とある戦乱の時代、男としては珍しく、前線で武将として戦っていた彼は、奮戦むなしく、ついに敵方の女将軍に捕らえられてしまう。そこで彼女から突き付けられた要求は、彼にとっては思いもよらぬもので…？

ふふふ…いいザマだな。どうだ？憎き敵将たる、わたしに捕らえられた気分は？


ははは！負け犬が何やら吠えたておるわ！愉快愉快♪


くくく…よいのか？わたしに向かって、そのような生意気な口をきいて…今すぐお主の首を刎ねてもよいのだぞ？


ほぅ…なかなかに肝が据わっておる。流石はわたしの見込んだ男だ。


だが…お主一人の命で、兵を引くことはできん。お主の守っていたあの城を落とさねばならんのでな。


当然であろう？それが我が主君の命であり、この州を統一するための大切な足掛かりなのだからな。


で、ここからが本題なのだが…わが軍があの城を全軍による総攻撃で落とすのは容易い。だが、それではお主は納得せんだろう？あの城にはお主の守るべき部下、家族、領民が多数残っているのだからな。


そこで、だ…お主、わたしの夫になる気はないか？わたしと婚姻の儀を結ぶとこの場で約束すれば、あの城への総攻撃は取りやめ、和睦という形で手を打ってやろう。どうだ？悪くない話であろう？


ほぅ…？断ると申すか？では、仕方ない。これより、全軍で城への総攻撃を開始して…


ふふふ…よくぞ言うてくれた。利口なイヌは嫌いではない。これより、存分に可愛がってやろう…者ども、彼の縄をほどけ。


構わん。武器の類は全て取り上げたのであろう？それに所詮は男だ。女のわたしに力で敵うはずがない。いいから、早くほどけ。


(男の縄をほどかせる)


ほぅ…抵抗するかと思ったが、存外大人しいな…わたしにイヌとして飼われる気になったか？


ふふっ…その目、隙あらば、我が喉元を嚙みちぎろうとしているな？面白い…！


(押し倒してベロチュー)


あまりわたしをたぎらせるなよ…？歯止めが効かなくなってしまうであろう…？


(周りに向かって命じる) 全員、持ち場へ戻れ。こやつとわたしの、二人きりにしろ。


…聞こえなかったか？この天幕より、全員引き払えと言っているのだ。早く出て行かぬか。


(周りの部下が全員、天幕より退室)


さて…ようやく二人きりになれたな♡ これで思う存分、お主と戯れることができる♡


気に入ったのだ、お主のことは…戦場で一目見た時からな。


当然であろう？男の身でありながら、一人勇敢に敵陣に向かって突撃する姿…あれを見て、子宮に雷が落ちたわ。「必ずや、あの男の子を孕んでやる」とな…♡


お主も嬉しいであろう？そこらの平々凡々な女より、大将軍たるこのわたしと結ばれるのだ。喜ばぬはずがあるまい。


安心せい…お主一人がわたしに屈服するだけで、お主の大切な者は皆、守られるのだ。もはや選択の余地もあるまい。


あぁ…お主の今後の便宜は全て、このわたしが計らってやろう。だから今はお利口にして、わたしに身を預けておけ。絶対に悪いようにはせぬから…な？

・台本（ゆるボイ！）
【貞操逆転×戦国時代】高飛車な女将軍は捕虜の男武将と添い遂げたい
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
松平蒼太郎