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公開日2024年03月25日 18:29
更新日2024年03月25日 18:29
文字数
2248文字(約 7分30秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
女子水泳部部長
視聴者役柄
男子水泳部部長
場所
男子更衣室
あらすじ
廃部寸前の男子水泳部部長をやっていた貴方は、今日も女子水泳部部長から嫌味を言われる。それでもめげずに部の存続を頑張ろうと思っていた矢先、なぜか彼女が男子更衣室で待ち構えていて…?
本編
ねぇ。そっちはもう終わったの?男子の方は…
そ。意外と長かったね。弱小だから、てっきりさっさと練習終えて帰るのかと思った。
何ムキになってんの?ホントのことを言ったまででしょ?てか、そこでムキになるってことは、自分たちが弱小って自覚あるんだ。いつも楽しそうだから、てっきりお遊びでやってるもんかと。
へー…そりゃ、ご立派。まぁ、どういうスタイルで水泳に臨むかは人それぞれだけど、実力が伴わないんじゃどうしようもないんじゃない?
…別に?ただ、男子水泳部が廃部になってくれた方が、こっちに部の予算回ってきてくれて助かるなって。
はいはい…分かってるよ。そっちの部員に手ェ出したりしないし。てか、こっちが何かするまでもなく、勝手に人は辞めてくでしょ。実際、そちらの部員さんは肩身の狭い思いしてるみたいだしね?
ふん…ま、好きにすれば?どのみち、長くはもたないだろうし…その間に素敵な思い出でも作っときなよ。それじゃ。
(練習を終えた彼が、男子更衣室に入ってくる)
…あぁ、遅かったね。あたしにあんなこと言われて、悔しくなったから、居残り練習してたの?部長様は案外単純なんだね。
は?なに?ここに居ちゃ悪いの?どうせこの更衣室もそのうち女子のモノになるんだし、問題なくない?
(ため息)
アンタ、さっきからギャーギャーうるさいよ。誰かに聞かれたら、どうすんのっ…!
(水着姿のままで抱きつく)
ねぇ…これ、客観的に見て、ヤバくない?まるでアンタが男子更衣室に無理やり女子生徒を連れ込んできたみたいな構図…
…ちょっと、やめてよ。無理やり追い出そうとしないで。てか、まだ話終わってないし。アタシ、アンタと取引したいんだけどさ。
そ。こっちの要求を呑んでくれたら、男子水泳部に圧力をかけるのやめてあげる。それだけじゃなくて、生徒会にアンタたちの部活が存続できるように、かけあってあげてもいいけど?
余裕だから。アンタも知ってるでしょ?アタシと現生徒会長がめちゃくちゃ仲良いこと…アタシが彼女に何か言うだけで、アンタの大事な部活の行く末が決められんの。言ってる意味、わかるよね?
じゃあ、言わせてもらうね…アンタ、アタシの彼氏になって。ついでに身体ももらえると助かるんだけど。
(舌打ち)
察し悪っ…アタシと恋人として付き合えっつってんの。こんなふうに…
(唇を奪う)
ねぇ…なんでアタシが今まで男子水泳部を目の敵にしてきたかわかる?
…邪魔だったから。水泳部そのものが、アタシとアンタとを隔てる壁だったから。
そうだよ…ホントの本気で、邪魔だった。アンタがあんな潰れかけの部活を存続させようなんて思わなきゃ、もっと早くアタシと付き合えてた!アンタが変な正義感に駆られて、頑張ろうだなんて思わなきゃ、アタシだってここまで苦労しなかった!全部、アンタが…いや、アンタをそそのかした前部長が悪いんだよっ!
だってそうでしょ⁉︎ 彼が「この部活をよろしく頼むぞ」って言ったんでしょ⁉︎ アタシ、この耳でちゃんと聞いたから!アイツがアンタに変な希望を持たせなきゃ、こんなことには…!
(ビンタされる)
…っ、何、すんの…⁉︎ ここであたしの頬をひっぱたくとか正気…⁉︎
……………ふふふ、あはは、ははは…!あっはは…!
そっかぁ…アンタ、このアタシに向かって、反抗的な態度取るんだぁ…もういいよ。この取引はなかったことにするね…ッ!
(彼に突進して押し倒す)
あはは…アンタ、男のくせに弱いね。女のアタシに、簡単に押し倒されるなんて…
いいの?無理やり押し退けようとして…そんなことされたらアタシ、職員室に水着姿で駆け込んじゃうかもなぁ…「男子水泳部の部長に襲われました」って涙ながらにさ…そうなったら、部活どころか、アンタ自身も終わりだね?
イヤだよ…絶対、離さない。アンタはアタシのもんだって昔から決まってんの。小中高、全部一緒だったじゃん…付き合うための下地は、とっくの昔にできてんの。ずっとアピールだってしてきたし、アンタが他の女の子と仲良くなりそうだった時は、それとなく引きはがしたりもした。
高校に入ったら、今度こそ告白しようって…そう思ってたのに、アンタは潰れかけの部活のために、無駄に一生懸命になって…!アタシのことなんて、ほったらかしにして…マジで許せなかった。この部活そのものが、アタシからアンタを奪ったんだ…!
だから今度はアタシが奪い返してやるんだ…アンタを、この廃部寸前の部活から、ね?
もう容赦してあげない…この部活は潰す。絶対潰す。アンタのことも、アタシがもらう。これで万事解決でしょ?
あ、でもアンタが帰宅部になると、こうして毎日顔は合わせられなくなるのか…
あ、いいこと思いついた。アンタ、女子水泳部のマネージャーになってよ。部長権限で速攻任命してあげるから。いいでしょ?ねっ?
は?断れると思ってんの?アンタ今、自分がどういう状況かわかってる?社会的に終わるかどうかの瀬戸際なんだよ?少しは立場、わきまえたら?
とりあえず、さ…アタシと付き合おうよ。付き合ってくれさえすれば、『アンタだけは』悪いようにはしないから…ね?
ふふっ…バーカ。バレてないとでも思った?下の方の固いモノ、普通に当たってんだけど?
(彼の肩や腹など、上半身を触る)
てかさー…こうして上半身、直にさわんのって何気に初めてじゃない?今のアンタ、下に水着一枚履いてるだけだし…セクハラし放題じゃん♡
それにほら…アタシだって昔と違って、結構成長してるし…彼氏になってくれたら、逆に好き放題シてくれていいんだよ?
アンタも年頃の男の子なんだから…ここは素直に、アタシの口車に乗っとこうよ。アンタのこと、気持ち良くしてあげられると思うからさ…ね?
そ。意外と長かったね。弱小だから、てっきりさっさと練習終えて帰るのかと思った。
何ムキになってんの?ホントのことを言ったまででしょ?てか、そこでムキになるってことは、自分たちが弱小って自覚あるんだ。いつも楽しそうだから、てっきりお遊びでやってるもんかと。
へー…そりゃ、ご立派。まぁ、どういうスタイルで水泳に臨むかは人それぞれだけど、実力が伴わないんじゃどうしようもないんじゃない?
…別に?ただ、男子水泳部が廃部になってくれた方が、こっちに部の予算回ってきてくれて助かるなって。
はいはい…分かってるよ。そっちの部員に手ェ出したりしないし。てか、こっちが何かするまでもなく、勝手に人は辞めてくでしょ。実際、そちらの部員さんは肩身の狭い思いしてるみたいだしね?
ふん…ま、好きにすれば?どのみち、長くはもたないだろうし…その間に素敵な思い出でも作っときなよ。それじゃ。
(練習を終えた彼が、男子更衣室に入ってくる)
…あぁ、遅かったね。あたしにあんなこと言われて、悔しくなったから、居残り練習してたの?部長様は案外単純なんだね。
は?なに?ここに居ちゃ悪いの?どうせこの更衣室もそのうち女子のモノになるんだし、問題なくない?
(ため息)
アンタ、さっきからギャーギャーうるさいよ。誰かに聞かれたら、どうすんのっ…!
(水着姿のままで抱きつく)
ねぇ…これ、客観的に見て、ヤバくない?まるでアンタが男子更衣室に無理やり女子生徒を連れ込んできたみたいな構図…
…ちょっと、やめてよ。無理やり追い出そうとしないで。てか、まだ話終わってないし。アタシ、アンタと取引したいんだけどさ。
そ。こっちの要求を呑んでくれたら、男子水泳部に圧力をかけるのやめてあげる。それだけじゃなくて、生徒会にアンタたちの部活が存続できるように、かけあってあげてもいいけど?
余裕だから。アンタも知ってるでしょ?アタシと現生徒会長がめちゃくちゃ仲良いこと…アタシが彼女に何か言うだけで、アンタの大事な部活の行く末が決められんの。言ってる意味、わかるよね?
じゃあ、言わせてもらうね…アンタ、アタシの彼氏になって。ついでに身体ももらえると助かるんだけど。
(舌打ち)
察し悪っ…アタシと恋人として付き合えっつってんの。こんなふうに…
(唇を奪う)
ねぇ…なんでアタシが今まで男子水泳部を目の敵にしてきたかわかる?
…邪魔だったから。水泳部そのものが、アタシとアンタとを隔てる壁だったから。
そうだよ…ホントの本気で、邪魔だった。アンタがあんな潰れかけの部活を存続させようなんて思わなきゃ、もっと早くアタシと付き合えてた!アンタが変な正義感に駆られて、頑張ろうだなんて思わなきゃ、アタシだってここまで苦労しなかった!全部、アンタが…いや、アンタをそそのかした前部長が悪いんだよっ!
だってそうでしょ⁉︎ 彼が「この部活をよろしく頼むぞ」って言ったんでしょ⁉︎ アタシ、この耳でちゃんと聞いたから!アイツがアンタに変な希望を持たせなきゃ、こんなことには…!
(ビンタされる)
…っ、何、すんの…⁉︎ ここであたしの頬をひっぱたくとか正気…⁉︎
……………ふふふ、あはは、ははは…!あっはは…!
そっかぁ…アンタ、このアタシに向かって、反抗的な態度取るんだぁ…もういいよ。この取引はなかったことにするね…ッ!
(彼に突進して押し倒す)
あはは…アンタ、男のくせに弱いね。女のアタシに、簡単に押し倒されるなんて…
いいの?無理やり押し退けようとして…そんなことされたらアタシ、職員室に水着姿で駆け込んじゃうかもなぁ…「男子水泳部の部長に襲われました」って涙ながらにさ…そうなったら、部活どころか、アンタ自身も終わりだね?
イヤだよ…絶対、離さない。アンタはアタシのもんだって昔から決まってんの。小中高、全部一緒だったじゃん…付き合うための下地は、とっくの昔にできてんの。ずっとアピールだってしてきたし、アンタが他の女の子と仲良くなりそうだった時は、それとなく引きはがしたりもした。
高校に入ったら、今度こそ告白しようって…そう思ってたのに、アンタは潰れかけの部活のために、無駄に一生懸命になって…!アタシのことなんて、ほったらかしにして…マジで許せなかった。この部活そのものが、アタシからアンタを奪ったんだ…!
だから今度はアタシが奪い返してやるんだ…アンタを、この廃部寸前の部活から、ね?
もう容赦してあげない…この部活は潰す。絶対潰す。アンタのことも、アタシがもらう。これで万事解決でしょ?
あ、でもアンタが帰宅部になると、こうして毎日顔は合わせられなくなるのか…
あ、いいこと思いついた。アンタ、女子水泳部のマネージャーになってよ。部長権限で速攻任命してあげるから。いいでしょ?ねっ?
は?断れると思ってんの?アンタ今、自分がどういう状況かわかってる?社会的に終わるかどうかの瀬戸際なんだよ?少しは立場、わきまえたら?
とりあえず、さ…アタシと付き合おうよ。付き合ってくれさえすれば、『アンタだけは』悪いようにはしないから…ね?
ふふっ…バーカ。バレてないとでも思った?下の方の固いモノ、普通に当たってんだけど?
(彼の肩や腹など、上半身を触る)
てかさー…こうして上半身、直にさわんのって何気に初めてじゃない?今のアンタ、下に水着一枚履いてるだけだし…セクハラし放題じゃん♡
それにほら…アタシだって昔と違って、結構成長してるし…彼氏になってくれたら、逆に好き放題シてくれていいんだよ?
アンタも年頃の男の子なんだから…ここは素直に、アタシの口車に乗っとこうよ。アンタのこと、気持ち良くしてあげられると思うからさ…ね?
クレジット
ライター情報
pixivにてフリー台本を投稿しています。
台本の創作は自由にやらせてもらっております。よろしくお願いします。
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