陸上の大会が近い貴女は、どうしても本番への不安が払拭しきれず、夜中にこっそり走り出そうとする。しかし、家を出て行こうとしたところを兄に見つかってしまって…？

おーい…こんな夜中にどこ行くんだよ？


いや、トイレで目が覚めたら物音がしたから…


その格好…まさか今からジョギングか？


(ため息)


お前なぁ…こないだ母さんに怒られたばっかだろ。


なんでまた同じことしようとするんだよ。


…分かったよ。そこまで言うなら、俺も一緒についてく。


とりあえず着替えてくるから、ちょっと待ってろ。


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(荒い息)


ハァッ、ハァッ…


お前、いっつもこんなペースで走ってんの？


さっすが…インターハイに出場するだけはある…


え、どういうこと？逆に不安？


へー…でもお前なら大丈夫じゃね？


うん。そりゃ、周りも速い奴ばっかで不安になる気持ちもわからなくはないけど…


お前、普通に才能あるし、その上に努力だって欠かしてねえんだから、余裕で大丈夫だろ。


簡単に言うよ。俺、お前の兄貴だし。


妹信じるとか、常識だろ？


シスコン言うな。妹思いと言え。


てか、喉乾いたな。そこの自販機でスポドリ買ってくるわ。


いいよ。お前の分もまとめて買ってくる。


妹は兄貴に大人しく奢られてろって。


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ほい、スポドリ。水分補給はしっかりしとけ。


(水分補給)


しっかし、インドア派の俺が夜中にジョギングすることになるとは…


いや、流石に妹を夜中に一人で出歩かせるわけにはいかねえだろ。


あー…そうだな…見つかったら、な…


ま、そん時はそん時だ。一緒に怒られてやるよ。


意外ととはなんだ、意外ととは。普通に優しいだろ。


…さっきよりは元気出たみたいだな。


あ、待て。帰りは歩きにしよう。ちょっと疲れたs……って、おい！待てよ！俺を置いてくな！

・台本（ゆるボイ！）
夜中にこっそりジョギングしようとしたら、なぜか兄がついてきた
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・台本制作者
松平蒼太郎