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弾き語り配信者の兄との平凡すぎる日常
written by 松平蒼太郎
  • 年上
  • 弾き語り
  • 配信
  • ほのぼの
  • ギター
公開日2023年08月11日 09:19 更新日2023年08月11日 09:19
文字数
743文字(約 2分29秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
男性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
視聴者役柄
場所
兄の部屋
あらすじ
兄の弾き語り配信を隣の部屋でリスナーとして聴いていた貴女は、配信終了後に兄の部屋を訪ねる。配信を終えて気を抜いてる兄に、貴女は自分のためだけの演奏をお願いしてみることにして…?
本編
(弾き語り終わり)


ふー…はい、今日も聴いてくれてありがとうございました。配信はこれで締めたいと思います。


ん、どもー。みんな、弾幕やコメント、ありがとな。あとでゆっくり読ませてもらうわ。それじゃあ、バイバーイ。


(配信終了)


ふー…今日も無事配信終了っと…


どうしよっかな、これ…録画残そっかな…


(妹が部屋に入ってくる)


あ、よぉ。もしかして聴いてた?


あぁ、そう…そりゃどーも。


ん〜…でも、身内がリスナーって考えると、なんか恥ずいな…


そりゃなぁ…元々こっそりやってたしな。まさかお前にあっさりバレるとは思ってなかったし…


え、もう一曲?配信で散々聴いたろ。なんで?


え〜…めんどくさ。別に配信外でやっても、クオリティ変わんねえと思うけどなぁ。


へーへー…わかりました。曲、どれにする?こん中から適当に選べよ。


…ん、これな。了解。じゃ、ちょろっとだけ、やってきますかー。


(演奏開始、終了)


…ざっとこんなもんですが、どうでしょ?


は?ちげーし。たしかに「愛してる」って歌詞はあったけど、お前のことじゃねーから。勘違いすんな。


あ〜、コイツ…俺にこの歌詞言わせるためだけに、弾き語りさせようとしやがったな?


冷静に見てみると、この歌詞めちゃくちゃ小っ恥ずかしいな。大勢の前ならともかく、お前の前でだけって、キツイわ。普通に騙された。


(ため息)


まぁ、いいけどな…今の出来事は俺の記憶の中から、抹消されたってことで。とりあえず飯食おうぜ。なんかお腹空いてきた。


え、今家に何もない?マジかよ…買い物行かなきゃじゃん。めんどくさ…


あ、そうするか。今日は外食にしよう、外食に。勿論、お前の奢りな。


バカ、当たり前だろ?俺の演奏料は安くないんだよ。無駄に恥かかされたし。


…それは気が向いたらで。今はやらない。めんどくさいし。


じゃ、今から外出る準備するから。お前も準備できたら玄関集合な。
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
弾き語り配信者の兄との平凡すぎる日常
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
松平蒼太郎
ライター情報
マツダイラソウタロウ
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