貴方は、最近仲良くなった女の子を部屋にこっそり連れ込んでは、彼女と行為にふけっていた。しかし、そのことは同棲していたメンヘラ義姉の知るところとなり、ついに面と向かって問い詰められることになってしまって…？

義弟くん、ちょっといい？つかぬことを聞くけど、最近よく部屋に女の子を連れ込んでるよね？あれ、誰？まさか彼女じゃないでしょうね？


ちょっと…話をそらさないで。お義姉ちゃんに隠し事する気？いい子の義弟君がそんなことするはずないでしょう？


いいから答えて。義弟くんがちゃんと答えるまで、ここから逃がさないから。


……ふーん？そうなの…女の子のお友達ってことね。


で？その子とは合計何回ヤったの？それとも、義弟くんの部屋から、夜な夜な女の喘ぎ声が聞こえてくるのは、あたしの気のせい？


ちょっと…！誤魔化さないで！ちゃんとお義姉ちゃんの目を見て、答えてよ！


(逆ギレした義弟に突き飛ばされる)


きゃっ…！ちょっと、何すんの…⁉︎


……は？セフレ？あたしに黙って、そんなもの作ってたの…？


……そう、わかった。そのセフレちゃんがいずれ彼女になるってわけね…てことは、もう義弟くんにお義姉ちゃんは必要ないんだ…


…そういうことでしょ？義弟くんのそばにいる女はあたしだけでよかったのに…別に女を作るってことは、お義姉ちゃんは要らないってことじゃん。


もういい…その女と好きなだけイチャコラすれば？あたし、義弟くんの邪魔にならないように出て行くから。


別に…あたしがどこに行こうが、義弟くんには関係ないでしょ？あたしなんてどうせ、過去の女だし…


(舌打ち)


しつこいなぁ…！なんでそうまでして引き留めるわけ⁉ 最初からあたしのこと、捨てるつもりだったんでしょ！この裏切り者！


違わない！絶対、違わないもん！じゃなきゃ、彼女候補のセフレ連れてくるなんてありえないでしょ！


二人で同棲始めた時に言ってくれたのに…！「お義姉ちゃんとずっと一緒にいるから」って…！


無理…無理無理！どこぞの知らない女も交えての同棲生活なんて耐えられない！そんなの絶対無理だから！


(一呼吸整える)


決めて…あたしを捨ててその女と暮らすか、その女と別れてあたしと暮らすか…どっち？


ダメ。どっちかにして。じゃないとあたし、その女殺すよ？


うん。だって邪魔だもん。義弟くんとあたしとの間に邪魔者は要らない。一秒たりとも視界に入れたくないから。


(ため息)


その様子だと決められなさそうだね…相変わらず、優柔不断なんだからっ…！


(急に抱きつく)


義弟くん…今からあたしのこと、抱かせてあげる。それで、そのセフレ女とどっちが良いか決めて。


ダメ。あたし、どっちつかずな答えは求めてないの。


次、同じようなこと言ったら…あたしか義弟くんか、セフレ女か…この三人の誰かは犠牲になるかもね？


ふふっ…さぁ？誰が、どんなふうに犠牲になるかは知らない。あたし自身、どうするかわからないから。


ふーん…やっと覚悟決めた？それじゃあ、寝室行こ。好きなだけ、抱かせてあげるから。


(耳元で囁く)


あたし、信じてるから…義弟くんはお義姉ちゃんのこと、絶対裏切らないってさ…

・台本（ゆるボイ！）
【修羅場】同棲中の義姉は超弩級のメンヘラだった
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
松平蒼太郎