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溺愛彼氏の甘い監禁
written by 夏芽
  • 告白
  • 監禁
  • 甘々
  • 恋人同士
  • カップル
  • 同棲
  • ヤンデレ
  • ストーカー
  • 溺愛
  • 首輪
公開日2022年03月31日 21:52 更新日2022年03月31日 21:52
文字数
2046文字(約 6分50秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
男性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
ヤンデレ気味の愛が重い彼氏
視聴者役柄
自分に自信が無い彼女
場所
2人で住んでいるマンション
あらすじ
居場所のない孤独な彼女は、ある日誘拐され監禁されてしまいます。

誘拐犯の「彼」は彼女を溺愛し、甘々な監禁生活を送ります。

誘拐されてしばらく経った頃、彼女にぬいぐるみと首輪をプレゼントした彼は、改めて重すぎるほどの愛を伝えるのでした……
本編
【台本】

あ、着てみた?

思った通り、よく似合ってるね。こっちにおいで。もっとよく見せてごらん?

ね、スカートつまんで、クルッて回ってみて? ……ふふ、可愛い。お姫様みたいだ。

うん、ほんとだよ。僕のお姫様。

照れちゃったの? 可愛いね、ほんと、食べちゃいたいくらい可愛いな……よしよし。(頭を撫でる)

最近、ここに来た時と比べて笑ってることが増えてきたね。

え?僕と暮らせて幸せだから、って……そんな嬉しいこと言ってくれるの?

僕の方こそ、君がそばにいてくれて夢みたいなのに。

ありがとう。君は本当にいい子だね……

そんないい子な君に、今日はあと2つプレゼントがあるんだ。(袋を取り出す)

はい、どうぞ。……もちろん、開けていいよ。

(袋を開ける音)

ふふ、可愛いでしょ。くまちゃんのぬいぐるみ。君、こういうの大好きだもんね。

これを僕だと思って、僕が出かけてて寂しい時はギュッてするんだよ。

……え? くまちゃんに僕と同じお名前つけるの? ふふ、なんだか恥ずかしいな。

フリフリの服を着た君とぬいぐるみって絵になるけど、本人が目の前にいるのにそっちばっかり構われたら、妬けちゃうな……ねえ、僕にも頬っぺたすりすりしてよ。

ほら、僕のお膝においで。(膝を叩く)

うん、いい子だね。よしよし。すりすり。ふふ、ぎゅー……

ふふ、溶けちゃいそうな顔して。可愛い。ね、ほんとに食べちゃうよ?(何度もキスしながら)

ねえ、君がこの部屋に来てから、もう3ヶ月も経ったんだね。

実はね、本当は君に声をかけるつもりはなかったんだ。

……そんな悲しそうなお顔しないで?

だって、僕が一方的に一目惚れしただけで、君は僕のことなんて知らなかったわけだし……

いきなり知らない男に声掛けられたら怖いだろうと思って。

だから、たまに見かけるだけで充分だったんだ。

でも、君は見る度に元気が無くて。

段々やつれているみたいだったし、本当に心配で心配で。

だから、あれは帰宅途中だったのかな? ……そっか。歩きながら、君が泣き始めちゃって、その背中があまりにも小さく震えてて、僕、もうたまらなかったよ。

僕が君を守ってあげたいって思った。

声をかけた時のこと、覚えてる?

……うん。よしよし。(頭を撫でて、抱き寄せながら)よしよし。ごめんね、辛いこと思い出させちゃったね。

君が私の居場所なんてどこにもない、誰も私のことなんて愛してないって泣いたから。

僕、この部屋まで攫ってきちゃったんだ。

……ん?そんな言い方しないでって?

でも、これは紛れもなく誘拐だし……

最初は見ているだけで満足してたんだよ、本当に。でも、君と一緒にこのマンションで暮らし始めて、どんどん好きになっていって……

もう、どうしても手放せなくなっちゃったんだ。君が帰りたいって言っても、帰してやれない。

誰かに見つかって引き離されたらと思うと、この部屋から出してもあげられない……

ごめんね。僕、ちょっとおかしいのかも。君が好きで好きで、好きすぎて変になっちゃったのかな。

え? 私は貴方に誘拐されて幸せ……って

本当に? ずっとここにいてくれるの ?

……僕も愛してるよ。心から君だけを愛してる。

はは、待って、ちょっと泣きそ……

(キスをし、イチャイチャしながら)

ん? ああ、そうだ、忘れてた。プレゼントもう一個あったね。

うん、開けてごらん? 気に入って貰えるといいけど……

ふふ、そうだよ。首輪。

ピンクで、リボンが付いてて可愛いでしょ。首が痛くならないようにフワフワのやつにしたんだ。

この前一緒にテレビ見てた時、君、飼い主に可愛がられてる猫ちゃん見ながら「いいなぁ……」って言ってたの、覚えてない?

最初は飼いたいのかなぁって思ったけど。

その後に映った赤ちゃんとかワンちゃんにも言ってて、ああ、あんな風に甘えたいんだなって思ったからさ。

いっぱい可愛がってあげるから。僕の猫ちゃんになってよ。

……ほら、つけてあげるから、ちょっと顔上げて?

苦しくない? ん、出来た。

(感動で悶えながら)わ……想像以上だ。可愛い。可愛すぎる……!

おいで、早くおいで。ほら、ギュッ。(顔中にキスしながら)

んー……(キスの合間に)可愛い。僕だけの子猫ちゃん。可愛い。愛してるよ……

ふふ、くすぐったいの?

猫ちゃんは顎の下触られると気持ちいいんだっけ?

ほら、こしょこしょこしょ……

ふふふ、笑った。可愛い。

じゃあ、ここにキスされるのはどうかな?(リップ音)ふふ、ここは?(キスがだんだん下がっていく)

こーら。猫ちゃんなんだから、返事はにゃあでしょ?

にゃあって言ってごらん?……はあ、ダメだ。もう我慢できない。もっと鳴いて?

(キスが激しくなる)

はあ、ここ柔らかい。いい香りがする……これで、君は僕だけのものだよ。

ん?大丈夫。絶対に君の側から離れないよ。

一生、君だけを愛してる。

世界で一番大好きだよ……

ねえ、今のところ、君の捜索願は出ていないみたいだし。

充分なお金が貯まったら、どこか遠くへ行こうか。

うん。誰も僕たちのことを知らない場所で、二人きりで暮らそう。

そうしたら君も外に出られるし……

うん。楽しいこと、いっぱいしよ。手を繋いでお散歩もしよう。

僕たち永遠に一緒だよ。

幸せになろうね。

END
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
溺愛彼氏の甘い監禁
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
夏芽
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