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公開日2024年04月21日 00:12
更新日2024年04月21日 00:12
文字数
1734文字(約 5分47秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
竜騎士の女
視聴者役柄
人間の男
場所
某所
あらすじ
自身を主と慕う竜騎士の女と対等な関係になるために、彼女に何度も戦いを挑む男がいた。今までは何度やっても彼女の鉄壁の防御を崩せずにいたが、この日ついに、ありったけの闘志を乗せた拳が彼女に届いて…?
本編
主様…ご無事ですか?そのようにボロボロでは、もう立ち上がることすら苦しいのでは?
……聞き分けのよろしくない主様ですね。どうしてそこまでして、勝ちにこだわるのです?主様がわたしに勝てないことは既に何百回も証明してきたはずですが。
はい。これから何度やっても結果は同じでしょう。主様ではわたしに勝つことはできません。たとえ主様がどれだけ修練を積んだとしても、絶対に越えられない壁というものがあるのです。
そうです…主様とわたしとを隔てる強さの壁。主様は人間で、わたしは竜人。主様がどう足掻いても、種族間の差は絶対に埋められないのです。これはこの世の真理であり、絶対不変の法則でもあるのです。
えぇ。主様にご理解いただくまで、何度でも申し上げます。主様では、わたしに傷一つすらつけられません。なぜなら、主様は非力な人間で、わたしはこの世の誰よりも硬い竜騎士なのですから。
主様もご存じでしょう?わたしの鉄壁の防御力を…魔獣族の必殺の一撃ですら、傷一つつけられませんでした。魔獣族以下の力の主様が、どうしてわたしに傷をつけられましょう?
お願いですから主様…どうかわたしに大人しく守られてください。主様ご自身が強くなる必要などどこにもないのです。わたしがいれば、主様の身の安全は保証されたも同然。なぜ、それほどまでに強さに執着するのですか?
…なるほど。わたしと対等であるために、ですか…ですが、それは…
…ッ!主様…その言い方はその、少しばかり卑怯ではないですか…?そんなこと言われたら、わたし…
…かしこまりました。それが主様の想いであるというなら、喜んで受け入れます。えぇ、どうぞお好きに攻撃してください。わたしは逃げも隠れもいたしません…貴方の騎士であるために。
(何度も攻撃されるが、全く揺るがない)
無駄です…主様がいかに拳を握ろうと、わたしには届きません。先ほども申し上げた通り、主様はわたしに対してあまりに無力で……ッ⁉
(彼の攻撃によってダメージが入る)
なっ…⁉ そんな、バカな…⁉ どうしてダメージが…⁉ ありえない…!わたしの、硬化された皮膚に傷をつけることなんてできるわけが……ぐっ…!
(さらに追加でダメージを与えられる)
がっ、はっ…!く、こんな、はずでは…!
かぁっ…!そん、な…!魔力がどんどん高まっていく…⁉ こんな成長速度は、ありえない…!
(殴り飛ばされる)
が、ふっ…!まさか主様にこのようなスキルがあったなんて、思いもよりませんでした…どうやら、わたしの主様を見る目が節穴だったようです…
えぇ…先ほどの発言は撤回いたします。主様は全くの無力ではなかった…わたしに初めて傷をつけてくれたのですから。わたしも少しばかり、本気を出す必要がありそうですね…
(鞘から剣を引き抜き、大きく息を吐く)
ふぅー…それでは主様、どうか我が一撃をお受けください…やぁっ!
(剣先に魔力を込め、魔力の乗った剣圧で男を吹き飛ばす)
はぁ…ここまで一度に魔力を放出したのは、久しぶりですね…九つの尾を持つ化け狐と戦った時以来かもしれません…
主様、大丈夫ですか?……主様?
……気絶していらっしゃる。少々やりすぎたでしょうか…?
いえ…しかし、あれくらいやらねば、わたしの方が危なかったですし…悪く思わないでくださいね?
主様…貴方の御気持ちは、とても嬉しく思います。わたしと対等にお付き合いするために、竜騎士であるわたしに何度も挑み続けるなど、並大抵のことではありません。貴方は間違いなく、わたしの主様であるべきお方です。
ですが…わたしは貴方と対等であることは望みません。貴方はあくまでわたしの主であり、人間の恋人…わたしに守られ、庇護されるべき存在なのです。
(気絶している男を抱きしめる)
主様…このようなひ弱な身体でよく頑張りました。わたしの一撃をたった一回もらったくらいで気絶してしまう程度の儚さ…やはり、わたしがこの手で守らねばなりません。
どうかご安心ください…『鋼の竜騎士』と呼ばれたこのわたしの防御力は、伊達ではありません。どんな脅威からだって、貴方を守ることができます。
貴方はこれ以上強さを追い求めなくてもいい…その身を削る必要などどこにもないのです。貴方が傷つくことは、わたしの望むところではありませんから…
(キス)
主様…改めて、貴方に愛と忠誠を誓います。この身をかけて、貴方を生涯守り続けますから…わたしを一生おそばに置いてください。ね?
……聞き分けのよろしくない主様ですね。どうしてそこまでして、勝ちにこだわるのです?主様がわたしに勝てないことは既に何百回も証明してきたはずですが。
はい。これから何度やっても結果は同じでしょう。主様ではわたしに勝つことはできません。たとえ主様がどれだけ修練を積んだとしても、絶対に越えられない壁というものがあるのです。
そうです…主様とわたしとを隔てる強さの壁。主様は人間で、わたしは竜人。主様がどう足掻いても、種族間の差は絶対に埋められないのです。これはこの世の真理であり、絶対不変の法則でもあるのです。
えぇ。主様にご理解いただくまで、何度でも申し上げます。主様では、わたしに傷一つすらつけられません。なぜなら、主様は非力な人間で、わたしはこの世の誰よりも硬い竜騎士なのですから。
主様もご存じでしょう?わたしの鉄壁の防御力を…魔獣族の必殺の一撃ですら、傷一つつけられませんでした。魔獣族以下の力の主様が、どうしてわたしに傷をつけられましょう?
お願いですから主様…どうかわたしに大人しく守られてください。主様ご自身が強くなる必要などどこにもないのです。わたしがいれば、主様の身の安全は保証されたも同然。なぜ、それほどまでに強さに執着するのですか?
…なるほど。わたしと対等であるために、ですか…ですが、それは…
…ッ!主様…その言い方はその、少しばかり卑怯ではないですか…?そんなこと言われたら、わたし…
…かしこまりました。それが主様の想いであるというなら、喜んで受け入れます。えぇ、どうぞお好きに攻撃してください。わたしは逃げも隠れもいたしません…貴方の騎士であるために。
(何度も攻撃されるが、全く揺るがない)
無駄です…主様がいかに拳を握ろうと、わたしには届きません。先ほども申し上げた通り、主様はわたしに対してあまりに無力で……ッ⁉
(彼の攻撃によってダメージが入る)
なっ…⁉ そんな、バカな…⁉ どうしてダメージが…⁉ ありえない…!わたしの、硬化された皮膚に傷をつけることなんてできるわけが……ぐっ…!
(さらに追加でダメージを与えられる)
がっ、はっ…!く、こんな、はずでは…!
かぁっ…!そん、な…!魔力がどんどん高まっていく…⁉ こんな成長速度は、ありえない…!
(殴り飛ばされる)
が、ふっ…!まさか主様にこのようなスキルがあったなんて、思いもよりませんでした…どうやら、わたしの主様を見る目が節穴だったようです…
えぇ…先ほどの発言は撤回いたします。主様は全くの無力ではなかった…わたしに初めて傷をつけてくれたのですから。わたしも少しばかり、本気を出す必要がありそうですね…
(鞘から剣を引き抜き、大きく息を吐く)
ふぅー…それでは主様、どうか我が一撃をお受けください…やぁっ!
(剣先に魔力を込め、魔力の乗った剣圧で男を吹き飛ばす)
はぁ…ここまで一度に魔力を放出したのは、久しぶりですね…九つの尾を持つ化け狐と戦った時以来かもしれません…
主様、大丈夫ですか?……主様?
……気絶していらっしゃる。少々やりすぎたでしょうか…?
いえ…しかし、あれくらいやらねば、わたしの方が危なかったですし…悪く思わないでくださいね?
主様…貴方の御気持ちは、とても嬉しく思います。わたしと対等にお付き合いするために、竜騎士であるわたしに何度も挑み続けるなど、並大抵のことではありません。貴方は間違いなく、わたしの主様であるべきお方です。
ですが…わたしは貴方と対等であることは望みません。貴方はあくまでわたしの主であり、人間の恋人…わたしに守られ、庇護されるべき存在なのです。
(気絶している男を抱きしめる)
主様…このようなひ弱な身体でよく頑張りました。わたしの一撃をたった一回もらったくらいで気絶してしまう程度の儚さ…やはり、わたしがこの手で守らねばなりません。
どうかご安心ください…『鋼の竜騎士』と呼ばれたこのわたしの防御力は、伊達ではありません。どんな脅威からだって、貴方を守ることができます。
貴方はこれ以上強さを追い求めなくてもいい…その身を削る必要などどこにもないのです。貴方が傷つくことは、わたしの望むところではありませんから…
(キス)
主様…改めて、貴方に愛と忠誠を誓います。この身をかけて、貴方を生涯守り続けますから…わたしを一生おそばに置いてください。ね?
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