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【修羅場】クールな生徒会長とボーイッシュな風紀委員長の頂上決戦
written by 松平蒼太郎
  • 告白
  • 学校/学園
  • 先輩
  • 学生
  • 修羅場
  • 年上
  • ハーレム
  • 役職持ち生徒
公開日2024年01月06日 19:41 更新日2024年01月06日 19:41
文字数
2128文字(約 7分6秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
2 人
演者役柄
生徒会長、風紀委員長
視聴者役柄
一般男子生徒
場所
学園校舎内
あらすじ
貴方はとある学園の、二人の組織の長に取り合われていた。どちらも貴方を譲る気はなく、貴方を挟みながら、争いをヒートアップさせて…?
本編
A.生徒会長
B.風紀委員長


A.あら、後輩くん。こんなところで会うなんて奇遇ね。ちょっと話があるんだけど…


B.や、後輩くん。こんなところにいたんだ。探したよ。早速、風紀委員の集まりに参加してもらって…


A.ちょっと?今、後輩くんはわたしと話してるんだけど?途中で割り込まないでくれる?


B.そうだっけ?でも、こっちも大事な用事があるからなぁ…後輩くんのことは、譲ってもらえるとありがたいんだけれど。


A.お断りよ。彼を貴女に譲る道理はないから。大体、風紀委員でもない彼を委員の集まりに無理やり出席させるのはどういう了見かしら?彼は来季の生徒会選挙に立候補する予定なのだけれど。


B.立候補する、じゃなくて、君が無理やり立候補させるんだろう?彼も内心、嫌がってるんじゃないかな?


A.そんなことないわよ。後輩くんは既にほかの生徒会役員と仲良くなってるし…雑用係としてもしっかり働いてくれてるから、近い将来、生徒会に入ることは確定しているの。風紀委員になる余地はこれっぽっちもないから。諦めなさい?


B.諦めるのは君の方だよ…それを言うなら彼、わたし以外の風紀委員とだって仲良くしてるし。当然、委員会の仕事に興味があるからって、軽く仕事を体験してもらってもいるし。近い将来は優秀な風紀委員として活躍するだろうね。


A.はぁ?勝手に決めないでくれる?ていうか、貴女っていっつもそうよね。いつもいつも、わたしから彼を奪い取ろうとして…!


B.それはこちらのセリフだよ…君こそ、いつも彼をわたしから勝手に持ち去ろうとするじゃないか。独占欲の強い女は嫌われるよ?


A.それ、貴女が言えたセリフ?とんでもないブーメランが刺さってるように見えるのは気のせい?とにかく、彼は絶対渡さないから。


B.ふふっ…仕方ないなぁ。ここじゃ人目があるし、少し場所を変えよう。そこで腹を割って話し合おうじゃないか。


A.いいわよ…いつまでも堂々巡りで言い争いをしていても仕方ないものね。いい加減、ケリをつけましょうか。ほら、後輩くんも一緒に来て。君に関する問題なんだから。


(彼を連れて人目のない場所へ移動)


B.ここなら、腹を割って話せるだろう…じゃあ、単刀直入に聞くけど、君は後輩くんのことをどう思っている?


A.好きよ。大好き。わたしの唯一の理解者で、わたしのことをいつも気にかけてくれる素敵な人。だから、常にそばにいて欲しい。それ以上の理由がいる?


B.なるほどね…なら、わたしも胸の内を全て明かそう。後輩くん、君のことは好きだよ。かつてやさぐれていたわたしを気にかけて、品行方正な生徒にしてくれたからね。おかげでわたしは今や、押しも押されぬ風紀委員長だ。だとすれば、後輩くんが風紀委員になるのは必然。そうは思わないか?


A.思わないわ。だって後輩くんは、何でも勝手に一人で決めて、暴走していたわたしを止めてくれたもの。誰にも理解されないわたしの胸の内を察して、「俺も一緒に先輩の荷物を背負います」って言ってくれたのよ?これは実質、告白といっても過言ではなくない?となれば、彼が生徒会に入るのも当然の成り行きでしょう?


B.うーん…少なくとも、告白は過言だろうね。後輩くんは純粋に君のことを支えたいと思って、言っただけだろうし。彼のことだから、そういったゲスな下心は持ち合わせてないはずだ。勝手に告白と捉えられたら、後輩くんも迷惑だろう。ね?


A.そんなことないでしょ?後輩くんも健全な男の子なんだから、わたしに対してそういう気持ちがあっても全然不思議じゃないわよね?わたしは君のこと、ちゃんと理解してるから。安心してもらっていいからね?


B.ふふっ…その程度で理解者ヅラとは片腹痛い。彼はたしかに健全な男の子だけど、君やわたしに下心を抱くタイプじゃあない。だからこそ、きちんと堕としてあげないといけないんだろう?こうやって、ね?


(Bが彼に抱きつく)


A.は?ちょっと…!風紀委員のくせに、なに率先して風紀を乱すようなことをしてるのよ…!あまり調子に乗らないで…!


(Aも彼に抱きつく)


B.ふふっ…生徒の模範となるべき生徒会長様が、年下の男の子にみっともなく媚びていいのかな?威厳が台無しだよ?


A.構わないわよ…こんなわたしでも、後輩くんはきっと受け入れてくれるわ。だって彼はそういう人だもの。


B.へぇ…そうなんだ。それなら是非、わたしのことも受け入れてもらいたいね。後輩くんって彼女いなさそうだし、別に迫っても問題ないだろう?


A.無駄よ…後輩くんは貴女なんかに靡かないわ。大体、貴女の貧相な身体で後輩くんを本当に満足させられる?


B.できるさ。後輩くんが求めるなら、わたしは犬でも何でもなってみせる。後輩くんにとって、いくらでも都合のいい女になってやるさ。なんせ、やさぐれていたわたしを救ってくれた恩人、だからね。


A.そう…どうあっても譲る気はないってことね。わかったわ。後輩くん、わたしたちの告白を聞いてどう思った?率直な意見を聞かせてもらえる?


B.後輩くん…正直な気持ちを聞かせてくれ。君はどっちに気持ちが傾いた?どっちを選ぶ気になった?どっちをその手で抱く気になった?どうか、わたしたちに教えてくれないか?


A.どっちも選ぶって選択肢はないから…きちんと決断してね?後輩くん…?
B.どっちも選ぶって選択肢はないから…きちんと決断してね?後輩くん…?
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
【修羅場】クールな生徒会長とボーイッシュな風紀委員長の頂上決戦
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
松平蒼太郎
ライター情報
マツダイラソウタロウ
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