今日は華金。仕事を終えたあなたは同棲するパートナーと晩食を楽しみます。食事を終えたあとは、恒例の耳かきタイム♪優しいあなたは、先にパートナーに耳かきをしてあげますが、いつも優しいあなたをパートナーは心配しているようで…？

（缶ビールを開ける音）

「はい、それじゃあ今日も…お互いお疲れさまでしたー！カンパーイ！」

（ごくっごく…）

「プハー！仕事を終えて、家に帰って飲む一杯は最高だねえ。あなたも今日はお仕事大変だった？ーーそっか～。だいぶハードだったみたいね。お疲れお疲れ」

「あたしもなかなかに大変だったよ～。営業のあのおっさん。いっつも帰り際に仕事振ってくるんだけど、今日もギリッギリでめんどくさいこと言ってきてさあ～。アイツ絶対人望ないって～…」

「…いや、やめやめ！せっかく二人で楽しく飲んでるのに、会社の愚痴なんかやめよっ！ーーお、このカニクリームコロッケ美味しい～。きみも食べた？あっそうそう、今日会社に行く途中ね～…(フェードアウト)」

○時間経過

「ごちそうさまでした！いやぁ～食べた、飲んだぁ～。…え、食器洗ってくれるの？今日私が当番の日じゃん。”仕事大変だったから”って…それはきみでしょ？笑…ええ～ホントにいいの？それじゃ、お言葉に甘えて…ありがとね！」

（食器を洗う）

「ねえ、お皿洗い終わったら、こっちきて」

「はい、コレ。…今日は華金！いつもの耳かきやろうよ」

「…えっ、今日は私からしてもらっていいの？どうしたの、今日は一段と優しいねえ。それじゃあ、お言葉に甘えて…」

（パートナーへの耳かき開始）

「…ん…あ…そこ…ちょっとくすぐったい…。んあ…いい感じ…です…」
「…そう…耳の穴の壁を…カリ…カリってするやつ…もっと…」
「……ふっ…ん…ふう…ありがと。じゃあ、反対側もお願い」

（反対の耳かき開始）

「…ああ～…気持ちいいッ…。もうちょっと奥の方も…っんあ！ごめん…おっきい声出た…」
「そう…奥の方…ゆっくり入れて…ちょいちょいって動かして…」
「はあ…んっ…もう抜く？抜くの？ゆっくりね…あっ…ああ…」

（パートナー耳かき終わり）

「…はあ～、気持ちよかった～。どんどん腕を上げてるねえ」

「私も負けてられないなあ。じゃ、こっち。膝枕」

「よ～し、始めるよ～」

（あなたへの耳かきスタート）

「…おお～、ずいぶんと溜まっていますねえ。どれどれ…。お、このあたりに耳垢の塊が…」

「やっぱり、お仕事が大変だと、耳垢のたまりも早いのかなあ～。なんて」

「君、最近ホントに忙しいみたいだけど、大丈夫？無理してない？新しいプロジェクトを任されたって言ってたけど…」

「そっか、やりがいがあるならいいんだ。ただ、責任に押しつぶされて、体を壊さないか心配でね…もしつらくなったり、嫌なことがあったらいつでも言って。私だけは、あなたの味方だからね」

「君ったら、家でも私のためにいろいろしてくれるじゃない？だからこう…なんというか…ちゃんと自分のこと、大切にできてるのかなあ…て。一緒に暮らしている私が言うのは、なんかヘンかもだけど…」

「だからね…こういうときくらいは、甘えてもいいんだよ？何かしてほしいこととか、ない？」

「耳ふーね。いいよ」

（耳ふー）

「（ささやき）どう？気持ちいい？…ん、ならよかった。じゃあ反対側もするからね」

（反対側　開始）

「こっちも結構溜まっているね…。この奥の方をコリコリっと…」

「…ねえ、君はどうしてそんなにいろいろしてくれるの？もっとわがままになっていいのに…」
「わがまま言ったら、私に捨てられちゃうとか心配してるの？…そんなこと、絶対しないよ。私だって、ずっと君と一緒にいたいし」

「あと…その…えっと…もっと君に耳かきだけじゃない…その…いろいろ…してあげたいし…（もじもじ）わっ、私だって君に愛想つかされたくないの！」

「あ、まってまって！すっごい大きいの取れそう。ちょっと集中するね…」
「…と、取れたあ！見て！こんなにおっきーー」

（パートナーに抱き着くあなた）

「うわあっ！ど、どしたの急に…あらら…そういう気分になっちゃったかあ。いいよ、君のわがまま、聞いてあげるって言ったもんね」

「（ささやき）仕方ないね。とりあえず、今から一緒にお風呂入ろ。お楽しみはそのあとでも…いいよね…？」

(終)

・台本（ゆるボイ！）
共働きカップル同士の労い耳かき
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
エナドリ飲んで寝る人