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カリスマ美容師に嘘ついたら監禁洗脳されてしまった話
written by 市 砂鳥
  • 監禁
  • ヤンデレ
  • ストーカー
  • 拘束
  • サイコパス
  • 洗脳
公開日2021年06月25日 23:31 更新日2021年06月25日 23:31
文字数
1759文字(約 5分52秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
男性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
美容師
視聴者役柄
場所
夜道
あらすじ
美容師さんに「この後どっか行くの?」と聞かれて嘘ついちゃった女の子の顛末です。
監禁されます。
本編
【夜道にて】

待って!

あの、どこ行くの?

あ、こんばんば。

そう、僕だよ。美容師の。

昼間はサロンに来てくれてありがとう。

こんな所で会うの、初めてだね。

僕、今仕事終わったところ。


ごめんね、びっくりさせちゃったよね。

あ、急いでた?

そっか、待ち合わせしてるんだ。

これから友達の家に遊びに行く?

へえ。

そうなんだ。

誰かと会うなら、

もっとスタイリングもバッチリ決めてあげれば良かったかな?

え、そんなことない?

この髪型、オーダー通りで気に入ってくれた?

良かった、嬉しいよ!

うん、すごく似合ってる。

友達にも、褒めてもらえると良いね。


ああ、ちょっと待って。

急いでるところ悪いんだけど、

ひとつ聞いていい?

昼間、サロンでさ、

僕、

「この後どっか行くの?」

って聞いたよね。

君、

「お母さんと買い物いくだけ」

って言ったよね。

なのにどうして友達の家に行くんだろう。

もしかして…おうちデート?

ああ、そっか。

そうなんだね。


な ん で 嘘 つ い た の ?

(ビリビリと女の体に電気が走る音)


【男の家にて】

気が付いた?

いらっしゃい、僕の家へ。

ううん、君専用プライベートサロンへようこそ。

今夜は君のためだけに、

特別な施術を用意したから、

楽しみにしててね。

ほら、座って座って!

鏡の前、君の特等席だよ。

状況が飲み込めてないみたいだけど、大丈夫だからね。

僕、人を可哀想な目に合わせるのは好きじゃないんだ。

支配するのも嫌い。

一方的な関係も嫌いだよ。

でも、何より嫌いなのは…

嘘をつかれること。

これからは、僕も本音で向き合うから、

君もちゃんと、本音で僕と向き合ってね。

ね?


あ、何か雑誌でも読む?

んー、えっと、どれがいいかな。

これなんかどう?

ああ、そういえばこのファッション誌。

昼間、サロンで君が読んでのと同じだ。

あはは、「恋愛特集」だって。

ふーん…どれどれ。


『男は好きな人にとっての

“最初の人”になりたがる。

女は“最後の人”になりたがる』


だって、あはは。

ねえ、君はこの記事あたってると思う?

…。

ちゃんと答えてよ。

僕、聞いてるんだからさ。

本音で向き合ってって言ったでしょ。


へえ、当たってると思うんだ。

僕はそうは思わないかな。

だって、本当に心から好きな人ならさ、

最初と最後の人、

どっちにもなりたいでしょう?


…というわけで。

(ハサミを取り出す音)

こんな不毛でくっだらない記事は、

こうしてしまおうね。

(雑誌をジャキジャキ切り刻む音)


ねえ、どうしてそんな顔をしてるの?

僕、君を直接傷つけた?

してないよね。


ああ、そうだそうだ。

これ、僕からのプレゼント。

サロン専売のトリートメントだよ。

…付けてあげるね。

さあ、動かないで。

実はこれ、まだどこにも売ってないんだよ。

君の髪の状態をみて、

特別に開発したやつだからさ。

この施術は絶対に、

君を「最初の人」にするって決めてたんだ。


(トリートメントで髪をなでながら)

…綺麗だよ。

君の髪、とっても美しい。

僕ね、女性の髪って、

その人の人生そのものだと思うんだ。

日々の頑張りの積み重ねが、

一番に現れる場所だから。

うん…実に上品で艶がある。

君はきっと、頑張り屋さんなんだね。

もっと綺麗にしてあげるからね。

綺麗すぎて、他の人が気安く触るのを、ためらうほどに。

美しくしなきゃ。


…はい、終わったよ。

洗い流さなくていいやつだから、安心してね。

何?

帰りたい?


…そっか。

帰りたいんだね。

それが君の本音なんだね。

勇気を出して言ってくれて、

本当にありがとう。

僕、本音で向き合ってくれる子が大好きだから。


じゃあ、君にプレゼントするのは、

「これ」で最後にするよ。

(手錠をはめる。

片方は男の手、片方は女の手)

はい、僕の手と、君の手を繋いだよ。

これでもう、ずっと一緒。

さあ、一緒に帰ろう?


ねえ、覚えてるかな。

初めて君がサロンに来てくれた時のこと。

髪を切ってあげてる時、

「手が綺麗ですね」

って、君が言ってくれたんだよ。

僕、手のケアは頑張ってるから、嬉しかったんだ。

髪のケアを頑張ってる君と、同じだよ。


そう、僕らは同じ。

僕は君の髪が好き。

君は僕の手が好き。

それは、本心なんでしょう?

そんなくっだらない嘘つくはずないもの、君が。

だからね。

僕の手をずっとそばで感じられるように、

繋いでおいたから、安心してね。


こんなことしてあげたいと思うのは、君だけだよ。

だって、心から好きなんだもの。

僕にとっての

最初で最後の人。

だよ?
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
カリスマ美容師に嘘ついたら監禁洗脳されてしまった話
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
市 砂鳥
ライター情報
市 砂鳥(イチ サトリ)です。

ヤンデレ中心です。
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