- 同級生
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- 偽装彼氏
- クラスメイト
- 青春
- 学生
公開日2024年03月18日 14:09
更新日2024年03月18日 14:09
文字数
1853文字(約 6分11秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
偽装彼女
視聴者役柄
偽装彼氏
場所
学校
あらすじ
とあるクラスメイトの彼氏役を務めることになった貴方。彼女とは滞りなくカップルごっこを行い、無事にお役御免となったのだが、最後に彼女のために一肌脱いであげることにして…?
本編
【前編】〜偽装カップル作戦開始〜
あ、あの…君がわたしの彼氏くん、だよね…?
あ、あはは…だよね。なに当たり前のこと言ってんだろ、あたし…
うん…それじゃあ、今日からよろしくね?とりあえず、一緒に帰ろ。
(ぎこちない雰囲気の中、下校開始)
えっと…あの、一つ聞いていい…?君はどうしてその、わたしの彼氏…というか、彼氏役に…?
そ、そうなんだ…笠原さんに頼まれて…そっか、そういうことか…
え?あぁ、ううん!なんでもないよ!こっちの話!
けど…なんかちょっとホッとした。偽装とはいえ、一応わたしのこと守ってくれるんだなって…わたし、あんまり人と仲良くなれないからさ。天然とかズレてるとかよく言われるし…
だからありがと。君とは事務的な会話くらいしかしたことないけど…でも、せっかくの機会だし、君とも仲良くなれたら嬉しい。
え?あ、ええと…そ、そうだね。わたしたち、付き合ってるわけだし、手を繋ぐのは普通、だよね…?
(恐る恐る手を繋ぐ)
……あ、え⁉︎ 全然嫌とかじゃ!お、男の子と手を繋ぐのが初めてで緊張するなーって!
う、うん…ホントに、初めて…小中で男の子と話したことってほとんどなかったからさ…ていうか、小学校の頃は男の子によくからかわれてたし。それでちょっと男の子が怖いって思ってたとこもあるんだけど…
あ、でも、君のことは全然怖くないし、苦手じゃないよ!か、顔はちょっといかつい方だけど、拒否感みたいなのはないから!うん!
…え?あ、それは……今までは詩織…笠原さんが守ってくれたから。
うん。あの子とは幼馴染で、わたしに下心ありきで近づく男の子を遠ざけてくれてたらしいんだ。男の子の下心の有無なんて、わたしじゃ分かんないからさ、いつも笠原さんが選別してくれてたんだ。まぁ結局、小中の頃は、笠原さんのお眼鏡にかなう男の子はいなかったんだけどね。
あ、そうなると、君は初めて笠原さんのお眼鏡にかなった男の子ってことになるのかな?だったら、余計に君のことは信用できるね。
うん…ストーカーっていうか、その人には、付き纏いみたいなのことは、やめて欲しいかな?でも、なかなか正面切ってやめてって言えなくて…その人、雰囲気もなんだか不気味だし…正直、怖くて…
…ホント?君が何とかしてくれる?
えへへ…ありがとう。さすが、笠原さんご指名の男の子。これから頼りにさせてもらうね。
うん…それじゃあ、このまま家までよろしく。
【後編】〜偽装カップル作戦終了〜
あ、食事中にごめん。少しお話、いいかな?
ありがとう…じゃあお隣、失礼するね。
(彼の隣に座る)
えっと…今日の朝礼前さ、笠原さんに呼び出されてたでしょ?何話してたの?
あ……そう、なんだ…報酬の話ってことは、彼氏役はもう終わりなんだね…
うん…正直、ちょっと寂しいかな?なんだかんだ、君と恋人ごっこしてる時間は楽しかったし。でも、当初の目的は達成したし、もう彼氏役を続ける必要ないよね…
うん…あの人にはいつの間にか付き纏われなくなってた。詩織ちゃ…笠原さんが裏で何かしたのかな?
…え?あ、笠原さんと?それは…でも、向こうは迷惑に思ってるだろうし…昔は一緒によく遊んだのになぁ…
…うん。正直、もう一度笠原さんとは仲良くなりたい。昔みたいに、一緒に喋ったり遊んだりしたい。
でもきっと、わたしなんかとは一緒にいたくないだろうから…やっぱり昔みたいになるのは無理なんだよ。きっといつまでも子どもじゃいられないんだ…わたしたち、もう高校生だしね。
君も色々心配してくれてありがとね。でもこれはわたしと笠原さんの問題だから…君は何も気にしなくていいよ。
え?う、うん…そうなんだ。今度、笠原さんと一緒にスイーツバイキングに…うん、せっかくだし、いっぱい楽しんでおいで。
……ヘ?わ、わたしも?なんで?スイーツバイキングには笠原さんと一緒に行く予定なんでしょ?
で、でも…それは君と笠原さんの約束だし…わたしがいきなり割り込むのは悪いよ…
うぅ、意地悪…そこまで言われたら、行かないわけにはいかないじゃん…
もぅ、わかったよ…じゃあ、わたしも一緒に行く。せっかく君が誘ってくれてるしね。甘い物は全然好きだし。
うん…楽しみにしてる。じゃあ、わたしもう行くから…食事中に話しかけてごめんね?細かいことが決まったら、わたしにも連絡よろしくね。
(彼の元から立ち去ろうとするが、足を止めて振り向く)
……ありがとね?わたしたちのこと、両方気にかけてくれて。当日はわたし、頑張るから。もう一度、笠原さん…ううん、詩織ちゃんと仲良くなってみせるから。君がくれた機会、絶対無駄にしないから。
(今度こそ彼の元から立ち去る)
はぁ…ズルいなぁ。ああいうこと言われたら、偽装彼氏じゃ勿体ないって思っちゃうよ…バカ。
あ、あの…君がわたしの彼氏くん、だよね…?
あ、あはは…だよね。なに当たり前のこと言ってんだろ、あたし…
うん…それじゃあ、今日からよろしくね?とりあえず、一緒に帰ろ。
(ぎこちない雰囲気の中、下校開始)
えっと…あの、一つ聞いていい…?君はどうしてその、わたしの彼氏…というか、彼氏役に…?
そ、そうなんだ…笠原さんに頼まれて…そっか、そういうことか…
え?あぁ、ううん!なんでもないよ!こっちの話!
けど…なんかちょっとホッとした。偽装とはいえ、一応わたしのこと守ってくれるんだなって…わたし、あんまり人と仲良くなれないからさ。天然とかズレてるとかよく言われるし…
だからありがと。君とは事務的な会話くらいしかしたことないけど…でも、せっかくの機会だし、君とも仲良くなれたら嬉しい。
え?あ、ええと…そ、そうだね。わたしたち、付き合ってるわけだし、手を繋ぐのは普通、だよね…?
(恐る恐る手を繋ぐ)
……あ、え⁉︎ 全然嫌とかじゃ!お、男の子と手を繋ぐのが初めてで緊張するなーって!
う、うん…ホントに、初めて…小中で男の子と話したことってほとんどなかったからさ…ていうか、小学校の頃は男の子によくからかわれてたし。それでちょっと男の子が怖いって思ってたとこもあるんだけど…
あ、でも、君のことは全然怖くないし、苦手じゃないよ!か、顔はちょっといかつい方だけど、拒否感みたいなのはないから!うん!
…え?あ、それは……今までは詩織…笠原さんが守ってくれたから。
うん。あの子とは幼馴染で、わたしに下心ありきで近づく男の子を遠ざけてくれてたらしいんだ。男の子の下心の有無なんて、わたしじゃ分かんないからさ、いつも笠原さんが選別してくれてたんだ。まぁ結局、小中の頃は、笠原さんのお眼鏡にかなう男の子はいなかったんだけどね。
あ、そうなると、君は初めて笠原さんのお眼鏡にかなった男の子ってことになるのかな?だったら、余計に君のことは信用できるね。
うん…ストーカーっていうか、その人には、付き纏いみたいなのことは、やめて欲しいかな?でも、なかなか正面切ってやめてって言えなくて…その人、雰囲気もなんだか不気味だし…正直、怖くて…
…ホント?君が何とかしてくれる?
えへへ…ありがとう。さすが、笠原さんご指名の男の子。これから頼りにさせてもらうね。
うん…それじゃあ、このまま家までよろしく。
【後編】〜偽装カップル作戦終了〜
あ、食事中にごめん。少しお話、いいかな?
ありがとう…じゃあお隣、失礼するね。
(彼の隣に座る)
えっと…今日の朝礼前さ、笠原さんに呼び出されてたでしょ?何話してたの?
あ……そう、なんだ…報酬の話ってことは、彼氏役はもう終わりなんだね…
うん…正直、ちょっと寂しいかな?なんだかんだ、君と恋人ごっこしてる時間は楽しかったし。でも、当初の目的は達成したし、もう彼氏役を続ける必要ないよね…
うん…あの人にはいつの間にか付き纏われなくなってた。詩織ちゃ…笠原さんが裏で何かしたのかな?
…え?あ、笠原さんと?それは…でも、向こうは迷惑に思ってるだろうし…昔は一緒によく遊んだのになぁ…
…うん。正直、もう一度笠原さんとは仲良くなりたい。昔みたいに、一緒に喋ったり遊んだりしたい。
でもきっと、わたしなんかとは一緒にいたくないだろうから…やっぱり昔みたいになるのは無理なんだよ。きっといつまでも子どもじゃいられないんだ…わたしたち、もう高校生だしね。
君も色々心配してくれてありがとね。でもこれはわたしと笠原さんの問題だから…君は何も気にしなくていいよ。
え?う、うん…そうなんだ。今度、笠原さんと一緒にスイーツバイキングに…うん、せっかくだし、いっぱい楽しんでおいで。
……ヘ?わ、わたしも?なんで?スイーツバイキングには笠原さんと一緒に行く予定なんでしょ?
で、でも…それは君と笠原さんの約束だし…わたしがいきなり割り込むのは悪いよ…
うぅ、意地悪…そこまで言われたら、行かないわけにはいかないじゃん…
もぅ、わかったよ…じゃあ、わたしも一緒に行く。せっかく君が誘ってくれてるしね。甘い物は全然好きだし。
うん…楽しみにしてる。じゃあ、わたしもう行くから…食事中に話しかけてごめんね?細かいことが決まったら、わたしにも連絡よろしくね。
(彼の元から立ち去ろうとするが、足を止めて振り向く)
……ありがとね?わたしたちのこと、両方気にかけてくれて。当日はわたし、頑張るから。もう一度、笠原さん…ううん、詩織ちゃんと仲良くなってみせるから。君がくれた機会、絶対無駄にしないから。
(今度こそ彼の元から立ち去る)
はぁ…ズルいなぁ。ああいうこと言われたら、偽装彼氏じゃ勿体ないって思っちゃうよ…バカ。
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