- 耳かき
- 泥酔
- 飲み会
- 先輩
- 年上
- 春
- 切ない
公開日2024年03月17日 15:53
更新日2024年03月17日 15:53
文字数
1930文字(約 6分26秒)
推奨音声形式
バイノーラル
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
会社の先輩(営業スタッフ)
視聴者役柄
後輩
場所
お花見会場(公園)
あらすじ
花見の場所取りをしているあなたは営業マン。頼もしい先輩の指導もあって、今期いちばんの営業成績を出しました。
先輩から花見の席で何かお祝いをしたいと言われたので、思い切って耳かきを希望したら、明るく頼もしい先輩がちょっぴり自分の弱みをあなたに見せてきます…。先輩にとってあなたの存在は思っている以上に大きいようで…?
先輩から花見の席で何かお祝いをしたいと言われたので、思い切って耳かきを希望したら、明るく頼もしい先輩がちょっぴり自分の弱みをあなたに見せてきます…。先輩にとってあなたの存在は思っている以上に大きいようで…?
本編
○お花見会場
あ、いたいたー!
(駆け寄ってくる足音)
いやあ、花見の場所取りありがとね!それにしても桜、満開だね!あ、これお酒と食料。まだ他の部署の人たち、来てないんだ。じゃ、私が一番乗りだね!
(隣に座ってくる)
先に一杯ビール開けちゃいたいけど…我慢我慢…。ーーえ?大丈夫だよ~!さすがに他の部署も集まる飲み会で、ハメは外さないって!君は心配性だなあ。
そ、そりゃ…この前の打ち上げはいろいろあったけど…汗 そこはほら!みんな笑って水に流してくれたじゃない!ね!もう掘り返さないでよ~!
それにしても、今期は君の売り上げ成績もすごくよかったし、そのお祝いもここでしたいんだよね。うちの営業班の中でも優秀だって、部長褒めてたし、先輩の私も鼻が高いよ!
え~なに、私の教え方が上手いって?嬉しいねえ。最近じゃ後輩に仕事を教えるにも、パワハラだのセクハラだの気にして、うまくコミュニケーション取れないって人、多いんだってね。その点、今の私は後輩に恵まれたなあ。
ねえ、せっかくだし、特別にお祝いとして何かお願いを聞いてあげる。私にしてほしいこと、ない?先輩の肩に乗ったつもりでドーンと……え?耳かき…?ず、ずいぶんとまた変わったお願いだね。なんかもっとこう…美味しいお店に連れてってとかさ…そんな…ええ~(照)
(ほかのメンバーが到着)
あ、部長!お疲れ様です!ほかの部署の人も来たんですね。ささ、こちらどうぞ~。
(耳元に近寄る上司)
(ささやき)い…今の話、ちょっと考えさせて。
○時間経過 盛り上がる花見会場
部長ったら飲みすぎですって!ーーだから、私が飲みすぎたときの話はもういいじゃないですかぁ~!
(あなたに向かって)まったく、部長ったらしつこいよねえ?あんなんだからなかなか新入りが寄り付かないんじゃん。
(小声で)…まあ、私も人のこと言えないか…。
(少し間)
ねえ、さっきの話だけどさ。ちょっと一緒に涼みにいかない?
(移動)
○公園 人気のないベンチ
ここ、桜も見えて人気もない穴場スポットなんだ。いいでしょ?
さ、ここなら人目も気にしなくていいし、(膝ポンポン)どうぞ。ーー何って、膝枕よ。ご褒美に耳かきをしてあげるの!さ、早く。
(頭を乗せるあなた)
どう?落ち着く?耳かき棒はさすがに持ち合わせてないから、指でもいいかな?ーーオッケー、じゃあ、じっとしててね。
(指耳かき開始)
こんな感じでいいのかな?ふふ。こんなに後輩と距離を縮められたのは初めてかも。
やっぱり、自分が一生懸命育てた後輩がいい成績を出してくれるのは、すっごく嬉しいよ。自分の後輩が成長するのを間近で見られるのも、この仕事の特権かもね。
…実はね、君が入社する1年前に、私の後輩が一人辞めちゃったの。あとから聞いた話なんだけど、私の指導の仕方がちょっと…キツかったんだって。
周りの人たちはそんなことないって、フォローしてくれたけど、結局は受け取る側の問題だから…私、けっこう凹んじゃって。しばらく仕事が全然楽しくなかったの。
そんなときに入社してきたのが君だったってわけ。
…なんか、暗い雰囲気になっちゃったね。ごめんごめん。せっかく君のお祝いでご褒美してるのに。気を取り直して、反対の耳かきもしていこっか。
(反対を向くあなた)
よし、じゃあこっちも指を入れてっと…。
(指耳かきスタート)
ーーふふ。本当に気持ちよさそうだね。もっと営業成績上げたら、またしてあげてもいいよ…?
おお、気合十分だねえ。じゃあ、次のノルマぐんと上げちゃおうかなぁ~。…なんて、冗談だよ!やっぱり、君と仕事の話をしてると楽しいなあ。
君の教育係に任命されたとき、また私のせいで新人を辞めさせちゃうんじゃないか、すごく不安だったの。
でも君は仕事の仕方から、営業のコツまで、いろいろ私を頼ってくれて、それがすごく嬉しかったの。
もう一度、ちゃんと後輩と向き合おうって思えたし、君なら私の気持ちに応えてくれるって信じたくなった。そして、君はちゃんと応えてくれた。
ほんと、ありがとうね…。
…よし、こっちの耳ももういいかな。
(耳かき終了)
そろそろ戻らないと、みんなに心配されちゃうね…。変な誤解されたら、君も迷惑しちゃうよね…。
え、別に良いの…?ちょっと、急に変なこと言わないでよ…!そりゃ、最近はプライベートのことも気軽に話す仲になってきてるけど、私、オンとオフはしっかり分けるタイプだから!
「そんな人は飲み会であんなにハメ外さない」って…またその話ぃ!私が社長の悪口100連発したこと掘り返しすぎよ!そりゃあの時は社長の髪が○○(ピー音)とか、社長の○○(ピー音)が○○(ピー音)とか言ったけど!まったく……っぷ、あはは!思い出したら笑えてきたよ。
君も随分と言うようになったね。ま!これからも君の活躍には期待してるよ!次はもっといいご褒美貰えるように、頑張ってね!
あ、いたいたー!
(駆け寄ってくる足音)
いやあ、花見の場所取りありがとね!それにしても桜、満開だね!あ、これお酒と食料。まだ他の部署の人たち、来てないんだ。じゃ、私が一番乗りだね!
(隣に座ってくる)
先に一杯ビール開けちゃいたいけど…我慢我慢…。ーーえ?大丈夫だよ~!さすがに他の部署も集まる飲み会で、ハメは外さないって!君は心配性だなあ。
そ、そりゃ…この前の打ち上げはいろいろあったけど…汗 そこはほら!みんな笑って水に流してくれたじゃない!ね!もう掘り返さないでよ~!
それにしても、今期は君の売り上げ成績もすごくよかったし、そのお祝いもここでしたいんだよね。うちの営業班の中でも優秀だって、部長褒めてたし、先輩の私も鼻が高いよ!
え~なに、私の教え方が上手いって?嬉しいねえ。最近じゃ後輩に仕事を教えるにも、パワハラだのセクハラだの気にして、うまくコミュニケーション取れないって人、多いんだってね。その点、今の私は後輩に恵まれたなあ。
ねえ、せっかくだし、特別にお祝いとして何かお願いを聞いてあげる。私にしてほしいこと、ない?先輩の肩に乗ったつもりでドーンと……え?耳かき…?ず、ずいぶんとまた変わったお願いだね。なんかもっとこう…美味しいお店に連れてってとかさ…そんな…ええ~(照)
(ほかのメンバーが到着)
あ、部長!お疲れ様です!ほかの部署の人も来たんですね。ささ、こちらどうぞ~。
(耳元に近寄る上司)
(ささやき)い…今の話、ちょっと考えさせて。
○時間経過 盛り上がる花見会場
部長ったら飲みすぎですって!ーーだから、私が飲みすぎたときの話はもういいじゃないですかぁ~!
(あなたに向かって)まったく、部長ったらしつこいよねえ?あんなんだからなかなか新入りが寄り付かないんじゃん。
(小声で)…まあ、私も人のこと言えないか…。
(少し間)
ねえ、さっきの話だけどさ。ちょっと一緒に涼みにいかない?
(移動)
○公園 人気のないベンチ
ここ、桜も見えて人気もない穴場スポットなんだ。いいでしょ?
さ、ここなら人目も気にしなくていいし、(膝ポンポン)どうぞ。ーー何って、膝枕よ。ご褒美に耳かきをしてあげるの!さ、早く。
(頭を乗せるあなた)
どう?落ち着く?耳かき棒はさすがに持ち合わせてないから、指でもいいかな?ーーオッケー、じゃあ、じっとしててね。
(指耳かき開始)
こんな感じでいいのかな?ふふ。こんなに後輩と距離を縮められたのは初めてかも。
やっぱり、自分が一生懸命育てた後輩がいい成績を出してくれるのは、すっごく嬉しいよ。自分の後輩が成長するのを間近で見られるのも、この仕事の特権かもね。
…実はね、君が入社する1年前に、私の後輩が一人辞めちゃったの。あとから聞いた話なんだけど、私の指導の仕方がちょっと…キツかったんだって。
周りの人たちはそんなことないって、フォローしてくれたけど、結局は受け取る側の問題だから…私、けっこう凹んじゃって。しばらく仕事が全然楽しくなかったの。
そんなときに入社してきたのが君だったってわけ。
…なんか、暗い雰囲気になっちゃったね。ごめんごめん。せっかく君のお祝いでご褒美してるのに。気を取り直して、反対の耳かきもしていこっか。
(反対を向くあなた)
よし、じゃあこっちも指を入れてっと…。
(指耳かきスタート)
ーーふふ。本当に気持ちよさそうだね。もっと営業成績上げたら、またしてあげてもいいよ…?
おお、気合十分だねえ。じゃあ、次のノルマぐんと上げちゃおうかなぁ~。…なんて、冗談だよ!やっぱり、君と仕事の話をしてると楽しいなあ。
君の教育係に任命されたとき、また私のせいで新人を辞めさせちゃうんじゃないか、すごく不安だったの。
でも君は仕事の仕方から、営業のコツまで、いろいろ私を頼ってくれて、それがすごく嬉しかったの。
もう一度、ちゃんと後輩と向き合おうって思えたし、君なら私の気持ちに応えてくれるって信じたくなった。そして、君はちゃんと応えてくれた。
ほんと、ありがとうね…。
…よし、こっちの耳ももういいかな。
(耳かき終了)
そろそろ戻らないと、みんなに心配されちゃうね…。変な誤解されたら、君も迷惑しちゃうよね…。
え、別に良いの…?ちょっと、急に変なこと言わないでよ…!そりゃ、最近はプライベートのことも気軽に話す仲になってきてるけど、私、オンとオフはしっかり分けるタイプだから!
「そんな人は飲み会であんなにハメ外さない」って…またその話ぃ!私が社長の悪口100連発したこと掘り返しすぎよ!そりゃあの時は社長の髪が○○(ピー音)とか、社長の○○(ピー音)が○○(ピー音)とか言ったけど!まったく……っぷ、あはは!思い出したら笑えてきたよ。
君も随分と言うようになったね。ま!これからも君の活躍には期待してるよ!次はもっといいご褒美貰えるように、頑張ってね!
クレジット
ライター情報
ASMR(耳かきメイン)のシナリオを作っています。リアル・日常よりな内容が好き。別名義で映画などのライター活動も。フリー台本を使っていただく際、ご一報いただければこちらでも拡散します!
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