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【恋愛/異世界ファンタジー】駄々っ子みたいな重騎士のお姉さんは意外と強か
written by 松平蒼太郎
  • からかい
  • 告白
  • ファンタジー
  • 純愛
  • お姉さん
  • 重騎士
  • 甘々
  • 片思い
  • 年上
  • 異世界
公開日2024年04月08日 19:40 更新日2024年04月08日 19:40
文字数
1824文字(約 6分5秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
重騎士
視聴者役柄
学者(という名のダンジョンオタク)
場所
酒屋
あらすじ
非戦闘員でありながら、無事ダンジョン攻略を成し遂げた貴方は、顔見知りのお姉さんと酒屋へ飲みに行くことになった。酔っぱらった彼女は、貴方の護衛役になりたいと駄々を捏ね始め…?
本編
よっ。ダンジョン攻略、お疲れ〜。どうだった?今回のダンジョンは?楽しかった?


あはは、マジ〜?そりゃ大変だったねぇ。てか、そんな意味不なトラップあんの?アタシも入ってみたかったな〜。


うん、今日はちょっと外せない用事があってねー。郊外でデカいドラゴンが暴れててさー、そっちの討伐に駆り出されちゃって。


あー、やめてって、そこ竜殺し(ドラゴンスレイヤー)って言うの。小っ恥ずかしいんだからさー。


あ〜、そうなの?男の子的にはカッコいいんだ?それなら、いっか…いや、やっぱよくないか…


…ん?あぁ、今から飲みに行く?アタシは全然構わないけど。


オッケー。じゃあアタシ、家で着替えてくるからさ、先にお店行ってて。着替え終わったら、すぐ行くから。


やだよ、こんな重っ苦しい鎧着ながら飲むの。飲む時ぐらい、軽い格好で羽伸ばしたいじゃん?


ふふ、そーいうこと。それじゃ、また後でねー。


(家で着替え終えて、酒屋に行く)


お待たせ〜…おっ、アタシの分も頼んでくれてたんだ。じゃあ早速乾杯しよっか?


はい、じゃあお互い無事に任務を終えられたってことで…かんぱ〜い!


(乾杯して、ジョッキに口をつける)


ふぅ〜…うんめ〜!いやぁ、仕事終わりの酒は最高っすわ!あはは!


いやいや!まだ一口飲んだだけじゃん!そんなすぐに酔わないって!あはは!


(ジョッキに入った酒を飲み干す)


ぷはぁーっ…!店員さーん!これのおかわりちょうだーい!


はーい、ありがとー!よろしくね〜!


…え?いや、だから酔ってないって!ちょっとお酒入ってテンション上がってるだけじゃん?だからぜーんぜん、酔ってませーん!あっははは!


ていうかさー、君もよくやるよねー。ダンジョン攻略なんて、腕に覚えのある人しかやらないよ?具体的には、勇者の称号を持ってる人とかさ。


あ〜…そうだったそうだった。君、勇者適性のない、ただのダンジョンオタクだった。というか、学者なんだっけ?君…


へ〜…何言ってるか、さっぱりだけど、やっぱそうなんだ。学者って頭良いんだね〜…


ん?あー、そうなんだ。もう一人、護衛的な人がいた方がいいんだ。なるほどねー。たしかに君、基本的には非戦闘員だし。


じゃ、じゃあさ…その、君の護衛、あたしがなってあげようか…?ほら、あたしこれでも結構強いし?ドラゴン相手でも余裕で生き残れるし?


え……そんな…!たしかに、細かい立ち回りとかは苦手だけど…!あたし、重騎士だし…!


うぅ〜…!やだやだ!あたしが君の護衛したい!するったら、するのー!むしろさせて!おねが〜い!


ぶー!ドケチ!アホ!バカ!オタク!あんぼんたん!


ぐぎぎ…!人がこれだけお願いしてるってのに〜…!血も涙もない奴…!


もういい!わかった!君があたしを護衛役に任命してくれるまで、付き纏ってやるもんねー!


やだ!君ともっと長い時間一緒にいたいもん!特に最近なんかお互い忙しくて、たま〜にしか会えないじゃん!もっと会って、イチャイチャしたい!


ほらっ、ここに護衛として最適な重騎士がいるよ⁉︎ こんな機会、二度とないかもよ⁉︎


何さ!その言い方!君、あたしより年下だよね⁉︎ もっと年上を敬いなさーい!


あっ、こら!お金だけ置いて逃げるな!待てー!


(彼を家まで追いかける)


む〜…まだ認めてくれないんだ?君も相当頑固だなぁ…


…そんなことないもん。あたしは自分のやりたいことに対して真っ直ぐなだけだもん。君みたいな偏屈頑固者とは違いますからー。


う、だって…君のことが好きなんだもん。好きな人と少しでも長くいたいって思うのは普通じゃない?


ほ、本気だもん…!冗談でこんなこと言わないし…!


き、君だけだから…あたしみたいな怪力女と普通に喋ってくれるのは…他の人はみんな、腫れ物触るみたいに接してくるし…


そうだよ…君の隣にいたいの。君をどんな危険からだって守ってみせる。だからお願い…


…!ホント?ホントに護衛として雇ってくれる?


えへへ、やった〜♪ じゃあ明日さっそく、君専属の騎士になる申請、ギルドに出しとかなきゃ♪


ん?さっきの好きがどういう意味かって?そのままの意味だよ?純粋に君のことが好きだって言ってるの。悪い?


ん、悪くないんだ。じゃあこれからはわたしが、貧弱な君の盾になってあげるね♪ えいっ♪


(抱きつく)


ギュー…君の気が変わらないうちに、いっぱい抱きついとこ~♪ こうしとけば、あたしから離れられないよね?


ふふっ…酔った勢いでやってるって思ってるでしょ?残念ながら、普通に素面だよ♪ あの程度の量で、酔うわけないじゃん♪


だからぁ…これからも仲良くしてね♡ もちろん、護衛兼恋人として♡ ふふふ♪
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
【恋愛/異世界ファンタジー】駄々っ子みたいな重騎士のお姉さんは意外と強か
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
松平蒼太郎
ライター情報
マツダイラソウタロウ
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