で待機してました、はい…


…だってもう我慢の限界だったもん。アルラウネ育ててから、身体もなんかおかしくなって…こないだなんか、ブラがはち切れちゃって…


…え？あ、ホントだ…いつの間にか生えてる…角と尻尾…


そ、そうだね…まるで淫魔みたい…あは、あはは…


(こっそり逃げ出そうとする彼を見咎める)


…どこ行くの？夜も遅いし、出歩くと危ないよ？


ふ〜ん…？でも今はそれ、どうでもよくない？そんなことより、あたしの相手シてよ…


ていうか、ホントにどこ行くの？そっち、窓だし。まさかベランダから飛び降りるつもり？


…怖いんだ、あたしのこと。いきなり魔族の仲間入りを果たしちゃったもんね…気持ちは分からなくもないよ。


でも大丈夫…あたしはあたし。これまでと同じ、君のことが大好きな彼女だよ？


逃げないでよ…傷つくじゃん。これでも繊細な乙女なんだからさぁ…


(彼を窓際まで追い詰める)


…逃げ場、無くなっちゃったね？これからどうしよっか？久々に、する？


んふふ…♪ へーきへーき。淫魔になったところで、これまでと何も変わらないよ。ただ、ちょっと色々激しくなるだけで…


(無理やり彼を押し倒す)


すご…魔族の力ってこんななんだ。大の男も簡単に押し倒せるなんて…えへへ…


んー？あたしは十分落ち着いてるよ？ちょっと性欲の歯止めが効かなくなってるだけで…


(徐々に興奮し出す)


ふぅ、はぁ…♡ 可愛いなぁ♡ 君ってこんなに可愛かったんだ…♡


魔族化したせいかな…君がちっちゃくて、可愛く見える♡ こんなの襲うしかないよ♡


まずは身体中にキスマつけてぇ…それから、唇から直接魔力を流し込んで、君をわたしの眷属にするんだ♡ そしたら、ずっと一緒にいられるよね♡


大好きだよ、君のこと…改めて、あたしと結婚を前提にお付き合いしてください♡ よろしくお願いします♡

・台本（ゆるボイ！）
【女性優位】淫魔と化した彼女の興奮度合いが尋常ではない
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
松平蒼太郎