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【甘々】サバサバ彼女のひそかな努力
written by 弐橋 葉
  • ラブラブ
  • 甘々
  • カップル
  • 恋人同士
  • サバサバ系
  • ツンデレ
公開日2024年02月16日 15:54 更新日2024年02月16日 15:54
文字数
944文字(約 3分9秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
指定なし
視聴者役柄
指定なし
場所
指定なし
あらすじ
もうすぐ誕生日のあなた。
サバサバとしていて男勝りな恋人からプレゼントについて尋ねられ、そういえば……とおねだりしたことから意外なことが明らかに?

普段あまり書かないタイプの女性キャラを書いてみようと思いました。
なんだかんだ彼氏に尽くすタイプのいじらしい女性だと思って頂ければ嬉しいです。
口調をより尖らせたり、あるいはマイルドにして可愛い系にしたりなどアレンジはご自由にどうぞ。
本編
もうすぐ誕生日だけどさ、なんか欲しいモノある?

あんた鍵とかガチャガチャさせてるしキーケースなんか良いかなーって思ったんだけど。

今度見に行かない? あたしが見繕ってあげるから。


……ん"ッ……手料理? マジで?

手料理が食べたい……でございますかー……。

……それはちょっと厳しいかなー! ごめん。

なんだっけ、クリスマスの時に作ったやつか……あれそんな気に入ってたの?

そ、そうなんだー……ははっ……ありがと……。


え、えっとねぇ、クリスマスの特別仕様……まぁそれも間違いじゃないというか……。

あの……なんて言えば良いかな……。

あたし……料理アレしか作れないんだよね……。


さすがにさ!?

あたしだって自分がガサツな自覚あんのよ!

でもクリスマスくらいは彼女らしいことしようと思って、あの献立『だけ』を猛練習したんだよ!

だからそれ以外は作れないっつーか……。


はぁ、ほんとごめん。

思ったより上達したから、あたしが料理得意とか誤解させたらどうしようって懸念はあたしにもあった。

でも特に今まで要求されてこなかったからそこまで深く捉えられてないもんだとばかり……。


……練習したら上手くなるんなら、たぶん……日常的に練習したらある程度は作れるようになるとは思う。

でも、あんたの誕生日には間に合わないよ……。

手料理振る舞うのは来年でもいい?

それまでに、その、あんたが食べたいって言うなら練習……するから。

一年の練習期間……ちょうだい。

こんなこと求められると思わなくて、あたしも驚いちゃった……あんま女らしくないし、手料理なんてガラじゃないからさ……。


……え?

誕生日はクリスマスと同じメニューで良い……?


んっ、んんー、いや、あんたがそれで良いなら良いけど……。

いやっダメダメ!

悔しいからもう一品増やす! なんかしら増やすっ!

た、卵焼き……とか! アレ案外巻くの難しいし!

味噌汁でもいい! その、日常的な献立のレパートリー全然ないから……。


特別な日にしか料理作れない女よりさ、普段からささっと作れる女のほうが良いでしょ……?

……なんだよぉ、あたしはあたしのままでいいって。

……ふふ……あーあ、じゃあ一品増やすのナシにしよっかなー。

あたしのそのまんまで、いいんだ……。


……ッ、ひぁっ!?

な、なんで今いきなり抱きしめてくるわけ!?

か、可愛いとか言うのやめろよ、いつもは『可愛くない』って笑ってくるくせに……。

ガラにもないことして悪かったなっ!

……もう……バカ。

好きにしろ……。
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
【甘々】サバサバ彼女のひそかな努力
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
弐橋 葉
ライター情報
イラストレーター、ボイスコとして活動中です。
文章を書くのも好きなので合間合間に台本も投稿していきたいと思います。
pixivにも台本をマルチしていますがこちらのほうが早いです。

何か琴線に触れたものがあればお気軽に演じてくださいませ。
使用報告も不要、口調や固有名詞の改変についても良識の範囲でいくらでもどうぞ。
楽しく使って頂くためでしたら如何様にもしてください。
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