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売れっ子芸妓と売れない二つ目
written by 水谷 翡翠
  • からかい
  • ツンデレ
  • ひすいの台本
  • 和風
  • 歴史
公開日2022年12月25日 01:10 更新日2022年12月26日 01:24
文字数
366文字(約 1分14秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
男性演者向け
演者人数
2 人
演者役柄
芸妓(女形)と落語家
視聴者役柄
指定なし
場所
明治〜大正時代の少し栄えた屋形の楽屋
あらすじ
水谷翡翠
お試し投稿です。
売れっ子芸妓を歌舞伎の女形にして男性と男性で演じても大丈夫です。
演じるキャラクターは各々お好きに解釈してください。

とても短いので余った時間や準備運動がわりにどうぞ。
本編
 
男…「よぉ、桜姫」

女…「…よしておくれよ、ここは板の上ンじゃないんだよ」

男…「そうは言ってもあんな色っぺいの見せられたら興奮覚めらやらぬってやつさ」

女…「ふん……おべっかはいいんだ。なんの用だい」

男…「聞いて驚くなよ?俺さ、二ツ目ンあがることが決まったんだ」

女…「そいつァ良かった、腑抜けたアンタの貌を見るのが減るね」

男…「カーっ、ツレねぇじゃねぇか。馴染みを祝ってやろうとは思わねぇのか」

女…「はぁ……アンタのツケがどんだけたまってると思ってんのさ。馴染みってんならまずは銭を払うんだね」

男…「そう言うなよ。俺ァ良い女を見つけたとは思わねぇか?こんなに器量良しで」

女…「ッ!!(嫌がるように)」

男…「情が深いときたもんだ」

女…「やめな。生憎、情なんてものはとっくに昔に品切れてるよ」

男…「わかってねぇな。そのツンとした目が陰るたびに、俺ァ、何度でもお前に惚れ直すんだ」
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
売れっ子芸妓と売れない二つ目
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
水谷 翡翠
ライター情報
和物を書くことが好きです。
もともとはnanaで書いていましたが、他媒体でも読んでもらえるように一部をこちらに掲載いたします。主に90秒前後で読める台本や台詞が多いです。
#ひすいの台本 で告知ツイートしていただけたらなるべく見に行かせていただきます。

・各台本の一人称の変更はお好きにしていただいて構いません。
・連絡はTwitter(@rakkopu_)までお願いします。別名義(らっこっぷ)になっておりますが中の人は同じです。
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